新聞・雑誌やインターネット上の機械技術開発に関連するニュースを独自調査結果と共にお知らせしています。
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| [概況] |
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[景気] 工作機械受注も減少へ:日本工作機械工業会が6月上旬実施したアンケート調査によると、「7-9月の工作機械受注が減少する」と答えは24.3ポイント急上昇して33.3%となり、「増加する」の答えは 7.6%に止まったと言う。 |
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[動向] <企業> IHI、加圧水型軽水炉機器生産へ:IHIは、09年から加圧水型軽水炉(PWR)向けの圧力容器や蒸気発生器などの製造を開始する。東芝の受注動向を見据えて展開していくと言う。 <再編> 三菱重工、米ボーイングと共同開発へ:三菱重工業は、国産ジェット旅客機「MRJ」の次世代機を米ボーイング社と共同開発する。現在開発中のMRJは70-90席、次世代MRJは100-130席という。 <環境> 米が総量目標容認:温室効果ガス削減の国際的枠組み作りで、米国が京都議定書後の2013年以降、国別総量目標の設定を容認したことが分かった。中国、インドなど新興国も排出量の増加抑制で合意。米国などの方針は、ソウルで開かれていた主要経済国会合(MEM)の場で明らかにされたという。 <政策> 都の削減義務条例成立:東京都内の大規模事業所に対し、地球温暖化をもたらす二酸化炭素(CO2)の排出量を削減するよう義務付ける都の環境確保条例の改正案が25日、都議会本会議で全会一致で可決・成立した。排出量削減の義務化は全国で初めてという。 <国際化> 中国では、日本製鋼所がプラスチック加工機械を増産し売上高を13年目度に07年度比5割増へ、イシダが自動の組み合わせ計量装置などの工場を移転拡張し売上高を08年度に07年度比2割増へ、ジェイテクトが軸受けを一貫生産しコスト削減へ、クラリオンが車載オーディオ機器の主力工場を増強し売る上げ高を10年メドに現状比3割増へ、大豊工業が自動車用軸受けやガスケット生産を増強する。タイでは、プレス工業が自動車用プレス部品生産を3年後に08年度比4-5割増へ、三機工業が産業空調設備に4日本格参入した。チェコとタイでは、ティラドが排ガス対策用熱交換器事業の売上高を11年に07年度比6割増へ。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
人工光合成で水素製造(クール・アース・デー、7月7日)
産業技術総合研究所エネルギー技術研究部門太陽光エネルギー変換グループ佐山和弘氏らは、植物の光合成を模したシステムを用いて、太陽光触媒によって水から水素を製造する研究を行っている。2001年に、世界で初めて植物の光合成メカニズムを模して、可視光で水素製造することに成功した。現在、変換効率が非常に低い(波長420ナノメートルで1%)ので、引き続き変換効率を飛躍的に高める光触媒の開発を進めるとともに、光触媒-電界ハイブリッドシステムの提案を行っている。クール・アース・デー(7月7日)にちなむ、人類夢の研究開発。 |
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<新エネルギー>
白金フリーの燃料電池
横浜国立大学太田健一郎教授らは、自動車向け年燃料電池に高価な白金を使わない触媒を開発した。触媒はジルコニウムという金属を材料にしたもので、ジルコニウムの炭化物を部分的に酸化させて作成した。白金触媒並みの性能を確認した。コストは白金の場合と比べて1/20-1/100にできるという。 |
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<環境>
摩擦攪拌による異種金属接合
大阪府立産業技術総合研究所機械金属部金属材料系〇平田智丈氏、田中努氏、小栗泰造氏、加工成形系荻野秀樹氏は、環境負荷を小さくするためできるだけ軽金属を使用することを目的として、アルミニウムと鉄鋼の摩擦攪拌接合を試みた。その結果、純アルミニウムと鉄の接合境界面には化合物は存在せず、アルミニウム母材と同等の強度を持つ高品位接合材が実現できたと言う。 |
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<ナノ加工>
集積回路の性能向上
東北大学の研究グループは、集積回路の性能向上につながる新技術を開発した。シリコンの基板上に、厚さ80ナノ(ナノは10億分の1)メートルの炭化珪素の薄膜を作成。これを熱処理して、基板上にグラフェンを作ることに成功した。グラフェンは、現在主流のシリコンより電子の流れやすさが1桁大きく、新材料として有望視されていると言う。 |
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<マイクロ>
金平糖型の炭化シリコン粒子
大阪大学河野日出夫准教授らは、有機金属化学気相成長により、炭化シリコン(SiC)の金平糖の形をした粒子ができることを見出した。粒子の大きさは、直径0.1ミクロン(ミクロンは1/1000mm)-1ミクロン。基板からまず細いワイヤが成長し、その後にワイヤの先端に金平糖の形をした粒子ができる。SiCの硬さを生かして研磨材などに使える可能性があるという。 |
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<自動車>
小型車初の燃料電池車
スズキと米GMは、小型乗用車としては初となる燃料電池車「SX4-FCV」を開発、国土交通相の認証を取得した。米GMと組み2001年から共同開発している燃料電池車の4世代目で、中核部品のタンクとキャパシターの開発をスズキが担当した。航続距離250km。最高速度150km。タンクは700気圧タイプという。 |
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<生産>
高機能化する電動自転車
電気自転車は、上位車種で軽くて高出力のリチウムイオン電池が主力になってきたほか、高いデザイン性や回生ブレーキによる低消費電力化をうたうモデルも登場した。 パナソニックサイクルテックのリチウムビビ・EXの性能の特徴は、リチウムイオン電池による最大駆動距離144km。三洋電機のエナクルSPAは走行中も充電。ブリジストンサイクルのアシスタスーパーリチウムは街乗りに合うデザインが特徴。価格は夫々12万円程度という。 |
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<ロボット>
装着型の歩行補助装置
ホンダは、歩く力が低下した高齢者などを手助けする装着型歩行補助装置「歩行アシスト」の検証を、リハビリなどを行う霞ヶ関南病院と共同で始める。希望する入院患者に歩行アシストを無償で提供し、有効性を検証する。期間は約1年。歩行アシストは3台用意。必要に応じて台数を増やすと言う。 |
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<医用機器>
血液・尿で疲労診断
産業技術総合研究所と新潟大学は、血液や尿、唾液を調べて体が疲れているかどうかを診断するこそ技術を開発した。ストレスや疲労で過剰に分泌されるドーパミンやアドレナリンまどの「カテコールアミン」と呼ぶ化合物と蛍光物質を結合させ、光を当ててチップ上で蛍光物質を光らせて検出する。実用化に向けて、装置の小型化や新たな蛍光物質を探索していると言う。 |
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<医用機器>
患部をピンポイント加熱
長岡技術科学大学石原康利准教授らは、物体内部の狙った場所を正確に加熱する技術を開発した。直径40cm、長さ80cmの円筒状の電極から、中心部に向かって周波数200メガ(マガは100万)の電磁波を出す。寒天で加熱実験をしたところ、寒天内部の半径5cmの領域の領域を43℃に上げた。ガン細胞は43.5℃で50-60分加熱すると、99%死滅する。これまで直径10cm程度の温熱療法で大きくなっているガンにしか使えなかったと言う。 |
| [概況] |
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[景気] 大手の景況感、大幅悪化:朝日新聞社の全国の主要100社に対するアンケート調査で、「すでに景気拡大期が終わった」との回答が53社にのぼり、昨年11月の前回調査時の7社から急増した。戦後最長を更新してきた景気拡大局面が転機を迎えたことが読み取れるという。 |
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[動向] <企業> 三菱重工は楽観論:上記の朝日新聞の調査で、三菱重工業の大宮英明社長は、「新興国や資源国向け輸出は増加傾向で、大企業の設備投資計画もそれほど悪くない。景気は今年後半から再び緩やかに回復に向かうのでは」と述べた。 <再編> つくば市と産総研の相互協力:つくば市と産業技術総合研究所は、つくば市の施策と産総研の研究開発成果との融合を図り、地域社会の持続的発展を目指す基本協定を締結した。 <環境> 「ゼロエミッションハウス」の設置:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と産業技術総合研究所は、わが国の優れたエネルギー・環境技術を発信するため、北海道洞爺湖サミットにおいて、太陽光発電や燃料電池、有機EL照明等の先端技術を使って「ゼロエミッションハウス」(6月完成予定)を設置し、内外報道関係者に対して展示を行うという。 <政策> 太陽光発電、補助復活:経済産業省は、住宅用の太陽光発電導入に対する補助金制度復活の検討に入った。05年度の補助支給額は1kw当り約2万円、平均の家庭で一戸当り約6万円。太陽光発電システムの価格は現在230万円。設置費用を3-5年で半額にすることを緊急提言するという。 <国際化> 中国では、トヨタ自動車が広州市に第2工場を建設09年半ば稼動、日本電産が車載モーター事業会社を買収した、三菱重工東方ガスタービン翼を09年生産開始、高見沢サイバネティックスは自動券売関連を9月末から販売開始、オギワラがタイ社と合弁で大型プレス部品を09年5月生産開始。中国と韓国では、三菱重工業が高炉ガス燃料による大型発電設備を受注した(数百億円)。中国とタイでは、日本エー・エム・シーがショベル用部品を増産する。タイでは、バンドー化学がベルト部品部材を作る精練棟を08年中に新設。シンガポールでは、日東電工が「膜技術」の研究開発拠点を8月新設。米国では、日立製作所とGEが次世代沸騰水型軽水炉「ESBWR」の原子力発電所(最大4000億円)を受注する見通し、ノリタケカンパニーリミテドがCBN(立方晶チッ化ホウ素)工具の生産能力を08年中に5割拡大。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
世界最大の太陽光発電
関西電力とシャープは23日、堺市臨海部の2ヶ所で、世界最大のとなる発電出力計2.8万キロワットの大規模太陽光発電施設を建設すると発表した。住宅8000世帯の消費分に相当。現在の世界最大はスペインにある2.3万キロワットの発電所。 |
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<環境>
制動時電力、9割回生
EVモーター・システムズは、資源の枯渇が懸念される希土類磁石を使わず、鉄磁石を使って制動時の電力を約9割回生するスイッチトリラクタンスモーターを開発した。同じ電流で2倍以上の実効トルクを発生する電流制御方式を採用して小型・高効率化を実現、価格も約半分に抑えられる。8月から商社を通して、サンプル出荷開始。一般乗用車向けが主力という。 |
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<ナノ加工>
22ナノ回路原板開発へ
凸版印刷とIBMは、22ナノ(ナノは10億分の1)メートルの次々世代半導体製造用の最先端フォトマスク(回路原板)の開発に着手すると発表した。IBMは22ナノメートル対応でもレンズとウェーハー間を液体で浸して屈折率を上げて解像度を高める「液浸リソグラフィー」を採用する方針。フォトマスク世界首位の凸版印刷はIBMと組み、早期の技術確立を目指すという・ |
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<マイクロ>
MEMS材料の寿命試験
産業技術総合研究所先進製造プロセス研究部門ネットワークMEMS研究グループ池原毅主任研究員は、単結晶シリコンの共鳴振動による曲げ試験を実施し、振幅と寿命との関係を定量的に明らかにした。試験片は、縦30ミクロン(ミクロンは1/1000mm)、横10ミクロン、厚さ5ミクロン。振幅角度0-2度。さらには、結晶方位や湿度と寿命との関係も明らかにしている。MEMS材料の標準化を加速する大きな一歩といえる。 |
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<自動車>
水素エンジンHV
マツダは23日、世界初の水素エンジンのハイブリッド車(HV)「マツダプレマ-ハイドロジェンREハイブリッド」を報道陣に公開した。水素とガソリンのどちらでも走る、燃料電池車と電気自動車に続く「第3の次世代エコカー」を目指す。水素だけで走れる距離は200km。2010年代初頭に発売予定という。 |
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<自動車>
加速性能向上、電気自動車
京都大学は、新電源システムを搭載した電気自動車を試作し、公開した。リチウムイオン電池と電気二重層キャパシタという蓄電池を組み合わせたハイブリッド型。電気エネルギーを急速に放出できるキャパシタを組み込むことで加速性能が向上したほか、ブレーキをかけた際にエネルギーを回収できるようになった。一人乗りで時速50km。家庭用電源による充電が可能。10分間の充電で10kmはしる。京大ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーが中心となり、外装に京友禅などを施した電気自動車の開発を目指しているという。 |
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<生産>
マグネ合金の複雑形状プレス加工
プレス加工のカサタニは、プレス加工を使って、マグネシウム合金の表面に三次元の複雑な形状を作る技術を開発した。独自のコーティングにより、外側表面の摩擦抵抗を大きく内側表面の摩擦抵抗を小さくした金型を薄板に押し付け、表面を盛り上がらせるようにして成形する。自社でデジタル機器部品の加工に利用するほか、技術供与することも検討するという。 |
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<生産>
組み込みソフトによる機器制御
愛媛県産業技術研究所は、電動車車椅子等の制御システム用の代わりに、ハードウェアの変更や改良に柔軟に対応できるソフトウェアとして、基本部分と応用部分に分けたソフトウェアを開発した。組み込みOSで、代表的なLinuxとTRONを使って、県内企業のニーズにこたえたプログラムの開発と検証を行ったという。 |
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<ロボット>
ロボット開発用ソフトの無償公開
産業技術総合研究所知能システム研究部門中岡慎一郎研究員と東京大学大学院情報数理工学系研究科山根克准教授、ゼネラルロボティクスは、多種多様なロボットのシミュレーションを行えるソフトウェアOpenHRP3(Open Architecture Human-Centered Robotics Platform 3)を完成し、オープンソースライセンスで平成20年6月18日に配布を開始した。オープンソースライセンスとは、ソフトウェアをソースコードにより配布する際に用いられるライセンスの中で、再配布の無制限、派生物の同一ライセンスによる配布義務、利用者・利用目的無差別等の記述を満たすもの。 |
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<医用機器>
小動物も10倍くっきり
国立循環器病センター研究所とプロスペクトは、小動物用の高解像度の画像診断装置を共同開発した。単一光子放射断層撮影(SPECT)装置で、体内に投与した放射性同位元素から出る放射線を検出し、その分布を断層画像にする装置。検査したい対象を2方向から撮影し、画像処理して歪を補正し、空間解像度を1mm以下と10倍に上げた。この装置はラット用だが、1年後メドにイヌ・ネコ用に改良し、腫瘍や心臓疾患などに対応していくという。 |
| [概況] |
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[景気] 6月の景気、3ヵ月ぶり下方修正:太田弘子経済財政担当相は16日、6月の月例経済報告の基調判断を「景気は足踏み状態にある」から「足踏み状態にあるが、このところ一部に弱い動きが見られる」と、3ヵ月ぶりに下方修正した。 |
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[動向] <企業> 5月工作機械受注実績1.4%増:日本工作機械工業会が10日発表した5月の工作機械受注実績(速報値)は、前年同月比1.4%増の1328億4800億円となった。3ヵ月連続前年同月を上回った。 <再編> 三菱自とプジョー、電気自動車でも連携:三菱自動車は17日、仏プジョーシトロエングループと電気自動車分野でも業務提携する検討に入ったと発表した。製造技術の交換など。 <環境> 原発大手、世界で受注合戦:米国で受注が好調な東芝の五十嵐安治電力システム社社長は、「改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)で、2015年までに33期受注できる、さらに欧州でも受注活動を開始した」と述べた。一方、三菱重工業の原子力事業本部長沢明常務執行役員は、「加圧水型軽水炉(PWR)の新型中型炉の設計が09年に完了し本格受注活動開始、大型炉の受注も好調なので世界シェア25%以上とれる」と述べた。 <政策> 08年「骨太の方針」素案、炭素税の導入など:政府の経済財政諮問会議は17日、消費税の改革や炭素税の導入などを含む「骨太の方針08」の素案を固めた。 <国際化> インドでは、日産自動車と仏ルノーが小型車の生産工場を建設10年稼動、エイチアンドエフがプレス機械のサービス事業拠点を開設する。中国では、アルプス技研とメイテックが人材派遣サービス事業を拡大する、住友建機がエンジンや油圧シリンダーなどの部品供給・サービス体制を強化する。タイでは、丸菱形バイオエンジが微生物培養装置などの製造・研究開発施設を新設する。オーストラリアでは、トヨタ自動車がハイブリッド車を10年生産開始。ベトナムと中国では、ナステックが超硬工具やダイヤモンド工具を増産する。中国と韓国では、京三製作所が液晶製造装置向け電源装置のメンテナンス拠点を08年中に新設。台湾、フランス、イタリアでは、シチズンマシナリーが小型自動旋盤の販売網を強化する。ロシアでは、三菱自動車は仏プジョーシトロエングループとの合弁生産に750億円を投資する。チェコでは、オリンパスが医療機器工場を建設09年夏稼動。欧州と中東では、オカダアイヨンがビルの解体工事用油圧ブレーカーや圧砕機の販売強化12年メドに07年比倍増の30億円へ。スペインでは、三井造船がコンテナクレーンの市場開拓のためエンジニアリング会社に出資を検討。アイスランドでは、三菱重工業が地熱発電用タービン設備5基(100億円前後)を受注した。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
"非食料"開発競争、バイオエタノール
米ジョイント・ゲノム研究所(JGI)は、非食料のセルロースを糖分に分解する微生物群のゲノム解析を行い、クロストリティウム・サーモセラムという微生物が25種類もの糖化酵素を生産し、セルロースを効率よく糖化することを突き止めた。この糖化酵素群を遺伝子操作で導入すれば、究極のバイオマス分解菌を育種でき、それによりバイオエタノールを効率よく製造できる見通しが見えてきたという。 |
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<環境>
廃液の有害物質、ナノ気泡で破壊
シャープとルネサステクノロジーは、分解が難しい有害物質を微細な気泡で破壊する基礎技術を開発した。廃液中で直径が数十ナノ(ナノは10億分の1)メートルの気泡(ナノバブル)を発生させ、有機フッ素化合物であるPFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸)分子にぶつける。ナノバブルを5日間連続で発生させることでPFOSを99.9%まで除去できる。両社は半導体メーカーの廃液処理向けに、この技術の活用を呼びかけるという。 |
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<ナノ加工>
高純度半導体カーボンナノチューブを用いた高性能トランジスタを作成
産業技術総合研究所ナノチューブ応用研究センターカザウ・サイ主任研究員とナノテクノロジー研究部門長南信次氏は、超遠心分離により高純度の半導体単層カーボンナノチューブ(SWCNT)を抽出、この半導体SWCNTで薄膜を形成し、高性能トランジスタを開発した。SWCNTを用いた電子デバイスの実現に向けて大きな期待が出来るという。 |
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<マイクロ>
厚み120ミクロンの最薄パワー半導体、効率2割向上
富士電機デバイステクノロジーは、電力の直流と交流の変換効率を2割向上した新製品を開発、販売を開始した。チップの厚みを従来より20ミクロン(ミクロンは1/1000mm)薄くして120ミクロンの厚みにして、チップの上下で電流を流れやすくした。薄くすると割れやすくなるが、基板を扱うハンドリング技術を向上させ薄型化を実現した。省エネニーズの高まりからインバータ制御の産業用機械やプラントで利用が進み、風力発電向けなど新たな用途を開発するという。 |
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<自動車>
エコカー夢の両輪販売へ
ホンダが、燃料電池自動車「FCXクラリティ」を7月に米国で、秋には日本でリース販売を始める。今後3年で200台の販売を目指す。水素1満タンで620km。1台当りのコストは数千万円以上。 一方、三菱自動車が09年夏、日産自動車と富士重工業が10年度までに電気自動車を販売開始。燃費はガソリン車の1/10。1充電当りの走行距離はガソリン車の半分以下。車体価格は、補助金込みで250-300万円。 |
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<自動車>
超伝導自動車を開発
住友電気工業は12日、超伝導モーターで動く電気自動車を試作し公開した。超伝導モーターはセラミックス系の線材を零下196度まで冷やすと電気抵抗が殆どなくなり、同じ断面積の銅線に比べ200倍の電気を流せる。燃費もよくなり、同じ電気量なら走行距離は13%程度延びる。最高時速85kmで、時速30kmで連続2時間の走行が可能。実用化には課題は多いが、興味を持つ自動車メーカーが結集すれば、実用化は遠くないという。 |
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<生産>
光学ガラスの表面を鏡面に加工する
埼玉県産業技術総合センター生産技術部落合一裕氏は、携帯電話のカメラ部品等に使われる光学ガラスを早く精度良く鏡面に加工する砥石を開発した。電気泳動現象を利用して砥粒を均一に配置した砥石(EPD砥石)を作成した。この砥石で加工すると廃液が非常に少なく、環境に優しい鏡面加工となる。デジタルカメラや液晶プロジェクターなどに応用できるという。 |
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<生産>
子供の交通事故予防を目指して(7月1日「国民安全の日」)
産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター人間行動理解研究チーム長西田佳史主任研究員は、ユビキタスセンサー技術やインターネット技術などの新しいセンサー技術を利用して、子供の事故予防、労働災害、交通安全、高齢者の事故予防などに取り組んでいる。子供の事故予防を目指して、2006年に「子供の事故予防カウンシル(代表者 山中龍宏)を設立、医療関係者、情報工学・人間工学・人工知能・ロボット工学・インパクトバイオメカニクスなどの研究者、自治体・保護者・関係省庁・メディアなどで研究開発を進めている。7月1日の「国民安全の日」にちなむ話題。 |
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<ロボット>
全身53軸の人型ロボット
伊ジェノバ大学中心に16の大学・研究機関は、全身に53個の稼動軸を備えたヒューマノイド(ヒト型)ロボットの開発プロジェクト「RobotCub(ロボットカブ)」の成果のひとつ。04年からスタートした同プロジェクトには、日本から東京大学など3大学・機関が参加している。視覚、聴覚、触覚、平衡感覚などのセンシング機能を備え、赤ん坊のように、はいはいと座ることが可能。ロボット展示会「オートマティカ2008」の会場では、iCubはいすに座り、足を使ってパーカッションを打ち鳴らす動作をしているという。 |
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<医用機器>
内視鏡自在に
東北大学ベンチャーメムザスと東北大学は、ロボットのように自在に操ることができる電子内視鏡の開発に取り組んでいる。試作品を3月に完成。試作品は、外径9mm、全長約3mの大腸用内視鏡。先端部の外側に形状記憶合金でできた直径が約300ミクロン(ミクロンは1/1000mm)のマイクロコイルを3本、等間隔で平行に埋め込んだ。電流を流すとコイルが発熱して縮み、先端部分が屈曲する。医療機器メーカーと協力して5-10年後の実用化を目指すという。 |
| [概況] |
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[景気] 4月、景気判断を下方修正:内閣府は9日、4月の景気に関する基調判断を「局面が変化している可能性もある」に下方修正した。前月の3月は「一進一退」だった。 |
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[動向] <企業> 5月の企業物価、前年比4.7%上昇:日銀が11日発表した5月の国内企業物価指数(05年=100、速報値)は、108.7と前年同月比4.7%上昇した。4年3ヵ月前年同月比プラスで、4.7%上昇は石油ショックの影響が残る1981年2月以来27年ぶりという。企業物価指数は、企業間で取引される商品の価格の動きを示す。 <再編> シチズンマシナリー、ブラザー工業、ミヤノが提携:シチズンマシナリーは、ブラザー工業とミヤノに工作機械用制御盤の供給を開始する。 <環境> 温暖化対策、「福田ビジョン」:福田康夫首相は9日、地球温暖化対策に関する日本の中長期方「福田ビジョン」を発表した。長期目標「2050年までに現状比60-80%削減」を打ち出した。また、国内排出量取引制度について、08年秋にも試行実施すると表明した。 <政策> 国際競争力、9分野で強化策:自民党の国際競争力調査会は4日、「力強い日本の復活に向けて」と題する報告書をまとめた。「製造・科学技術・中小企業」や「IT」「金融」など9分野についての強化策を明記。6月下旬にまとめる08年度経済財政政策基本方針「骨太の方針」に反映させたいという。 <国際化> 中国では、東陽理化がIT機器のボディー生産能力を倍増する、出光興産が液晶や自動車部品用樹脂生産を09年10月開始、日本電産が電動パワーステアリング用モーターの生産能力を12年メドに3倍増。韓国では、小島鉄工所が一万トンプレス機(15億円)を受注した、ユーラスエナジーホールディングスの太陽光発電所(994kw)が稼動した。中国とタイでは、東京計装が流量計の向上を相次いで建設。シンガポールでは、三浦工業が各種ボイラー販売や保守管理会社を設立した。日鉄商事が鋼板加工を中国では09年メドに4割増産、ベトナムでは2割増産、さらには中国とインドと米国では事業所・支店を拡大する。カザフスタンでは、住友商事と関西電力はウラン鉱山の本格生産を開始した。トルコとウクライナでは、三菱工業がガスタービンを受注(200-300億円)した。南アフリカでは、双日がスズキの4輪車販売を開始する。米国では、TBKが大型車エンジン用ポンプを10年メドに数倍増産。米国とインドでは、IHIが液化天然ガス(LNG)の貯蔵タンクを連続受注(750億円)した。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
核融合実験炉向け超電導コイル素材
新日鉄エンジニアリングは、核融合実験炉に使う「超電導コイル用導体」の専用工場を建設する。日本原子力研究開発機構から超電導コイル用導体36体を受注した。受注額50億円程度。09年10月から生産開始。超電導線を束ねてステンレス鋼管で覆ったもの。長さ13m程度の鋼管の中に超電導線を通し、鋼管を43.7mmまで圧延して隙間を埋める。これを溶接して800m程度にし、コイル状に巻き取って出荷する。この技術により、将来デジタル素材の加工や先端プラント建設での受注拡大を目指すという。 |
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<環境>
ヒートアイランド現象によりもたらされる環境影響の定量化
産業技術総合研究所安全化学研究部門社会とLCA研究グループ長玄地裕研究グループ長、井原智彦研究員 は、1982年を基準として2002年のヒートアイランド現象によりもたらされた東京23区内の環境影響は年間約44億円と推定した。内訳は、睡眠障害114億円、熱ストレス8.7億円、熱中症1.8億円、寒冷ストレス-80億円、冷房エネルギー消費0.28億円、暖房エネルギー消費-0.47億円の計44億円。この手法を用いて環境影響を効果的に削減できる対象の設計が可能という。 |
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<ナノ加工>
海水中の油、効率よく吸収する膜
米マサチューセッツ工科大学は、海に流れ出た油を効率よく吸収する膜を開発した。直径約20ナノ(ナノは10億分の1)メートルの微細なワイヤを複数束ねたり編み込んだりして作成した膜。膜の重さの20倍の油を吸収できる。ワイヤ表面に特殊加工を施して油や有機物質はなじみやすく水ははじくようにしたという。 |
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<マイクロ>
フレキシブル基盤へ有機薄膜トランジスタアレイを印刷
産業技術総合研究所光技術研究部門副研究部門長八瀬清志、バイオフォトにクス研究グループ長牛島洋史と化学技術戦略推進機構は、全印刷法により、15cm角のプラスチックフィルム上に線幅と線の間隔が夫々1ミクロン(ミクロンは1/1000mm)のトランジスタアレイの作成に成功した。真空を使わずかつ常温常圧の低コストで環境負荷が小さいのが特徴。電子ペーパーやフレキシブルなディスプレイの実現に向けた大きな一歩という。 |
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<マイクロ>
乾電池駆動超小型電子加速器の開発
産業技術総合研究所計測フロンティア研究部門極微欠陥評価研究グループ鈴木良一氏は、加速器の応用分野を広げるために、乾電池で動作する可搬型のX線電源用超小型電子加速器を試作した。単3電池10-12本を用いて100kev以上の高エネルギー電子ビームを1時間(高性能電池では2時間)以上発生できる。加速器本体部の重量は1.5kg。システム一式が約8kgで、トランクに収まり持ち運びができる。原子力発電所はじめプラントや工場、医療分野、橋梁、コンテナなどで、より省エネルギーで便利なX線非破壊検査への活用が期待できるという。 |
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<自動車>
「次世代電池」開発へ
トヨタ自動車渡辺捷昭社長は11日、ガソリン車なみに使い勝手がいい電気自動車を開発するため、リチウムイオン電池の性能を超える「次世代電池」の研究開発に着手すると発表した。今月下旬、東富士研究部門に50人体制でスタート、2030年ごろまでには、「飛行機を飛ばせるような高出力電池を開発する方針という。 |
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<生産>
無潤滑プレス加工技術
東京都立産業技術研究センターは、プレス加工のように加工負荷の高い条件下でも剥がれないDLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜の密着性向上技術を開発した。数回にわたる実機試験を経て、製品の無潤滑プレス加工技術の開発に成功したという。 |
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<生産>
大型部品も1ミクロンの位置決め精度
三井精機工業が今年発売したジグボーラー(ジグ中ぐり盤)は、大型化と高精度加工を両立したジグボーラーとして世界最大の大きさ。重量6.5トンの大型部品を加工できる。従来のジグボーラーは重量800kgまでの部品しか加工できなかった。位置決め精度は1ミクロン(ミクロンは1/1000mm)。大型工作機械の代名詞である門型マシニングセンターと同等の大きさの部品を高精度に加工できる。大型ジグボーラーで大型金型加工の分野などを狙うという。 |
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<ロボット>
未来のロボットは?
東京工業大学広瀬茂男教授は、「ロボットの未来は人間同志の支え合いを補助するものであり、目的指向型の高圧電線や上下水道の点検、海洋や森林の保全、災害時のレスキューや地雷撤去など、人々の生活を豊かにしてくれると思う」と述べた。本田技研研究所広瀬真人上席研究員は、「二足歩行の残る課題は不整地歩行である。人間ロボットの未来は人に代わって作業することを考えると2脚2腕がベストである。人との共存は安全面など課題が多い。」と述べた。 |
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<医用機器>
数十ナノの観察可能に、生きた細胞
静岡大学工学部川田善正教授は、数十ナノ(ナノは10億分の1)メートルの大きさの対象物を観察できる光学顕微鏡システムを開発した。微小な点の光を発する蛍光膜の上に対象物を置き、電子線を裏側から当てて透過してきた光を計測することで画像が得られる。真空にする必要がなく、大気中でも液体中でも、生きた細胞内の組織の動きが観察できる。顕微鏡メーカーとの共同開発を呼びかけ、1-2年以内の実用化を目指すという。 |
| [概況] |
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[景気] 工作機械受注見通し「6月は横ばい」:日本工作機械工業会は、企業の設備投資マインドを予測する「工作機械短期受注観測調査」の5月の結果をまとめた。受注総額の判断指数DI(「増加」すると答えた企業の割合から「減少」の割合を引いた値)は、5月が6.0で、6月見通しは7.5となったという。 |
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[動向] <企業> 日本3社は投資拡大で対抗、風力発電向け軸受け:風力発電向け軸受け市場では、世界最大手のスウェーデンSKFと世界第2位の独シェフラーグループがシェアを拡大しているが、日本勢の日本精工、NTN、ジェイテクトも投資を拡大し、市場攻略に力を入れているという。 <再編> 電機、事業分野の選択と集中:原子力発電では、東芝-WH、日立-GE、三菱重工-アレバの3提携。薄型パネルでは、液晶のソニー-シャープの共同生産、プラズマの松下電器産業と集中が進んでいるもよう。 <環境> 世界の水危機、日本出動:地球温暖化や人口増加などで水危機が世界的課題となっている。水関連市場は2025年に120兆円という。海水淡水化用「逆浸透膜」市場は、日東電工や東レなどの日本勢が世界シェアの半分以上。下水や排水を浄化して工業用水にする「精密ろ過膜」市場は、旭化成やクラレなどの日本勢の世界シェアは4割以上という。 <政策> 原油高と温暖化対策に焦点、「エネルギー白書」:経済産業省は27日、「エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書)」を公表した。原油高騰がこのまま続くとエネルギー需給構造の変化が加速すると指摘。一方、温暖化ガス削減では「セクター別アプローチ」を強調、7月の洞爺湖サミットを強く意識した内容となっているという。 <国際化> 中国では、東京製綱とフェローテックがシリコン結晶を切断するワイヤソー事業会社を設立7月営業開始、コベルコ建機がミニショベルを月産100台へ増産、山洋電気が位置決めモーター事業を拡大08年度は前年度比25%増の60億円へ、タチエスは米社と合弁で自動車用シート工場を建設09年8月稼動。インドでは、日本特殊塗料が自動車用防音材の新工場を建設10年生産開始。タイでは、小倉クラッチがカーエアコン用クラッチ生産工場を10年メドに建設。ベトナムでは、伊藤鋳造鉄工所などは建設機械部品生産を月内に本格生産。台湾では、山武が石油化学プラント向けバルブの整備拠点を8月に新設。インドとタイでは、VTホールディングスが自動車販売拠点を11年メドに各50店舗へ。イタリアでは、JFEエンジニアリングが独自のガス化技術による焼却炉を建設する。チェコでは、住友軽金属工業が自動車用アルミニウム部品の生産能力を09年メドに倍増。フランスでは、エンシュウが工作機械販売代理店コモテックに出資した。米国では、双日が韓国社と共同で鉄道客車75両(190億円)を受注した、東芝が加圧水型軽水炉(PWR)の原子力発電所2基(約7000億円)を受注した。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
世界最高の光電変換効率19.7%、シリコン量産レベル
三洋電機のHIT太陽電池は、開発レベルの光電変換効率が22.3%、量産レベルの光電変換効率は19.7%。激しいトップ争いの中、ただいまのところ量産レベルの19.7%は世界最高。技術の特徴は以下の2点。ひとつは、太陽光受光面に数ミクロン(ミクロンは1/1000mm)のギザギザをつくり、反射した光も太陽電池内部に向かうようになっている。もうひとつは、結晶シリコンを3層構造にし、表面層には正孔を引き寄せる膜を、裏面層には電子を引き寄せる膜を付着させている。今後3年間で、太陽電池事業に700億円を投資し、10年度には連結売上高7%を占める中核事業に育てていくという。 |
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<環境>
環境調和型建材実験棟が完成
産業技術総合研究所サステナブルマテリアル研究部門は、中部センター(名古屋)内に環境調和型実験棟を完成させ、気象や室内環境などの計測機器等の整備を行った。同部門で開発中の「調光ガラス」、「木質サッシ」、「調湿材料」、「保水材料」「太陽エネルギー制御壁」などの省エネルギー性能や耐久性などの評価を開始している。地球温暖化対策に貢献していきたいという。 |
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<環境>
二酸化炭素は役に立つ
産業技術総合研究所環境化学技術研究部門分子触媒グループ坂倉俊康主任研究員は、猛毒のホスゲンの代わりに二酸化炭素を用いて、プラスチックや燃料電池電解液などの原料となる炭酸エステルを製造する反応プロセス法を開発した。高性能触媒と効率的脱水プロセスによる高生産性から、5年後の実用化を目指し、産総研の特許を基に企業との連携を深めていく予定。世界のホスゲン使用量は8百万トン/年という。 |
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<ナノ加工>
β型チタン合金の組織制御について
兵庫県立工業技術センター機械金属工業技術支援センターは、β型チタン合金(Ti-15V-3Cr-3Sn-3Al合金)を冷間圧延後時効処理(時効温度773K)の組織制御を行い、歯科用エキスプローラーとピンセットを試作した。試作品の探針部や先端部は、平均粒径50ナノメートルの極めて微細なα粒とβ粒が混在した組織となっているため、硬さと靭性が高く、使用中に損傷しにくいことが期待されるという。 |
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<マイクロ>
曲がった光回路、簡単に
物質・材料研究機構と東北大学は、曲がった光回路を簡単に作る技術を開発した。基板に刻んだパターンの上にポリスチレンの微小な球を並べて配線する。2ミクロン(ミクロンは1/1000mm)間隔で碁盤目状に小さなくぼみを作成、直径2ミクロンのポリスチレン球を並べて回路を試作した。これまで、急な曲がり角をもつ光回路を作ることが難しかった。高速で働く光コンピューターの小型化などに役立つという。 |
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<自動車>
電気自動車、欧米で起業ラッシュ
2012年からの日米欧で強化される自動車の燃費規制。環境問題に敏感な米西海岸や欧州で電気自動車メーカーの新興勢力が続々登場している。 ノルウェーシンク・グローバルの小型電気自動車(08年)、米国テスラ・モーターズの電気スポーツ車(08年)、ハンガリーのブリクソン・エレクトリック・モーターズの小型電気自動車(08年)、米国フィスカー・オートモーティブのハイブリッド型スポーツ車(09年)、スイスのマインドセットのハイブリッドクーペ(09年)、独ロレモのディーゼル/電気自動車(10年)など。当面は法人向けで数十万台規模程度のもようという。 |
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<自動車>
水素発生装置を小型化、燃料電池車向け
東京大学中尾真一教授らは、燃料電池車に搭載可能な小型の水素発生装置を試作した。「有機ハイドライド」と呼ぶ水素貯蔵材料から水素を取り出す装置で、熱に強く、水素だけ透過する膜を開発して効率よく水素を回収できるようにした。反応器のパイプはアルミナの表面に酸化シリコンの膜を蒸着させて作った。膜には直径0.5ナノ(ナノは10億分の1)メートル程度の穴が開いており、圧力を加えると、水素だけが外部に出て行く仕組み。水素エネルギーの利用拡大につなげたい考えという。 |
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<生産>
瞬時に立体映像作成
日立製作所と東京大学苗村健准教授らは、64台のビデオカメラで撮影した映像をリアルタイムで立体映像に加工する技術を開発した。立体映像を特殊なメガネなしで見ることが出来る立体ディスプレーに表示する。ネット中継を活用したテレビ会議などに応用できると期待しているという。 |
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<ロボット>
脳波で自在に操作
慶應義塾大学牛場潤一専任講師らは、考えるだけでインターネット上の仮想空間「セカンドライフ」内でキャラクターを自在に動かす実験に、筋疾患の患者で成功した。頭の中で動作をイメージすると、空間上のキャラクターが歩いたり浮いたり出来た。脳波を計測してコンピューターを操る技術を応用した。今後は、脊髄に障害のある神経疾患の患者での実験を実施するという。 |
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<医用機器>
解像度5倍、がん早期発見
東京工業大学片岡淳助教、浜松ホトニクス、宇宙航空研究開発機構は、人体の内部を撮影する陽電子放射断層撮影装置(PET)の高性能化につながる基盤技術を開発した。検出器に使う新しい半導体などを開発。解像度が従来の5倍以上の、約0.5mm-1mmに向上。より小さながん細胞を発見できる。来年度にも患者を対象にした実証試験を始めるという。 |
| [概況] |
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[景気] 7地域で景況感悪化:内閣府は28日、5月の地域経済動向の調査結果を発表した。生産の減速や個人消費の低迷が雇用にも影響を及ぼし始めており、全国11地域のうち北海道、北関東、東海など7地域で景況判断を下方修正し、景況感の悪化が広がっているという。 |
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[動向] <企業> 新鋭工作機械展を開催、6月5-7日:「未来にはばたけ兵庫・日本のモノづくり」と題して、6月5-7日、神戸ポートアイランドの神戸国際展示場で「2008年新鋭工作機械・塑性加工機械システム展」が開かれる。工作機械関連では、牧野フライス製作所など20社、塑性加工ではアイダエンジニアリングなど4社、計80社以上が出展する。主催は、宮脇機械プラント(078-927-1181)。 <再編> 車と電機合弁で量産、エコカー用電池:次世代ハイブリッド車や電気自動車に使うリチウムイオン電池の共同開発は、トヨタ-松下、日産-NEC、三菱-GSユアサ、フォルクスワーゲン-三洋(予定)の4陣営。日産、トヨタ、三菱の3陣営は09年以降相次いで量産に入るという。 <環境> 温暖化防止、第2の産業革命を:神戸市での主要8ヶ国(G8)環境相会合に出席したヒラリー・ベン英環境・食料・農村地域相は、毎日新聞の単独インタビューに応じ、「地球温暖化は人類にとって最大の脅威だ。低炭素社会に向け、世界で第2の産業革命を起こさなければならない」とのべた。 <政策> アジアの活力に着目:経済産業省は20日、「08年度版通商白書」の骨子案を自民党の経済産業部会に提出した。アジアを中心とした「3つの市場創造」の必要性を明記、「アジア経済・環境共同体構想」を日本の新たな発展戦略の基盤に位置付ける。省エネルギー技術など、わが国の保有する先進技術は「持続的発展のための市場創造」に活用できるとしている。6月17日の閣議決定を経て公表されるという。 <国際化> 中国では、カワサキプラントシステムズがセメントや下水道など環境関連事業に参入5年で300億円の売り上げを目指す、神戸製鋼が汎用圧縮機の生産を3-4年後に倍増、三井造船が舶用ディーゼルエンジンの増産を2年前倒しして10年メドに倍増(300万馬力体制)、テクノアソシエが自動車部品の切削工場を設立10月稼動、安川電機がサーボモータを増産09年6月までに1.75倍へ。タイでは、アイシン・エーアイがエンジン動力を前後輪に分配する四輪駆動車用部品をMTに加えて09年秋までに生産、アンリツ産機システムが水産品向け自動選別機生産工場を新設6月稼動。インドでは、能美防災が防災システム販売会社の事業を開始した。ロシアでは、三菱重工業が発電所向けガスタービン1基を受注した(数十億円)、ホンダが販売拠点を増強10年3月末までに30ヶ所増やして70ヵ所へ。中国、インド、ロシアでは、コマツが鉱山機械の部品再生事業を08年秋までに中国とロシアで、09年にはインドで拠点を新設。中国はじめアジアでは、キトーがロープ荷揚げ機を増産3年後にアジアの売り上げを北米並みの100億円規模へ。米国では、トウアバルブグループが原子力発電所向けバルブ市場に09年度メドに再参入。米国、ドイツ、中国、インドでは、アマダがレーザー加工機展示会場を09年までに米国とドイツに、11年までに中国とインドに新設する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
意匠性と柔軟性に優れた有機薄膜を用いた観葉植物型太陽電池モジュールの試作
産業技術総合研究所太陽光発電研究センター、三菱商事、トッキは、有機薄膜太陽電池の鮮やかな緑色の色彩を生かし、観葉植物をイメージした葉っぱ型のモジュールを試作した。プラスチック基板と封止膜の応用により、薄くてフレキシブルな大面積・高耐久性のモジュール作成に成功した。この試作品は、G8環境大臣会合関連の展示会"環境フェア in KOBE"(5月23日-26日)神戸市立体育館に展示されたという。 |
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<新エネルギー>
光電変換効率23.2%、シリコンで世界最高
オランダのアイントホーフェン工科大学と独フラウンホーファー研究所は、シリコン型で世界最高となる23.2%の光電変換効率を持つ太陽電池を開発した。シリコン型太陽電池パネルの表面に新たに厚さ30ナノ(ナノは10億分の1)メートルの酸化アルミニウムの膜を作った。この膜が電池表面でのエネルギーの損失を減らした。太陽電池メーカーに新技術を供与して実用化を目指すという。 |
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<環境>
軸受け銅合金の鉛フリー化
石川県工業試験場、日本非鉄金属鋳物協会銅合金技術部会は、建設機械や産業機械用途の鉛フリー軸受銅合金鋳物の材料開発に取り組んでいる。固体潤滑性に富んだ非金属晶出相や耐焼付性が高い金属組織への制御等の材料設計を行うことで、潤滑状態が低下した環境下でも高速・高面圧の摺動に耐えうる鉛青銅の代替合金開発を目指しているという。 |
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<ナノ加工>
表面加工不要に、ガラスレンズ
産業技術総合研究所、松下電器産業、日本山村硝子は、カメラ向けのガラスレンズの生産コストを大幅に削減する技術を開発した。鋳型とレンズの材料を工夫し、従来必要だった表面加工を省くことに成功した。鋳型を使いガラスの表面に290ナノメートル間隔で深さ350ナノメートルの穴を開けることで反射率を従来の1/25に抑えることができた。デジタルカメラやビデオカメラ向けのレンズとして、2-3年後をメドに量産化を目指すという。 |
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<マイクロ>
焼き物の炉で光学部品
古くから瀬戸物の産地として知られる瀬戸市周辺にあって、碍子などセラミック製品を手掛けるヤマキ電器は、セラミック技術を生かし光学部品に参入しようとしている。衣料ボタンほどの小さな反射鏡を、耐熱温度700℃と高い石英ガラス材料の粉末シリカをプレス機で成形し、16-18時間かけて1300℃で焼き固めて生産する。粉末シリカに混ぜる添加剤や焼成時間の調整で、通常の炉でも収縮を操り、寸法精度を出すことができるという。 |
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<自動車>
発電量1.5倍、自動車用燃料電池
九州大学許斐敏明教授らは、自動車などへの搭載が期待される固体高分子型燃料電池の発電量を最大で1.5倍に高める技術を開発した。電気を生み出す触媒への酸素供給を効率良くして、単位面積当りの電流量を高めた。一平方センチ当りの電流量が2.3アンペアとなった。従来は1.5アンペア程度であった。さらに出力を高め、大型化したうえで実用化を目指すという。 |
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<自動車>
4-6割軽量化、円すいころ軸受け
NTNは、自動車の変速機やディファレンシャルギア(差動歯車)向けの「超高負荷容量円すいころ軸受け」を完成した。現行品に比べて4-6割軽量化。ころところの間が狭く、ころの本数も多い。さらに新型樹脂保持機の採用で内輪のつば部をなくし、ころの長さを最大化。これにより超寿命・高剛性化を図った。さらに独自の特殊熱処理により、さらなる超寿命化を図った。自動車の低燃費化に向けて自動車メーカーや変速機メーカーに提案。2014年に年間10億円の売り上げを目指すという。 |
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<生産>
ソフトウェア信頼性技術の研究開発・人材養成の産学官連携活動強化
産業技術総合研究所関西センターにおいて、ソフトウェア信頼性技術の中核施設を整備して、先端研究、技術移転および技術者養成活動を加速することにした。組み込みシステム検証試験施設では、クラスターコンピュータはじめ組み込みシステム検証用ツールなどの利用を提供する。組み込みソフト産学支援推進会議と共同で「組み込み適塾」を開設し、組み込みソフトウェア技術者を養成するという。 |
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<ロボット>
技能伝承変える「触角技術」
名古屋工業大学工学研究科藤本英雄教授らは、力覚や触覚のメカニズムを解明を図るとともに、それらを活用して仮想や遠隔の作業を体験できるシステムを開発している。陶芸への応用はその一つで、指でつかむタイプの装置を操作し、コンピュータ上でろくろによる陶磁器製作を模擬体験できるシステムを開発した。実際にろくろ作業をしているような間隔が得られる。さらに実際にセンサーを搭載したロボットを活用すれば、遠隔操作で陶磁器製作も可能になる。力覚や触覚が数値化できる精度で技能伝承が可能になるという。 |
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<医用機器>
細胞一つずつ壊し回収
東京工業大学初沢毅教授と日本精工は、細胞を一つずつ壊して細胞を構成するたんぱく質や中に含まれている内容物を回収する小型装置を試作した。細い流路に細胞を流し、電界をかけたり物理的にひっかけたりして壊す。体性幹細胞やがん幹細胞、万能細胞など特殊な細胞の構成物質を回収して、夫々の細胞の特徴を調べるのに役立つという。 |
| [概況] |
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[景気] 1-3月期、実質GDP年3.3%増:内閣府が16日発表した08年1-3月期の国内総生産(GDP)速報によると、物価変動の影響を除いた実質GDP(季節調整値)は前期(07年10-12月期)比0.8%増、年率換算で3.3%増となった。プラス成長は3四半期連続で、年率換算で2.6%増だった前期を上回った。 |
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[動向] <企業> 音羽電機、MRJの雷試験装置を受注:避雷器メーカーの音羽電機工業は、国産初のジェット旅客機「MRJ」の雷への耐久試験装置を受注した。MRJプロジェクトの波及効果が幅広く現れているもよう。 <再編> 日産とNEC、リチウム電池量産へ:日産自動車とNECは19日、電気自動車やハイブリッド車用のリチウムイオン電池を、09年春から合弁会社で量産すると発表した。「エコカー分野」での巻き返しを図る。 <環境> 環境「先駆」日本から9社:19日からドイツで開かれる生物多様性条約第9回締約国会議(COP9)で、環境保全と持続的な開発の両立を図る「ビジネスと生物多様性イニシアティブ(B&B)」に日本企業9社を含む34社が署名することが18日、わかった。鹿島、富士通、リコーなど日本企業9社、フォルクスワーゲンなど独16社、ブラジル4社、スイス3社、米1社、フィンランド1社。先駆的な企業を評価し、世界全体への普及を促すという。 <政策> 船舶にも燃費基準:政府は、国際海運に使われる船舶の燃費測定基準を策定し、航海規制を担当する国際海事機構(IMO)に提案することを決めた。基準ができれば、燃費性能で船舶を選ぶことが可能になる。 <国際化> インドでは、セーレンが自動車用シートの製造・マーケティングを現地企業と7月メドに業務提携、東海ゴム工業が自動車用防振ゴムの新工場を建設10年メドに稼動、川崎重工業が2輪車市場に09年夏までに参入、タカタがエアバッグなどの新工場を南北2ヶ所に建設09年春メドに稼動。中国では、タンガロイが工作機械向け刃先交換チップを11年メドに4割増産、ニレコが自動マーキング装置など年内メドにノックダウン生産、アズワンが理化学機器など6月メドに営業拠点を拡充、精工技研が高耐熱レンズを6月から本格生産。ラオスでは、日本ロジウムがベトナムなどへの部品供給用大型倉庫2棟を開設した。ベトナムでは、ナカシマプロペラが船舶用プロペラ付属品の新工場を09年春メドに建設。インドネシアでは、コマツが鉱山機械用バケット工場を年内メドに建設。韓国では、旭ガラスが液晶ガラス基板の研磨会社を買収する。インドとベトナムでは、三井造船がコンテナクレーンの現地生産に進出10年メドに300億円の事業規模へ。ラオスとカンボジャやミャンマーでは、近鉄エクスプレスが物流事業へ11年までに進出。中国とインドでは、山善が工作機械や工具を拡販する。ロシアでは、ヤマハ発動機がバイクなどの補修部品倉庫を08年中メドに開設。UAEでは、三菱重工や鹿島などが交通などインフラ整備を一括受注(3600億円)。サウジアラビアでは、山九がプラントのメンテナンスなどの現地法人を今週設立。カナダでは、三菱自動車が10年メドに35%拡販、林テレンプがフロアカーペットを08年末に8割増産。米国では、河西工業が天井内装材生産を10年春開始。タイと米国では、プレス工業がピックアップトラック用フレームなどを11年春メドに本格生産。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
太陽光発電コスト削減
米IBMは、太陽光発電の普及でネックとなるコストを大幅に削減できる革新技術を開発した。大型レンズを介して一点に集めた太陽エネルギーを即時冷却して、発電に適した状態に制御する仕組み。通常方式では、太陽エネルギーが1平方センチ当たり20ワットしか得られないが、新方式では約230ワットまで対応。これを75ワットの利用可能な電力に変換して使用する。一般的な太陽電池で得られるエネルギーに比べて約5倍に相当するという。 |
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<新エネルギー>
水素ガスバリア性の高い粘土膜プラスチック複合材料を開発
産業技術総合研究所コンパクト化学プロセス研究センター材料プロセッシングチーム蛯名武雄研究チーム長、九州工業大学米本浩一教授、津山工業高等専門学校奥山圭一准教授は、粘土膜「クレースト」と炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を積層することにより、水素ガスバリア性と耐久性に優れた水素タンク用複合材料を開発した。CFRPと比較して、高い耐久性と1000倍以上の水素バリア性を実現。航空機、ロケット、車用の水素タンクに応用可能という。 |
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<環境>
可視光でCO2分解
東京工業大学石谷治教授らは、二酸化炭素(CO2)に可視光をあて、効率よく一酸化炭素に変える技術を開発した。あらかじめ有機物の還元剤とルテニウムやレニウムを含む触媒を溶かした有機溶媒の中にCO2を溶かし、可視光を当ててCOガスとして取り出す。但し、ルテニウムとレニウムは高価なため実用化には無理で、今後安価な触媒を見つけてCOガスにし、工業製品の原料として再利用を目指すという。 |
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<ナノ加工>
レーザー加工と集束イオンビーム加工の複合機
東洋大学吉田善一教授と長野県テクノ財団などは、レーザー加工と集束イオンビーム(FIB)加工を同じ台上で行う複合機を開発した。ミクロン(1μm、1/1000mm)オーダーの加工をレーザー、FIBでナノメートル(1/1000ミクロン)の仕上げといった使い分けが加工物を移動せずに出来、従来より短時間に高精度な加工が可能になる。精密金型や半導体、医療などの分野で生産の効率化が期待できるという。 |
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<マイクロ>
ピエゾアクチュエータ応用微小駆動機構の研究
福井県工業技術センター松尾光恭氏は、硬脆材料の微細加工を行うため、機構が単純で、サブミクロンからナノメータレベルの位置決め動作が可能なピエゾアクチュエータを用いたデスクトップタイプの3次元NCマイクロ加工機を試作した。単結晶ダイヤモンド微細工具(エンドミル)を試作し、単結晶シリコンやガラス等のサブミクロン加工に成功した。NCプログラムによる自動運転も可能になったという。エミッションフリーマニュファクチュアリングを目指す貴重な試みの一つとして期待される。 |
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<マイクロ>
内径0.3ミリ管、内側にメッキ
メッキ加工の中嶋金属は、注射針大の内径0.3mmの金属管の内側に、厚さ0.1ミクロン(1/1000mm)程度の均一なメッキを施す技術を開発した。メッキ加工の際に、金属管をメッキ液の中で揺らすことで空気を出やすくし、添加剤を加えて管内に水素ガスが発生しないようにした。メッキを施すと光の反射性が上がり抗菌性や耐久性が増すので、レーザー関連の部品や医療機器などへの応用が見込める。2010年度の実用化を目指すという。 |
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<自動車>
ネオジウムなしでモーター、電気自動車に最適
東海大学工学部森本雅之教授は、資源の枯渇が懸念されるネオジウム磁石を使わずに、電気自動車などに対応する高効率のモーターを開発した。複雑形状に成形できる特殊な磁性体を使い、誘導モーターの原理を応用することで、駆動効率をネオジウム磁石使用モーターとほぼ同等にした。製品化後の価格はネオジウム磁石使用モーターと同等かそれ以下になる見込み。08年中に電気自動車用に最適な設計にし、電機メーカーなどと連携して5年後の実用化を目指すという。誘導モーターとは、固定子に電流を流すと、回転磁界により回転子に起電力が発生し、回転方向に力が起きるモーター。ネオジウムなどの永久磁石が必要なく、ブラシや整流子もないため安価で耐久性が高い。高速回転に適し、新幹線や高速エレベーター、産業用機械、洗濯機などに利用されている。 |
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<生産>
球体に直接印刷
プリンターメーカーのミマキエンジニアリングは、球状の立体などに印刷できる「3次元」式インクジェットプリンターの技術を開発した。印刷される対象を回転させて位置を変え、プリントヘッドが上下左右奥行きの3次元で動く機構を採用することで、立体への印刷を可能にした。印刷範囲は、30cmx30cmで、画質は1200dpi(1インチ当りのビット数)。価格は、2000万円程度の予定という。 |
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<ロボット>
複数の人の動き追跡
富士通は、室内に居る複数の人の動きをリアルタイムで追跡できるシステムを開発した。50平方メートルの店舗の天井に16台のカメラを設置して実験し、店舗内にいる15-20人の動きを100%追跡できた。年内にもスーパーマーケットなどでの顧客の行動を調べる目的などで導入するという。 |
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<医用機器>
心臓、立体動画で解析
システム開発ベンチャーのAZEは、心臓や周辺の血管の動きを3次元動画で解析できるソフトを開発した。コンピュータ断層撮影装置(CT)で撮影したデータを基に3次元動画に変換し、血管が詰まった状態などを把握しやすくした。0.35秒毎に連続撮影できる最新CTのデータを使えば、心臓の脈動も見ることが出来る。医療機関などへの納入を目指すという。 |
| [概況] |
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[景気] 東証1部企業、6期連続増収増益:東証1部上場企業の08年3月期連結決算は6期連続の増収増益を達成する見通しとなった。しかし、円高基調と原油・原材料高の影響で、09年3月期は7期ぶりに減益に転じる見通しという。 |
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[動向] <企業> 日産、インドで低価格車:日産自動車と仏ルノーは12日、最低価格が約26万円の超低価格車を2011年初めにインドで発売すると発表した。タタ自動車は、今秋にも26万円の超低価格車「ナノ」を発売予定。 <再編> パナソニック、GMに電池パック供給:パナソニックEVエナジーは、米ゼネラルモーターズ(GM)からハイブリッド車(HV)用電池パックを受注し、供給を始めた。トヨタグループ以外への本格販売は初めてという。 <環境> アフリカ諸国、日本の温暖化対策を支持:28日から横浜市で開かれる第4回アフリカ開発会議(TICAD4)で採択される共同文書の全容が10日明らかになった。日本が提案する地球温暖化対策「クールアース推進構想」へのアフリカ側の支持を明記した。クールアース推進構想とは、福田首相が1月、世界経済フォーラム(ダボス会議)で提案した新計画。2050年までに世界の温室効果ガス排出量を半減させるため、①全主要排出国が参加できる国際的枠組みの創設、②削減数値を国ごとに定める「国別総量目標」の設定、③産業・分野別に削減可能量を算定し、国毎に積み上げる「セクター別アプローチ」、④20年までにエネルギー効率の30%アップを目指す。 <政策> 温室効果ガス、60-80%削減:政府は11日、地球温暖化対策に関する「福田ビジョン」を6月中旬までに発表する方針を固めた。日本独自の数値目標について「2050年までに現状比で60-80%削減」とする方向で検討に入った。数値目標を示すことで、7月の洞爺湖サミットでの主導権を握る狙い。 <国際化> 中国では、安川電機がサーボモータ工場を建設09年6月稼動。タイでは、アサダがパイプ用電動ネジ切り機を増産した。インドでは、東芝が財閥大手JSWグループと共同で火力発電所向け蒸気タービン・発電機を製造販売する新会社を6月設立。シンガポールでは、スリーエムが窓用フィルムなどの生産工場を新設09年メドに稼動。中国とタイでは、ナブテスコが油圧機器の生産工場を10年メドに新増設する。ロシアでは、三菱電機がファクトリーオートメーション(FA)のサービス拠点を20日に開設する。アラブ首長国連邦(UAE)では、コベルコクレーンが部品センターを夏までに新設。クウェートでは、日揮が韓国GS建設と共同で製油所を受注(1兆円超)した。カタールでは、千代田化工建設が天然ガス処理プラントの基本設計などを受注した。米国では、杉浦製作所が車用ナット生産を倍増6億個以上に、ミネベアが航空機部品を年度内にも増産。コロンビアでは、いすゞ自動車が商用車の販売会社を設立した。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
藻類から「石油」を作る
筑波大学大学院渡辺信教授らは、藻類から油を作る技術開発を進めている。ポトリオコッカスという藻類の一種。二酸化炭素(CO2)を材料に光合成で作り出す炭化水素は分子数が23-40で重油に相当する。油を含む藻が乾燥重量で水槽1リットル当たり3.5グラムの生産にメドをつけた。1リットル当たり10グラム取れれば、油の価格は原油と同程度の1リットル当たり60円位になる。1万平方メートルから1年間に取れる油は、トウモロコシの0.2トン、パーム油の6トンに対して、藻類は47-100トンにも達するという。 |
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<環境>
陶器瓦のリサイクル技術を開発
愛知県産業技術研究所常滑窯業技術センター三河窯業試験場、高浜工業、神清、積水ハウス、豊橋技術科学大学、愛知工業大学は、廃瓦を新たな陶器瓦の原料として活用するリサイクル技術を開発した。瓦用粘土に廃瓦粉を50%混ぜたところ、粘土を100%使用して製造した陶器瓦と比較して、強度を30%向上できた。廃瓦粉を数ミクロン(1/1000mm)程度に微粉化して混ぜていることが特徴。強度向上により、従来よりも瓦を薄く軽量化し、さらには焼成時間も短く出来て省エネにもなるという。 |
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<ナノ加工>
金属ナノ粒子、レーザで自在に作製
大阪大学産業科学研究所真嶋哲朗教授らは、高分子中の任意の場所に金属ナノ粒子を作成する技術を開発した。高分子「ポリビニルアルコール(PVA)」ベンゾフェノンを添加して、紫外レーザと可視レーザを交差するように照射すると、交点付近にのみ銅ナノ粒子ができる。レーザを絞って照射し、高分子を移動させれば、ミクロン(1/1000mm)単位での3次元の金属配線形成や微細な金属部品さくせいなどに応用できるという。 |
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<ナノ加工>
原子以下の厚さも測定
東北大学山本正樹教授と津留俊英助教らは、数ピコ(1兆分の1)メートルレベルで測定できる技術を開発した。基板上の薄膜にレーザ光を当てて、反射光の波形の変化を測定し、リアルタイムで厚さを算出するソフトウェア。このソフトを、溝尻光学工業所の偏光解析装置に組み込めば利用できる。従来は100ピコメートルレベルが限界だったが、新技術では物質の原子の大きさ以下の厚さも測定できる。次世代の大規模集積回路(LSI)や磁気ディスク、光ディスクの製造に役立つという。 |
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<マイクロ>
金属板接合材を開発
IHIと溶接材料メーカーのナイスは、複雑形状の金属板をつなぎ合わせる接合材を開発した。開発したのは、金属板にロウ材と呼ばれる溶かしやすい金属を数十ミクロン(1/1000mm)の厚さで均一に塗布した「クラッドロウ材」。加熱すればロウ材が溶け出し接着できる。溶接工程が不要になり、最大50%の工程短縮になる。ナイスが今夏にも商品化、熱交換器や給油機、自動車部品など向けに販売するという。 |
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<自動車>
「熱電素子」で自動車
大阪産業大学山田修教授らは、素子の表裏の温度差で発電する「熱電素子」を電力源にした電気自動車を開発した。都市ガスを燃焼させて金属部分を450-550℃に加熱し、その熱を利用した発電で自動車を動かす。燃料電池やエンジンなどと組み合わせれば、自動車のエネルギー効率を高めることも可能になるという。 |
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<生産>
エミッションフリーマニュファクチュアリングを目指して
製造科学技術センター、 産業技術総合研究所先進製造プロセス研究部門エコ設計生産研究グループなど産学官共同で、出荷額130兆円にのぼる機械工業の製造プロセスのエミッションフリー化(Emission-Free Manufacturing)を検討し、以下の研究課題を明らかにしている。①素材製造、素形材加工、機械加工を融合させ、エミッションとエネルギーを画期的に低減するプロセスおよび生産機械の開発、②素形材および機械加工の主要なエミッション(バリや切り屑、潤滑材、クーラント、作動油等)をゼロまたはそれに近い状態にする改良技術(ネットシェイプ加工、完全ドライ加工、オイルフリー機械等)、③製造プロセスや製造システムの環境負荷を評価する手法の開発とデータベースの構築など。 |
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<生産>
ドリルの寿命10倍
ジェイテクトは、自動車用パワーステアリング工場で、ドリルを従来の10倍に長寿命化できる独自開発の切削加工専用機の導入を加速する。クーラント液の噴出し口を水道の蛇口のような形状にした上、テーパ(傾き)をつけて加工点にクーラント液を確実にかける。これによりドリルの負担を軽減。自社のパワステ部品の加工にあたって、1本のドリルで従来の10倍の2500台分の加工ができたという。 |
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<ロボット>
「つえナビ」を開発
早稲田大学藤江正克教授らは、視聴覚障害者や高齢者向けに、目的地まで安全に誘導してくれる特殊なつえを開発した。点字ブロックに組み込まれたICタグの情報を読み取り、遠心力を発生させることで進む方向に引っ張られるような感覚を持たせて誘導する。開発の現状は、1個のタグを使い、進む方向を正しく認識できることを確認したレベル。今後、目的地まで誘導してくれるシステムを実現していくという。 |
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<医用機器>
生体細胞、傷つけず計測
名古屋大学大学院内山剛工学研究科准教授と中山晋介医学研究科准教授らは、生体細胞を傷つけずに計測できる小型の磁気センサーを開発した。同大の毛利佳年雄名誉教授が発明した、鉄・コバルト・シリコン・ボロン系の非晶質ワイヤを使った磁気センサーを改良した。長さ21cm、直径10ミクロン(1/1000mm)と小型。細胞の活動状況を見ることが出来る磁気信号を電気信号に変換して検出する。ガンなどの疾患を細胞レベルで非接触で診断できれば、再生医療に生かせる。万能細胞(IPS細胞)の分化する様子も評価できると見ているという。 |
| [概況] |
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[景気] 工作機械受注短観、5月横ばい:日本工作機械工業会は、企業の設備投資マインドを予測する「工作機械短期受注観測調査」の4月の結果をまとめた。受注総額の判断指数(DI=受注が「増加」すると答えた企業の割合から「減少」すると答えた企業の割合を引いた値)は、4月が7.5で、5月の見通しも7.5であったという。 |
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[動向] <企業> ベアリング各社、風力発電向け活況:ベアリング(軸受け)各社は、風力発電向け大型軸受けで活況を呈している。日本精工は、4月に欧州メーカーから大量受注を獲得、NTNやジェイテクトも今秋から大型軸受け生産体制を整えるという。 <再編> 医工連携で新医療技術:東京新宿に1日、東京女子医科大学と早稲田大学が共同で、連携先端生命医科学研究教育施設を発足させた。女子医大からは「細胞シート工学」の岡野光夫教授ら8人、早大から「人工心臓」の梅津光生教授ら23人が研究室を移す。さらに企業数社も入居準備中という。 <環境> 中国、日本提案「セクター別アプローチ」を評価:福田首相と中国の胡錦涛国家主席が7日行った日中首脳会談の共同声明で、温暖化防止について、中国が日本提案の「セクター別アプローチ」を評価し、日本にとっては、7月の洞爺湖サミットへの「追い風」となった。 <政策> 公設試の中小企業支援を促進:中小企業基盤整備機構は、全国の公設試験研究機関(公設試)の個性的な取り組みをまとめた。これを受けて中小機構は、公設試間の広域的な連携を促進し、中小企業に外部資源の有効活用を訴える考えだという。 <国際化> 中国では、住友建機が道路舗装機械を09年2月メドに製造・販売する。タイでは、中山精密が精密金型部品の営業事務所を開設した。ドイツでは、武蔵精密工業がサスペンション継ぎ手となるボールジョイントを09年秋メドにBMWに納入。北米、中国、韓国、台湾では、三浦工業が貫流ボイラや水処理装置のメンテナンスを6月から開始する。ロシア、東欧、中国、タイでは、日立ツールが金型加工などに使う超硬工具販売を開始・強化する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
塗るだけで太陽電池
三菱化学イノベーションセンター星嶋時太郎プロジェクトディレクターらは、有機薄膜太陽電池を開発している。材料の半導体「テトラベンゾポルフィリン(BP)」とナノテク素材(球状炭素分子)を使い、東大大学院中村栄一教授と共同で開発した。例えば、携帯電話の背面に材料を塗って熱処理すると、厚さ100ナノ(10億分の1)メートルの太陽電池ができる。太陽光や電灯で充電でき電池切れの心配がない。現在の発電効率は3.8%。実用化には、7-10%が必要とされる。2010年には7%まで高め、プロトタイプを発売する計画という。 |
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<環境>
環境負荷低減型砥部焼開発
愛媛県産業技術研究所窯業技術センター大塚和弘主任研究員と首藤喬一主任研究員は、焼成に使用するガス使用量及び焼成時に発生する二酸化炭素(CO2)排出量の3割削減を目的として、これまでより低い温度で焼成する砥部焼の開発を行っている。砥部焼は、18世紀後半に有田・伊万里の影響を受けて発祥した民窯で、経済産業大臣指定の伝統的工芸品。厚手の磁器で堅ろうさに特徴があるという。 |
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<環境>
CO2冷媒の冷却機、代替フロン使わず
圧縮機大手、独ビッツァーの日本法人ビッツァー・ジャパンは、2009年から二酸化炭素(CO2)冷媒を使ったコンビニエンスストア向け冷蔵・冷凍ケースの冷却機を販売する。CO2は代替フロンより冷却能力は低いが、高い圧力をかけられる小型圧縮機を内臓、代替フロンを使う冷却機とほぼ同じ冷却性能と大きさを実現した。代替フロンフロンは、CO2の1,000倍以上の温暖化効果を持つので、入れ替え需要が高まると見ているという。 |
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<ナノ加工>
高感度の光通信用受光素子
東京大学大津元一教授と川添忠特任准教授らは、光通信用のルーターなどに利用する受光素子の感度を大幅に高める基礎技術を開発した。受光素子は化合物半導体のチッ化ガリウム製。従来の受光部の幅は0.1-1mmだが、新しい素子は120ナノ(10億分の1)メートルと狭くした。それにより受光部周辺に近接場光が発生した。電気信号に変換できる波長が、これまで360ナノメートル迄のところが530ナノメートルまで広がった。安価な半導体材料で出来ることから、ルーターなどのコストが下がる。民間企業と協力して早期の実用化を目指すという。 |
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<ナノ加工>
ナノインプリントで低コスト化と微細化
原版を基板に押し当てることで、ナノ(10億分の1)メートルレベルの微細な線幅のパターンを形成できるナノインプリントの研究開発が進展している。東芝は、ハーフピッチが22ナノメートルまでのパターンを形成できた。サムスン電子も、38ナノメートル世代のフラッシュメモリーのパターンを形成した。また、ナノインプリント製造装置は焼く10億円とEUV露光装置の1/5以下。しかしながら、実用化には課題も多い。処理能力の向上や、欠陥密度の低減、重ね合わせ精度の向上、検査修正技術の確立など。こうした中、米モレキュラー・インプリンツは、2012年に量産対応の製造装置を出荷するという。 |
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<マイクロ>
自由自在に設計したカーボンナノチューブ3次元デバイスを実現
産業技術総合研究所ナノチューブ応用研究センタースーパーグロースCNT研究チーム畠賢治研究チーム長と早水裕平産総研特別研究員らは、導電性や柔軟性をもつカーボンナノチューブ(CNT)を自由自在に立体的に形状加工する技術を開発した。基板上に垂直に成長させる技術で作った複数のCNTの膜を、特殊な溶液に浸して倒し、板状につなげたCNT基板を作製した。基板の厚さは、100ナノメートル(ナノは1/1000ミクロン)から50ミクロン(ミクロンは1/1000mm)。色々な集積された微細電気システム(MEMS)を大量に実現できるという。 |
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<自動車>
横滑り防止装置、安全技術の中核へ
アドヴィックスなどが生産し、自動車各社の一部機種に搭載されている横滑り防止装置(ESC)は、欧米で急速に普及し、"世界標準"の予防安全システムになりつつある。ESCは、車両が滑り始めるとセンサーが危険を察知して、ブレーキやアクセルを制御して車の安全走行を維持する。坂道発進の後ずさりを防いだり、エアバッグなど衝突安全システムと連動したりと機能の拡張が進む。「高度化する安全技術の核」(独コンチネンタル)として車に不可欠のツールになる可能性が高いという。 |
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<生産>
センサーの生産現場がショールーム
オムロン綾部事業所では、光電センサーを生産する「デジタル屋台」と呼ばれる生産現場を見学者に公開し、見学者に生産性向上策を提案する営業拠点としている。作業員の三方を発光ダイオードや銅線などの部品約200種、ドライバーなどの工具約40種が入った棚が取り囲む。正面のモニター画面が次々と作業手順を表示する。指示通り行われないとラインセンサーや発光ダイオードなどで警告される。「セル生産方式を導入したが効果が上がらない」などの見学者に、独自のノウハウを解説しながら、解決策を提案する。年間2000人の見学があるという。 |
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<ロボット>
色合わせは任せて
生産技術は、巧みにルービックキューブの色合わせをする女性ロボットを開発した。安川電機の双腕多軸ロボットをもとに製作した。頭上のセンサーがキューブの色を認識し、最短の方法を導き出して、所要時間30-40秒で色合わせを完了する。時折、考え込むように首をかしげたり、「あと5手」などと残りの手数を発声したりする。一般向けにも公開しているという。 |
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<医用機器>
顕微鏡を遠隔操作
山梨大学郷健太郎准教授らは、山間部の診療所にある顕微鏡を遠隔操作し、目を検査する情報通信技術の開発に乗り出した。眼球に光を当てて血管などを検査する「細隙灯(さいげきとう)顕微鏡」にモーターを取り付け、遠隔操作する。今後2年間、総務省の助成を受け、商用に耐えるものをつくり、時間外診療が未整備な山梨県に貢献していくという。 |
| [概況] |
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[景気] ブレーキかけつつ加速:日本精工の2008年3月期は過去最高の売上高7600億円、営業利益2桁の増益と絶好調だが、朝香聖一社長は「営業利益予想は、3年前の中期計画で立てた740億円を確保することは困難だろう。営業利益率も同様の10%は厳しく、9%維持がやっとだろう」と述べた。 |
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[動向] <企業> NTN、三次元CADデータを無料提供:NTNは6月から、工作機械用精密ベアリング(軸受け)の三次元CADデータを小作機械メーカなどに無料で提供する。設計作業の効率化を支援し、販売促進に役立てるという。 <再編> 三独立法人、非破壊検査技術で協力:産業技術総合研究所、物質・材料研究機構、宇宙航空研究開発機構の三機関は、固体ロケットや発電設備などの非破壊検査の技術開発で協力する。 <環境> CO2連動年収:松下電器産業は、製造技術から物流まで、二酸化炭素(CO2)排出を徹底的に削減する。削減結果は、シビアにカウントされ、社員の年収に跳ね返るという。 <政策> 高い削減目標設定を:経済同友会は22日、7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に向けて、「日本は2050年の自主削減目標を高いレベルで設定し、議長国としてリーダーシップをとるべきだ」と指摘した。 <国際化> 中国では、三菱自動車がガソリンエンジンを数年後に80%増の90万基に増産。タイでは、板尾製作所が中型建機の足回り部品工場を新設し年内稼動。インドネシアでは、ティラドが自動車用ラジエータ工場を新設09年夏稼動。韓国では、三菱自動車が参入する。イエメンでは、双日やコスモなど20社が液化天然ガス(LNG)やインフラ整備の投資調査団が訪問した。アルジェリアでは、三菱重工業が韓国大宇建設と共同で大規模肥料プラントを受注(2400億円)した。ブラジルでは、豊田織機が車用シートなどの生産を11年メドに進出。欧州では、ホンダが小型ジェンと受注活動を5月に開始。ロシア、中国、インドでは、クオリカが自動車用生産管理システムなどを提案していく。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
排ガスのクリーン化と温暖化対策の両立、バイオ混合DME発電
産業技術総合研究所新燃料自動車研究センター(後藤新一センター長)とバイオ混合DME発電システムコンソーシアムは、排ガスがきれいで燃費の良いジメチルエーテル(DME)に10%のパーム油メチルエステル(バイオ燃料)を混ぜた混合燃料によるディーゼル発電システム(出力50kw)を開発し、400時間の耐久試験に成功した。今後は、この発電システムの普及により地球温暖化対策に貢献していくという。 |
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<新エネルギー>
太陽電池の効率向上
大阪大学先端科学イノベーションセンター町田憲一教授と柳田祥三特任教授、ロステック、韓国ネオリソース社は、太陽電池の発電効率を高める装置の開発に乗り出す。ロステックが開発した独自の編み方をしたケーブルでモーターを回転しやすく技術が核となる。現在の約2倍の効率を目指す。2年以内に実用化をしたいという。 |
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<環境>
鉄系加圧で超電導
日本大学高橋博樹教授と東京工業大学細野秀雄教授は、鉄を含む高温超電導体に圧力をかけると、超電導になる温度が高くなることを発見した。今年2月に細野教授が発見した鉄系高温超電導体(ランタン、ヒ素、酸素、鉄)に圧力をかけたところ、電気抵抗がゼロになる温度が10℃上がって-230℃となった。高温超電導のメカニズムの解明やより高温で超電導になる物質の発見につながる成果だという。 |
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<ナノ加工>
5ナノ刻みの超精密位置決め装置
豊田工業大学古谷克司教授は、5ナノ(ナノは10億分の1)メートル刻みで動かせる超精密位置決め装置の開発を行っている。圧電素子と磁石を使って、尺取虫やアザラシのような動きを実現する。従来技術よりも制御が単純で小型化が可能な点が特徴。将来、原子間力顕微鏡の試料ステージなど微調整用駆動装置やバイオテクノロジーの細胞走査むけなど多様な分野での応用が期待されるという。 |
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<マイクロ>
ガラスと銅、直接接合
大阪大学大学院工学研究科伊東一良教授と小関泰之助教らは、フェムト秒レーザー(フェムトは1000兆分の1)を用いて、熱膨張率が異なるガラスと銅を直接接合した。レーザー集光点付近のみを局所的に溶融、最凝固させて接合する。接合するものが小さくなると接着剤を塗布すること自体が難しくなるため、レーザーの微細接合の利点がある。微小電気機械システム(MEMS)などをガラスカバーで覆う場合などに役立ちそうだという。 |
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<自動車>
EV開発中
三菱自動車は、電気自動車(EV)「iMiev」(アイミーブ)の開発を進行している。アイミーブは軽自動車「アイ」を基に、量産車初のリチウムイオン電池を搭載する。1回の充電で160kmを走行でき、最大トルク180ニュートンメートルと加速性能にも優れる。09年度に発売予定という。 |
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<生産>
難削材の超高能率・超高精度加工を提案
牧野フライス製作所は、チタン・インコネルなど難削材の超高能率・超高精度加工事例を、サンプルとともに展示紹介する。航空機産業分野へ向けて、高トルク・高剛性マシニングセンターと高能率研削盤を用いることにより、難削材加工のソリューション提案を行う。5月14-17日に名古屋で開催。 |
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<生産>
インジウム使用75%減、液晶パネル製造
高知工科大学山本哲也教授、カシオ計算機、シオマテックなどは、レアメタル(希少金属)であるインジウムの使用量を75%減らす液晶パネルの製造技術を開発した。液晶パネルで、カラーフィルター側の酸化インジウムすず(ITO)を酸化亜鉛膜に置き換えてカラー表示させることに成功した。気体のアルゴンを酸化亜鉛の塊にぶつけ、衝撃ではじき飛ばされた酸化亜鉛粒子で膜を形成する。スパッタ法と呼ばれる手法。レアメタルの将来の供給不安に対応する技術という。 |
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<ロボット>
装着型上肢運動支援ロボットの研究開発
福岡県工業技術センター機械電子研究所林宏充氏、エーエスエー・システムズ津田邦博氏、安川情報システム宮河秀和氏は、「食事」を対象とした装着型上肢運動支援ロボットの研究開発において、本ロボットを要介護者に適用した時に生じる要介護者への負担を測定する装置を試作した。光ファイバセンサ(FBG)を用いて、要介護者の筋肉の伸縮および上肢運動支援アームのたわみを測定することにより、要介護者にかかる負荷を100mNの精度で計測できたという。 |
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<医用機器>
生きた細胞をナノ解像度で観察
東北大学山本正樹教授らは、細胞などを生きたまま電子顕微鏡並みの高解像度で観察できる光学顕微鏡を開発した。軟エックス線と呼ばれる放射光を使って物質を詳しく観察する。電子顕微鏡並みの200-400ナノ(ナノは10億分の1)メートルの高解像度で生きた細胞やウィルスを観察できる。ウィルスの動きやガンなどの病気の解明に大きく貢献しそうだという。 |