| [概況] |
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[景気] 工作機械受注見通し、2月はやや改善:日本工作機械工業会は、「工作機械短期受注観測調査」の1月の結果をまとめた。受注総額の判断指数(DI=受注が「増加」すると回答した企業の割合から「減少」の割合を引いた値)は、1月がマイナス13.4、2月の見通しが11.9とやや改善の兆しという。 |
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[動向] <企業> NEC、車載用電池で勝負を賭ける:NECは、業績が悪化していた電子部品メーカーのNECトーキンを完全子会社化する。不採算部門を切り捨て、日産自動車―仏ルノー連合に今春から供給する車載用電池事業に集中して勝負を賭けるという。 <再編> セイコーHD、SIIを完全子会社化:セイコーHDと電子部品や腕時計のSIIは元をたどれば同じ会社。再び一体化して、開発や製造・販売の効率化を図るという。 <環境> 再資源化で異業種連携:青森県八戸市では、東北東京製綱・大平洋金属・八戸精練・三菱製紙・八戸セメントの5社は、「八戸エコタウンイニシアティブ研究会」を作り、国と県の支援をうけて、廃棄物の有効利用に関する情報交換を定期的に行っている。景気回復後の工場進出を呼び込む布石になりそうだという。 <政策> 太陽電池部品の新材料開発へ:経済産業省の産業技術総合研究所は、太陽電池に使用する部材の耐久性や信頼性を高める研究開発を関連企業と共同で実施する。同研究所の太陽光発電研究センターが「高信頼性太陽電池モジュール開発コンソーシアム(仮称)」の設立準備を進めており、2月から参加メーカーの募集活動を開始するという。 <国際化> 中国では、キトーが原子力発電大手から工場用荷揚げ機器を受注した(約20億円)、ペガサスミシンがアルミニウム鋳造品である安全ベルト巻き取り装置設備を2月に増設し年産60%増の1,920トンへ、ネジのユニタイトがシャフトなど駆動系自動車部品の生産も年内に開始する。タイでは、三菱農機が農業機械の駐在事務所を開設した。インドでは、新明和工業が特装車の製造・販売の合弁会社を5月に設立。アラブ首長国連邦では、JFE商事が鋼材の営業拠点を開設した。ブラジルでは、川重商事が産業機器の販売や技術サービスを手がける営業拠点を開設する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
高反射ミラー、太陽熱発電
コニカミノルタは、太陽熱発電の実用化に必要な高効率反射鏡を開発した。鏡の表面に、酸化シリコンや酸化チタンなどで作る厚さ数ナノメートル(ナノは10億分の1)の薄膜を数百層重ねて、太陽光の反射率を95%以上に高めた。太陽熱発電の発電コストは1キロワット時当たり17円に対し、太陽光発電は40円。その反面、光を集めるための広大な面積が必要で、曇りや雨の少ない砂漠などでの利用が期待されるという。 |
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<環境>
大型化でコスト安く、次世代原子炉
エネルギー総合工学研究所は、次世代軽水炉開発プロジェクトを進めている。2008年度から8年間で、約600億円は官民で折半の予定。原子炉メーカーの東芝、日立製作所、三菱重工業、電力会社など300人以上が参加する。沸騰水型(BWR)と加圧水型(PWR)の両タイプ夫々の改良版で、現在の出力130万kwを出力170万-180万に大型化してコストを下げる予定。その他、燃料の濃縮度を上げて出力を1.4倍に向上したり、免震技術を開発したりするという。 |
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<環境>
200℃耐熱・長寿命の無鉛ハンダ
日立製作所は、200℃の高温で従来よりも長時間利用できる、鉛を使わないハンダの接続技術を開発した。接続部分を放熱し易いように工夫して実現した。接続寿命は鉛を使うハンダの1.4倍、一般的な鉛フリーハンダの3倍。電気・電子機器の電力変換に用いるパワー半導体向けに、2012年頃の実用化を目指すという。 |
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<ナノ加工>
触媒の耐久時間3倍に、固体高分子型燃料電池
産業技術総合研究所は、固体高分子型燃料電池の性能が劣化しにくい触媒材料を開発した。直径100-150ナノメートル(ナノは10億分の1)の球形のカーボンブラックに直径7-8ナノメートルの微細な穴を多数開けて、表面に直径2ナノメートルの白金微粒子を付けた。この結果、電池の耐久時間を3倍に高めた。自動車向け固体高分子型燃料電池の触媒材料として企業と実用化を目指すという。 |
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<マイクロ>
直径9ミクロンの極細ピアノ線
トクセン工業は、直径9ミクロン(ミクロンは1/1,000mm)の世界最小径のピアノ線を開発した。線材を引っ張る伸線機や治具、熱処理の工夫などで実現した。太陽電池や半導体のシリコンウェハーを切断する微細加工用ワイヤーとして売り込むほか、医療用など幅広い分野での活用を見込むという。 |
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<マイクロ>
超小型インクジェット装置を実用化へ
産業技術総合研究所村田和弘スーパーインクジェット連携研究体長は、既報の「てのひらサイズのスーパーインクジェット装置」を産総研技術移転ベンチャー「SIJテクノロジー」により近々実用化する。名刺やカード上への偽造防止のセキュリティー印刷や個体識別のための微細コードマーキングなど広く応用が期待できるという。 |
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<自動車>
火花を巨大化、点火プラグ
計測機器ベンチャーのイマジニアリングは、点火プラグで生み出す微小な火花にマイクロ波を照射し、直径1cm大に火花を拡大すると、燃料ガスの濃度が希薄でも発火するようになり、約10%の燃費向上を実現した。現時点で、ほぼ全ての大手メーカーと技術的な交渉を進めており、早ければ2013年の実用化を目指すという。 |
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<生産>
インクジェット方式による迅速金型製造
福井県工業技術センター後藤基浩氏と清水竜朗氏は、インクジェットワックス造型機と3次元CADを連動させることにより、職人技能に頼らずに迅速に、メガネフレームの精密鋳造用マスターモデルを作成した。今後は、解決しきれなかった研磨作業などの仕上げの手作業を極力少なくするように工夫をしていきたいという。 |
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<ロボット>
微妙な力加減も再現
慶応大学桂誠一郎専任講師は、微妙な力加減を記録して遠隔地の機械などで再現する触覚通信システムを開発した。指輪型の装置を親指に2個、残りの4本の指に1個ずつの計6個の装置からの力信号が夫々のモーターに伝わり、モーターが生み出す電流を読み取る。この情報を遠隔地の機械などに伝えて力を再現する。熟練の医師や職人、芸術家などの技能・技術を後継者に伝えたり、ロボットで再現したりすることを目指すという。 |
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<医用機器>
絹糸で小径血管
東京農工大学朝倉哲郎教授らは、生体との適合性を高めた絹糸で、細く弾力性に富んだ血管を作ることに成功した。絹糸を伝統工芸の組みひもの技術を応用して編んでいく技法や、一度溶かした絹を棒に吹き付けて筒を作り上から巻く技術を採用した。直径1-4mm程度の人工血管を作った。ネズミやブタで手術実験を進めており、再生医療での実用化に向けた前臨床試験へと進めたい考えだという。 |