| [概況] |
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[景気] 2月工作機械受注、83%減:日本工作機械工業会によれば、2月の工作機械受注実績(速報値)は、前年同月比83.9%減の210億900万円となった。2ヶ月連続で80%台の落ち込みで、底這いの状態。 |
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[動向] <企業> 工作機械の需要回復予想、中国:日本の工作機械各社は、中国で4月に開かれる見本市に計画通り出展する。政府の景気対策で「中国が一番早く回復する」(中村健一日本工作機械工業会会長)との予想が主流という。 <再編> 鉄鋼など大型合併、中国:中国は、国際競争力の向上を目指して企業合併を促進、鉄鋼では世界第1位のアルセロール・ミタルの年産1億トンクラスの製鉄会社を誕生させ、自動車では国内大手の生産台数を世界10位クラスまで引き上げるという。 <環境> 燃料電池車を本格導入、カナダ:カナダ西部ウィスラー市では、今年末から燃料電池バスの営業運転を開始する。路線バス28台のうち20台が燃料電池車になる。燃料電池とバッテリーのハイブリッド型。ディーゼルハイブリッドに比べ、乗り心地が良く、温暖化ガス排出量も6割削減する。ただ、車両価格は4割高いという。 <政策> 環境・エネ研究、日米協力:経済産業省は4月にも、環境・エネルギー分野の日米研究協力の覚書を締結する見通し。米国側は、ロスアラモス、サンディエゴ、ローレンスバークレー、ローレンスリヴァモアー、再生可能エネルギーなどの5国立研究所。日本側は、エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と産業技術総合研究所が中心になる見通しという。 <国際化> 中国では、エフテックがサスペンションの金型設計要員を現在の3倍の30人に増員する、デンソーや車体骨格のエイチワンは部品開発から生産までの一貫体制を整える。インドでは、トヨタ紡織がドアトリムの一貫生産を2010年末に開始する。ベトナムでは、Jパワーが2010年運転開始の発電所プロジェクト「ニョンチャック2」で5%の権益を取得した。インドとロシアでは、タムロンが一眼レフカメラ用交換レンズの販売会社を09年中に設立する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
次世代蓄電池の開発へ
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、現在のリチウムイオン電池をしのぐ次世代蓄電池の開発に乗り出す。2015年度めどに、性能を3倍以上に引き上げるほか、寿命や安全性を改善する。電気自動車むけなどに2030年までの実用化をめざす。新型電池開発に欠かせない解析技術を開発する。大型放射光による材料内部観察や、特殊顕微鏡開発による高効率発電材料の仕組みの解明、さらにはコンピュータシミュレーションによる電池劣化防止など。3月中に「革新型蓄電池先端科学基礎研究事業」を立ち上げ、公募を開始する。09-15年度に総額210億円を投じる計画という。 |
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<環境>
「臨界」のない安全な原子炉
京都大学は、核分裂反応が連鎖して起こる「臨界」にならない安全な状態で発電する新しいタイプの原子炉を開発し、3月4日から同大原子炉実験所で試運転を開始した。核分裂に必要な中性子を加速器によって作り、原子炉の外から注入して運転する。一般的な原発では、核分裂で発生した中性子が次の核分裂を起こして連鎖反応する臨界状態にして運転するため、核分裂が暴走すると大事故が起きる危険性があるという。 |
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<ナノ加工>
溝加工で発光効率20倍
産業技術総合研究所王学論主任研究員、小倉陸朗主任研究員、フランス国立科学研究センターは、発光基板の表面を並行して走るV字型の溝加工を施すことで、50%を超える高効率で光を空気中に放出できた。溝間の平地面の幅を約500ナノメートル(ナノは10億分の1)と小さくすることで実現した。従来の平らな表面の半導体発光材料に比べ効率が20倍になるという。 |
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<ナノ加工>
ナノサイズの羽を作成
マサチューセッツ工科大学は、ナノメートルサイズ(ナノは10億分の1)のクレーンのように折れ曲がる二つの羽を作成した。エックス線リソグラフィー技術で実現した。2つの羽で立体構造になっているという。微小モーターやコンデンサー、コンピューターの新メモリーとしても使える可能性があるという。 |
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<マイクロ>
小型レーザーで生きた細胞観察
富士フィルムは、細胞を生きたまま観察するレーザー発振機を1/100の大きさにした。超短パルスレーザーの増幅部分の鏡の数を従来の5枚から3枚に減らし、大きくなりがちなプリズムを使わず「分散補償ミラー」を使って実現した。大幅な小型化で製造コストを下げることができる。2年以内を目標に実用化して、顕微鏡メーカーに売り込むという。 |
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<自動車>
コスト1/4、自動車用燃料電池
独ダイムラー(50.1%)や米フォード(30%)などが出資するカナダの自動車用燃料電池開発会社オートモーティヴ・フュエル・セル。コーポレーション(AFCC)が、燃料電池とバッテリーのハイブリッド車を量産するシステム開発に着手した。部品点数を削減するなどの技術開発で、1億円/台のコストを1/4に減らし、さらに本格量産のコスト減を加えて、ガソリン車と競合可能な製造コストに引き下げる。1回の水素充てんでの走行距離は400-600kmという。 |
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<生産>
耐アルミ溶湯鋳鉄の開発
埼玉県産業技術総合センター森田憲輔氏、矢澤貞春氏、児玉鋳物児玉賢一郎氏、大庭和治氏は、熱処理によりアルミ溶湯に損傷されにくい鋳鉄製品を開発した。現在までのところ、アルミ溶湯に対する耐久時間が300時間程度の鋳鉄製品の開発に成功したという。 |
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<生産>
コスト1/30以下、CNT製造
東京理科大学工学部西川英一准教授は、カーボンナノチューブ(CNT)の精製コストを1/30以下にする新方式を開発した。低電流のアーク放電法を使いビーカーの水中で低コストにCNTを生成する。新方式は、炭素電極棒の片側を振動させることにより、発生する粉量を5倍、粉のCNT率を10倍以上に高めた。CNTが1グラム当たり約600円で出来る。工程も半自動化し長時間生産に適応した。真空装置などの設備なしで安全にCNTを大量生産する方法として期待されるという。 |
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<ロボット>
超音波でガラスも検知
産業技術総合研究所加賀美聡主任研究員らは、障害物を回避して安全に走行するロボットを開発した。レーザー以外に超音波センサーも搭載、ガラスのような透明な障害物でもきちんとよけるようになった。走行しながら部屋の地図を自動作成して更新する。企業と協力して搬送用ロボット向けなどに実用化するという。 |
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<医用機器>
体内埋め込み型血流計
産業技術総合研究所は、人工心臓向けに超小型血流計を開発した。ポンプから血液を取り出すパイプにかかる圧力の変化を、パイプの外側に付けた歪みゲージで検知して血流を測る。人工心臓と一体化して体内に埋め込む。各種プラントなど幅広い分野での活用が期待できるという。 |