| [概況] |
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[景気] ビジネスモデルを徹底:工作機械大手の牧野フライス製作所牧野二郎社長は、09年度の戦略は「今のビジネスモデルに徹し、ビジネスチャンスを必ずものにする。新製品開発としては、航空機産業には難削材の加工技術が必要だ。機体部品に特化したマシニングセンター「MAG」シリーズは、航空機産業以外でも使われる"副作用"が生まれている」と述べた。 |
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[動向] <企業> 高能率生産の改善策提案:工作機械大手のジェイテクト横山元彦社長は、09年度の戦略は「今までのような単体で機械を販売していては食べていけない。少ないラインで高能率生産ができる改善策を提案するしかない。新製品開発としては、エネルギー関連などの需要は底堅く、ここを狙う。さらに大型の立型MCを投入していく」と述べた。 <再編> 4月以降、軸受け業界再編か:軸受け最大手朝香聖一社長は、「産業機械向け軸受けは比較的底堅いので強化して、産業機械と自動車関連製品との売上高比率を同じくらいにしたい。4月以降、業界再編がありうるとみている」と述べた。 <環境> 1台当たり70万円助成、電気自動車:神奈川県は、電気自動車(EV)購入に際し、1台当たり70万円を助成する。対象車両はリチウムイオン電池を搭載した車両に限る。今夏発売される見通しのEVは1台300万円以上の価格になるという。 <政策> 道路交通の省エネ推進:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は09年度、高度道路交通システム(ITS)推進プロジェクトを本格化する。自動運転や隊列走行の要素技術開発に加え、世界で共通化できる二酸化炭素(CO2)削減対策の評価方法の確立をめざす。2010年実験車の試作完了。2012年先端要素技術を確立する方針という。 <国際化> ベトナムでは、三菱重工業が、ペトロベトナム化学肥料会社に二酸化炭素(CO2)回収技術を供与し受注拡大を目指す。シンガポールでは、日立プラントテクノロジーが水処理メーカーアクアテックを買収した(買収額約6億円)。ブラジルでは、ホンダが生産技術や設備の開発・製造を行うホンダエンジニアリングの現地法人を09年度に設立する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
水素も量産、原子炉
日本原子力研究開発機構は、原子炉の熱を利用した900℃の高温下で、水をヨウ素や二酸化硫黄(SO2)と化学反応させて水素を製造するプロセスを開発した。これにより原子炉が電力と水素を併産できることになる。現在、同機構の大洗研究開発センターに、原子炉のモデルとして熱出力3万キロワットの高温ガス炉を設置して、実用化へ向けた研究を進めている。将来、水素社会が到来したときのインフラになる可能性があるという。 |
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<環境>
高効率の超臨界圧水冷却炉の開発
東芝や日立製作所などは2000年以来、核分裂反応で生じる熱を運ぶ冷却材に、高温高圧の超臨界圧水を利用する超臨界圧水冷却炉を開発している。東京大学岡芳明教授が考案した技術で、超臨界圧水は374℃以上、220気圧以上の特殊な水で、気体と液体の特性を併せ持つ。熱を伝える能力が通常の水よりも高く高温で利用できるため、現在の軽水炉よりも熱発電効率が高く、10ポイント高の44%。米エネルギー省は、早ければ2030年にも実用化すると予想しているという。 |
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<環境>
モーターから発生する騒音の低減
神奈川県産業技術センターは、24時間稼働モーターの騒音低減に成功した。振動源から音の放射に至るまでのメカニズムを明らかにして、振動伝達系に対する効果的な対策を施すことで実現した。約8デシベルの騒音低減になったという。 |
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<ナノ加工>
弾力性のある紙風船のような中空微粒子
産業技術総合研究所バイオマス研究センター亀川克美主任研究員は、製紙原料のパルプなどを生産するときの副産物であるリグニンから、無機塩を用いて、直径数ナノから数十ナノメートル(ナノは10億分の1)の超軽量の中空炭素微粒子を開発した。ゴムやプラスチックなどと複合化することで、大幅な軽量化や特性の改善が期待できる。2009年2月18-20日に、東京ビッグサイトで開催される「nano tech 2009」で発表されるという。 |
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<マイクロ>
パワステ装置小さく
日本精工は、センサーなどの制御機構と動力機構のモーターを一体化することで、全長を短くした自動車用パワーステアリングを開発した。車体の全長が短い1,000cc-1,300ccクラスの小型車向けで、小型化による車内の居住性を向上したという。 |
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<自動車>
コスト安く、燃料電池車の開発
ホンダは、2015年度にも市場投入を狙い燃料電池車(FCV)の新モデルを開発する。現行のFCV「FCXクラリティー」をベースに機能の絞り込みを行い、将来1万-2万台の生産を見据えたコストダウンに取り組むという。 |
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<自動車>
二つのモーターで駆動する電気自動車
首都大学東京大学院システムデザイン研究科武藤信義教授らは、前輪用と後輪用の二つのモーターで駆動する電気自動車(EV)の開発にメドをつけた。走行実験で時速80kmの走行中に、片方のモーターを停止させた場合でもスピンせず安定に走行できることを実証した。路面状況を検知して、2つのモーターの回転数やトルク配分を自動制御する。自動車メーカーに共同開発を呼び掛けて実用化を目指すという。 |
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<生産>
チタンを高速加工、航空機部品向け
牧野フライス製作所は、航空機に使われるチタン合金部品加工向けの5軸制御横型マシニングセンター(MC)「MAG/T4」を発売した。摩擦力で加工中の振動を抑えるシステムを搭載するなどして、難削材であるチタンの高速加工を実現した。価格は2億5千万円。出荷開始は5月という。 |
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<ロボット>
土質を改良するロボット
富士重工業は、農業分野向けロボットを市場投入する。油圧式のアクチュエーターを搭載。自律走行し、農地の土をかき混ぜて土質を改良する。複数の無限軌道(クローラー)を備え、不整地でも安定走行できる。同社は既に、住友商事と自動走行式清掃ロボットを事業化しており、今後もユーザー企業と連携して共同開発を進めていくという。 |
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<医用機器>
注射器なしでワクチン投与
粘着材料大手のリンテックと樹脂成型の南部化成は、注射器なしでワクチンを投与できる投薬法を開発した。専用の粘着テープで皮膚の角膜層をはがし、プラスチック製の長さ約0.1ミクロン、直径約0.2ミクロンの微細針群を備えた投与器を押し付ける。痛みや出血がなく、個人でも手軽にワクチンが接種できる。2009年度中に安全性・有効性の試験を実施し、2011年度の製品化を目指すという。 |