| [概況] |
|
[景気] 米金融危機、「車」世界市場への影響懸念:日本自動車工業会青木哲会長は、「北米自動車市場はじめ欧州、中国、インドとも弱含んでいる」と述べた。 |
|
[動向] <企業> 金融危機、米製造業すくむ:一連の金融不安は、GM、フォード、クライスラー、GEなど製造業にも飛び火しかねず、業績不振企業は戦々恐々という。 <再編> GM、いすゞにトラック事業売却:ゼネラル・モーターズ(GM)は、商用車トラック事業の売却方針をいすゞ自動車に打診した。 <環境> 氷河の解け水、氷床貫く:グリーンランドでは、氷河の解け水がたくさんの穴を通って氷床を貫き岩盤に到達する効果で、氷床そのものが海に流れ込む可能性があるという。 <政策> 経済対策、早期実行を:日本経団連など3団体は、世界経済の悪化を前にして、我が国が経済対策を進めない状況を厳しく指摘した。 <国際化> 中国では、トヨシマがフォークリフト用アームの生産工場を3月新設増産へ、オイレス工業がすべり軸受けを増産09年下期メドに5割増へ、トヨタ紡織がシートを増産09年2月5割増へ。タイでは、旭テックが自動車部品の鋳造ラインを新設し64%増の月産1,800トンへ、市光工業が自動車用ランプの設計・開発・営業の新拠点を設立10月営業開始。インドでは、ヤマハ発動機がスポーツバイクの新型車「FZ16」を10月発売。ベトナムでは、日機装が航空機部品の新工場を建設09年10月稼働。中国、台湾、韓国では、日本メタルガスケットがエンジン部品の金属製ガスケットを増産する。アラブ首長国連邦(UAE)では、住友ゴム工業がタイヤ販売会社を設立09年1月営業開始。UAE、クウェート、カタール、オマーンでは、東レが海水淡水化用「逆浸透膜」を受注した(約20億円)。米国では、OSG、三菱マテリアル、住友電工ハードメタルが市場を積極開拓へ。 |
| [機械技術開発] |
|
<新エネルギー>
耐久時間6倍の燃料電池
産業技術総合研究所は、固体高分子型燃料電池(PEFC)電池で、電池性能が劣化しにくい触媒材料を開発した。直径100-500ナノ(ナノは10億分の1)メートルの球形の導電性のある金属酸化物でチタンを焼いて作成した。企業と協力して実用化を目指す。 |
|
<環境>
シアン化合物を使わない金メッキ
産業技術総合研究所は、毒性の強いシアン化合物を使わずに、白金コロイドを使った金メッキ法を開発した。絶縁体であるプラスチックに常温でメッキが可能という。 |
|
<ナノ加工>
ナノ単位の塗装膜
オーウェルとエヌジマット社は、独自の「燃焼化学蒸着」法により、厚さがナノ(ナノは10億分の1)メートル単位の塗装膜の加工事業を始める。電気絶縁膜などの電機、食品、医薬業界への受注活動を開始する。 |
|
<マイクロ>
携帯1,000万画素へ
東伸精工は、裏表の中心のズレが最大0.5ミクロン(ミクロンは1/1,000mm)の小型プラスチックレンズを量産できる金型を開発した。これにより、コンパクトデジカメ並みの1,000万画素以上の携帯カメラが可能という。 |
|
<自動車>
電気自動車の実証実験、アイスランドで
三菱自動車、三菱重工、三菱商事は、アイスランドで電気自動車の実証実験を開始する。開発中の「iMiEV(アイミーブ)」を使って低温化での走行試験や耐久テストなどを実施するという。 |
|
<自動車>
車廃材9割再利用
広島大学西嶋渉教授らは、有害な塩素系プラスチックをオゾンで沈ませて効率よく分別できた。これにより、自動車廃材(シュレッダーダスト)のリサイクル率が現在の60%から90%以上になる見込みという。 |
|
<生産>
陶器とガラスの融合による照明器具
滋賀県工業技術センターは、境界面に耐火薄膜を作ることで、ガラスと陶器を同時に焼成した。陶器に開けた穴を色ガラスで埋めて焼成し、屋外用照明器具を試作したという。 |
|
<生産>
自己修復するコンクリート
東京大学岸利治・准教授、JR東日本、横浜国立大学は、セメントにシリコンなどを混ぜることにより、ひび割れができても最短3日で自己修復するコンクリートを開発した。トンネルなどでの実用化を目指すという。 |
|
<ロボット>
複雑形状でも認識早く
IHIは、レーザー光により輪郭のはっきりしない対象でも形状認識できる産業ロボットを開発した。バラ済みした冷却用ファンであれば2秒、直径20ミリのボルトであれば1秒で認識できるという。電子機器や自動車向けに今年度中の受注を目指すという。 |
|
<医用機器>
血液の粘性を簡単測定
東京大学生産技術研究所酒井啓司准教授らは、粘性流体中に沈めた金属球の回転運動により粘性を測定する安価な粘度計を開発した。従来の粘度計に比べて精度は同等で、価格は1/10程度。09年度価格200万円で商品化の見込みという。 |