| [概況] |
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[景気] 08年12月工作機械受注71.9%減:日本工作機械工業会によれば、08年12月の工作機械受注実績は前年同月比71.9%減の367億1,000万円となり、15年ぶりに400億円を割り込んだ。減少幅は過去最大。08年合計は、18.2%減の1兆3,009億8,800万円で6年ぶりの前年割れとなった。 |
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[動向] <企業> NTN、鉄道や風力向けは比較的好調:ベアリング(軸受け)業界大手NTNの鈴木泰信会長兼社長は、「本格的回復には、2-3年かかるのではないかと見ている。こうした中で、鉄道や風力向け軸受けは比較的好調。」と述べた。 <再編> 電気自動車開発への連携:自動車用リチウムイオン電池をめぐる提携関係は、トヨタ自動車-パナソニック、独フォルクスワーゲン-三洋電機(パナソニック)、ホンダ-GSユアサ、三菱自動車・仏プジョー-GSユアサ、日産自動車・仏ルノー-NEC、米GM-韓国LG化学、独ダイムラー-日本エナックス。 <環境> 新エネ導入積極的、オバマ新政権:オバマ大統領は、風力や太陽エネルギー発電を2012年に10%、2025年に25%まで拡大、今後10年間で1,500億ドル投資し500万人の雇用創出を図る。プラグインハイブリッド車を2015年に100万台導入という。 <政策> 遠隔地医療、インフラ整備:経済産業省は09年度、ITを活用して患者や高齢者を遠隔地から見守るプロジェクトに取り組む。今春以降、プロジェクトに取り組む地域を公募するという。 <国際化> 中国では、東芝が発電・送電・鉄道など省エネ・環境対応技術を売り込む支店を武漢に開設した、クボタはポンプ生産を09年度中に開始する。インドでは、オイレス工業が水力発電所向け軸受け需要を見込んで営業拠点を09年度中に開設。タイでは、日産自動車が主力小型車「マーチ」の生産を日本から全面移管して原価を3割削減し日本へ輸出する。キプロスでは、三井造船の子会社バーマイスター・アンド・ウェイン・スカンジナビアン・コントラクターが発電庁から中速ディーゼル発電設備50メガワットを受注(約60億円)。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
発電効率10%、色素増感太陽電池
東京工業大学松本英俊特任准教授らは、色素増感太陽電池の発電効率を10%以上に高めた。炭素繊維の表面に酸化亜鉛の粉末をつけて1,000℃で熱すると、表面に太さ50ナノメートル(ナノは10億分の1)、長さ数100ナノ-1ミクロン(ミクロンは1/1,000mm)の針状の酸化亜鉛の電極群ができ、それに色素を塗ることにより電気が通りやすくなり効率が高まった。今後、太陽電池メーカーなどと協力して実用化を目指すという。 |
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<新エネルギー>
水から水素を効率生産
東京理科大学工藤昭彦教授らは、水から水素を効率良く作り出す技術を開発した。可視光と反応して水素を出す光触媒と酸素を出す光触媒の2種類の光触媒を、電子のみを通す膜で仕切られた隣り合う領域にそれぞれ別々に入れることにより、水素と酸素が分かれて出てくる。水素と酸素の分離作業が不要なため、水素の生産コストが下がり、大量生産への道が拓ける。燃料電池向けの水素供給技術としての実用化を目指すという。 |
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<環境>
CO2、30%削減船を開発
三井造船は、二酸化炭素(CO2)排出量を現状より3割減らした船舶を開発する。船形やプロペラ形状の見直しや低燃費エンジンの開発などで実現する。2010年度に実用化のメドをつけ、受注活動を開始、2013年の引き渡しを目指す。船舶分野の規制強化の先取りを目指すという。 |
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<環境>
圧力で超高温電導誘起
神戸大学子手川恒准教授、藤秀樹教授と徳島大学菅原仁准教授は、鉄系物質の単結晶に約3.7ギガパスカル(1ギガパスカルは1万気圧)の圧力をかけると、34K(0Kはマイナス273℃)で超電導が起こった。鉄系物質の高温超伝導が起こる機構の解明につながるという。現在、鉄系高温超伝導の転移温度は55K。 |
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<ナノ加工>
ガラスなどの非球面加工技術
山形県工業技術センターは、ナガセインテグレックス製超精密非球面研削盤(N2C-53US4-N4(1nm))を使用して、光学ガラスなどの金型に対し表面粗さ10ナノメートル(ナノは10億分の1)、形状精度50ナノメートルが得られた。さらに、表面粗さ10ナノメートル未満、形状精度30ナノメートル以下を目指し、ワークの機上計測とホイールツルーイング技術を開発するという。 |
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<マイクロ>
細胞分裂で働く力を測定
早稲田大学石渡信一教授らと、東京大学、ロックフェラー大学は、細胞分裂で働く力などを測定できるマイクロセンサーを開発した。マイクロ加工により作製したセンサーは、縦30ミクロン(ミクロンは1/1,000mm)、横200ミクロン、厚さ0.3ミクロンで、数100ピコニュートン(ピコは1兆分の1)レベルの小さな力を測定できる。カエル卵内における細胞分裂の力などを検知できた。細胞内でタンパク質などが動く仕組みや、分裂の異常で起こる疾患の解明に役立つという。 |
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<自動車>
動力伝達ロスを3割削減
NTNは、自動車の駆動軸向けに動力の伝達損失を従来比で3割減らした等速ジョイント(CVJ)を開発した。内部設計やグリース成分を見直したほか、部品にグリースが途切れにくいように表面処理加工を施した。タイヤ側とエンジン側の二つの等速ジョイントを開発品に変更すると、燃費が0.4%向上するという。 |
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<生産>
異形断面形状も成形できるへら絞り加工機
産業技術総合研究所荒井裕彦氏と 大東スピニングは、異形断面形状も成形できるへら絞り(スピニング)加工機を共同開発し、受注を開始した。加工ローラーの加工力を高速で制御するなどして、楕円・偏心・多角形などの成形を実現しているという。 |
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<ロボット>
安全基準を策定、生活支援ロボ
経済産業省が主導して09年度から開始する生活支援ロボットの対人安全基準策定プロジェクトに、総務省、国土交通省、厚生労働省、警察庁、トヨタ自動車、パナソニック、セコム、富士重工業、ファナック、安川電機、サイバーダイン、産業技術総合研究所、東京大学などが参加する見通しとなった。5年間、ノウハウを持ち寄って実証実験を繰り返し、安全基準とその検証方法を開発する。予算額約80億円を見込む。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)プロジェクトとして公募で立ち上げるという。 |
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<医用機器>
細胞内で2ヶ月後も発光
産業技術総合研究所植村壽公研究グループ長と大藪淑美テクニカルスタッフらは、ナノメートル(ナノは10億分の1)サイズの光る半導体微粒子を標識物質として細胞に入れ、2ヶ月後も光らせることができた。標識物質は、化合物半導体の表面を高分子膜で覆った直径15-20ナノメートルの粒子。紫外線を当てると蛍光を出す。長期間の観察が必要な移植医療の研究などに役立つという。 |