| [概況] |
|
[景気] 10月工作機械受注、激減:日本工作機械工業会によると、10月の工作機械受注実績は前年同月比40.4%減の810億3,100万円と、04年4月以来54ヶ月ぶりの1,000億円割れとなった。 |
|
[動向] <企業> 日本精工、2,000人削減:日本精工は08年下期中に、社員3万人(内非正規社員5,000人)のうち、2,000人を削減する。国外は北米で1,000人削減。 <再編> 九工大、産総研、プトラ大、バイオマス共同研究:九州工業大学は7日、産業技術総合研究所とマレーシアのプトラ大学と3者共同で、油ヤシ(パームバイオマス)を使ったバイオエタノール製造システムを構築すると発表した。 <環境> 中国が原発技術センターを設立:新華社電によると、中国が最近国家核電(原子力)技術開発センターを設立した。大型の加圧水型(PWR)原発の研究開発を行うという。 <政策> 厚労・経産相、介護ロボ体験:厚労省で10日、介護ロボのデモが行われた。ホンダの「リズム歩行アシスト」とセコムの「マイスプーン」を、厚労相と経産相が体験し、好評であったという。 <国際化> 中国とインドでは、蛇の目ミシン工業が小型卓上ロボットなどの販売拠点を増やし拡販する。タイでは、ニフコが自動車向けの樹脂製留め具(ファスナー)の新工場を建設し増産する。インドネシアでは、三浦工業が小型貫流ボイラーやボイラー用薬品などを製造する新会社を12月新設する。アラブ首長国連邦では、三井造船が太陽熱発電プラントを受注した。 |
| [機械技術開発] |
|
<新エネルギー>
CO2利用太陽熱給湯器
昭和炭酸は、熱を吸収しやすい流体CO2を使った業務用の太陽熱給湯器を開発した。現在の家庭用太陽熱給湯器の2倍の熱を得ることができる。2011年メドに老人介護施設やフィットネスクラブなどへ売り込むという。 |
|
<環境>
毒性低い鉄系超電導物質
物質・材料研究機構と科学技術振興機構は、毒性の高いヒ素やセレンなどを使わない鉄系超電導物質を開発した。新材料は、鉄とテルルの化合物にイオウを混ぜた物質。テルルを20%イオウに置き換えると絶対温度10度で超電導物質になるという。 |
|
<ナノ加工>
10ナノ分解能の卓上研削加工機
理化学研究所大森整主任研究員らは、リニアモーターを直進軸に採用して、10ナノ(ナノは10億分の1)メートル精度の分解能を持つ3軸超精密卓上ELID(電解インプロセスドレッシング)研削加工機「リニオン」を開発した。価格は2,500万円からという。 |
|
<ナノ加工>
わずか10個のアミノ酸から人工結晶
産業技術総合研究所本田真也分子細胞育種グループ長、秋葉俊彦元招へい研究員、岡嶋正和研究員らは、10個のアミノ酸からなる新規タンパク質物質CKNO25を合成し、結晶中と溶液中での立体構造を決定した。人工タンパク質による医療産業への貢献を目指すという。 |
|
<マイクロ>
「人体通信」部品を1チップに
アルプス電気は、手を触れるだけでカード決済などができる、人体の表面を通じ電気信号をやりとりする「人体通信」用部品を1枚のICチップに集積化した。2009年に量産するという。 |
|
<自動車>
効率5%向上、小型モーター
日立製作所は、鉄心に強度を5倍に高めた材料を使うことにより、機械的出力を5%向上させた小型モーターを開発した。将来は自動車や家電向けだが、まずは産業機器向けに1年後メドに実用化するという。 |
|
<自動車>
充電容量1.6倍、鉛蓄電池
森林総合研究所久保智史主任研究員は、木材に含まれる添加剤により、現在広く使われている鉛蓄電池の充電容量を1.6倍に高めた。企業とともに実用化を目指すという。 |
|
<生産>
サーボプレス加工によるマグネ合金の絞り成形
富山県工業技術センターと北熱は、サーボプレス加工によるマグネシウム合金板の絞り成形技術を確立するため、円筒絞り及び角筒絞りにおける適正加工条件を見出したという。 |
|
<ロボット>
手術ロボソフトの標準化
産業技術総合研究所鎮西清行治療支援グループ長と米ハーバード大学などは、手術ロボットとコンピューター、センサーなどをつなぎ、情報をやりとりするのに必要な標準化技術を開発している。 そのためのプロトコル「Open IGT Link」をインターネットで公開して、誰でも改良して使えるようにしている。無償OS(基本ソフト)のリナックスの医療版を目指しているという。 |
|
<医用機器>
ES細胞から大脳皮質
理化学研究所は、培養の工夫により、万能細胞であるヒト胚性幹細胞(ES細胞)から運動や知覚、言語、人格などをつかさどる大脳皮質組織を作り出すことに成功した。脳の難病原因究明や創薬、再生治療などに役立つという。 |