新聞・雑誌やインターネット上の機械技術開発に関連するニュースを独自調査結果と共にお知らせしています。
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| [概況] |
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[景気] 景況感やや持ち直す:内閣府が20日発表した7-9月期の法人企業景気予測調査によると、景況判断指数(上昇から下降を引いた値)は、大企業6.2、中堅企業0.7、中小企業-22.3と全て前回調査から改善した。調査対象は資本金1,000万円以上の約15,000社。 |
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[動向] <企業> 三井精機工業がアジア強化:三井精機工業は、アジアのサービス体制を強化する。6月上海、11月タイに現地法人を設立する。将来のアジア事業拡大を見据え、サービスを充実する。 <再編> 三菱重工、ロシア進出:三菱重工業は、ロシア大手財閥レノバグループと提携。同グループへの技術供与を通じて最新の火力発電設備を現地生産する。2010年までに6兆円を越す需要が見込まれるロシア市場の取り込みを狙う。 <環境> オゾン層保護、HCFCを2030年全廃:カナダモントリオールで開催されていたオゾン層保護のモントリオール議定書締約国会合は、最大の焦点だった途上国の規制強化について、2040年までとしていたハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)の全廃期限を2030年に早めることで合意した。 <政策> レアメタル、官民一体で協議会:経済産業省・資源エネルギー庁は、07年度中にレアメタルに関する官民一体の協議会を設立する。今後の安定供給施策に反映させるため。【用語】レアメタル=地球上の埋蔵量が限られる金属資源。ニッケル、クロム、コバルト、マンガン、タングステン、モリブデン、バナジウムの7種は国家備蓄対象。 <国際化> 中国では、ホンダが研究開発拠点を09年中に稼動させ中国専用の独自ブランド車を開発、ペガサスミシンがミシン製造の第2工場を建設07年度中に稼動、日立プラントテクノロジーは水処理プラントや火力発電所向け大型ポンプと部品加工を行う新工場を08年度内にも着工、富士フィルムはデジカメ生産を08年8月メドに日本から全面移管する。インドでは、小糸製作所が自動車用前照灯など第2工場の稼動を開始した。シンガポールでは、三菱重工業が米エクソンモービルの地域統括会社からポリエチレンプラント2系列(65万トン×2)を受注した。オランダでは、三菱自動車が多目的スポーツ車(SUV)「アウトランダー」を08年メドに生産。オーストリーでは、オークマが営業拠点を10月に始動。チェコ、ポーランド、ハンガリーでは、ヤマザキマザックが販売拠点を08年中に設立。ハンガリーかチェコでは、ジェイテクトと三井精機工業が販売の2拠点を09年までに設立。欧州では、森精機製作所が人員を08年までに拡充、ファナックがNC装置事業とロボット事業の拠点を07年末メドに拡充。米国では、IHIシバウラが芝刈り機の市場に参入する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
直接メタノール型燃料電池、最大出力3-4割向上
北海道大学首藤登志夫准教授らは、直接メタノール型燃料電池のセパレーターの構造を工夫して出力を3-4割工場させることに成功した。セパレーターには0.3-0.4mmの微細穴が無数に空いたスポンジ状のステンレス素材を使用し、穴からメタノールや酸素を効率よく送り込めるようにした。直接メタノール型燃料電池は、自動車や家庭用の小型電源として期待されている、電解質膜に高分子素材を使う固体高分子型の燃料電池の1種。パソコンなどより小型の機器搭載用に企業と共同で実用化を目指すという。 |
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<環境>
恵みの雨、塩で降らす
気象庁気象研究所は、気象条件に人が手を加えることで、最大30-40%の「増雨」を見込める人口降雨・降雪技術の開発を進めている。沖縄県宮古島で生産される粒の大きさが数ミクロンのパウダー状の「雪塩」で水分を吸収し、雨滴や雪の結晶を作る。来年5月に四国上空で降雨実験を行う。将来は、大規模農地や砂漠緑化へ貢献できそうだという。 |
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<ナノ加工>
光る有機ナノチューブ
産業技術総合研究所界面ナノアーキテクトニクス研究センター高軸比構造組織化チーム淺川真澄主任研究員は、蛍光分子を製造時に混ぜるだけで、光る有機ナノチューブを作成した。有機ナノチューブを4色に光らせることができた。薬剤を充填した有機ナノチューブの生体内での運搬状況を観察できる可能性があるという。 |
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<マイクロ>
直径3ミクロンの微細穴加工と深穴加工
信栄テクノは、今年7月厚さ12ミクロンのアルミニウム合金の板に直径3ミクロンの穴を25個連続して空けることに成功した。工具径約3ミクロンのドリルは「匠の技で作った」という。実際の加工依頼は直径10ミクロン程度が多いとのこと。日立ツールは、穴の小ささではなく、深さを追求したドリル「エポックマイクロステップボーラー」を今秋に発売する。工具径は50μm-1mmで、L/D(穴の深さ/穴の直径)が最大100の深穴を加工できるという。 |
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<自動車>
高分解能回転センサー付きハブベアリング
NTNは、自動車向けベアリングの複合化のひとつとして、高感度センサー付きハブベアリングを開発した。このハブベアリングは、車軸の回転を検知するセンサーとベアリングで構成される。磁力の波長を調整して検知能力を引き上げ、従来よりも車軸の動きの感度が40倍になっているという。車輪の回転速度をより短い間隔で検出できるため、最適タイミングでの制動力の調整が可能となり、横滑り防止などの安全制御を実現できる。NTN傘下の仏SNR社との共同開発という。 |
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<自動車>
路面3方向荷重検出するセンシングハブユニット
日本精工は、センサー機能を強化した自動車の車軸向けハブユニットを開発した。従来のハブユニットの形状を変えず、タイヤに対して前後、左右、上下からかかる力を検出できるようにした。タイヤの回転速度からパルス信号を取り出す部分にセンサーを6個配置し、タイヤに力がかかった際に生じるパルス同士の微妙なズレを基に力を検出できる。路面加重をタイヤ部分でじかにセンシングでき、より機敏で安全な車体制御が実現できるという。 |
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<生産>
高品位鋳造技術に関する研究
―耐アルミ溶湯鋳鉄製品の製造技術に関する研究―
埼玉県産業技術総合センター森田憲輔氏は、これまで開発した材料をベースに、クロム添加量および熱処理条件を変化させて調べたところ、耐アルミ溶損性に優れた熱処理温度域を見出した。鋳鉄製品の高付加価値化につながるという。 |
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<ロボット>
話の時の舌の動き再現
東京理科大学小林宏准教授らと武蔵野赤十字病院は、人が発音するときの舌の動きを再現するロボットを試作した。ロボットは人間の2倍程度の大きさ。舌とあごの部分の筋肉部分はバネで、人と同じように動くように設計した。現在は、母音を発音する時の動きが再現できた段階であるが、将来は発音障害の患者のリハビリや外国語取得の教材などに使えるようにしていきたいという。 |
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<医用機器>
MRIで、体内移植細胞の動き追跡
国立循環器病センター研究所生体工学部山岡哲二部長、橘陽一研究員と放射線医学部飯田秀博部長らは、病気治療のために体内に移植した幹細胞の位置や変化を追跡できる技術を開発した。幹細胞の中に、ガドリニウムを入れて磁気共鳴装置(MRI)を使って観察する。成長した細胞が増殖する様子も把握することができる。成長した細胞がどのように機能しているかを解明する研究に役立つものと期待されているという。 |
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<医用機器>
ポンプ機能を持つ注射器
東海大学工学部槌谷和義准教授らは、機械的な駆動部なしで、液体の流れる量や方向を制御できるポンプ機能を一体化したパイプを開発した。外径12mm、厚さ1mmのシリコーン型チューブの外側にリング状の圧電素子を複数取り付けた。圧電素子に電圧をかけると超音波が発生し、素子毎に電圧の強弱をつけることで液体の流れる量や方向を調節できる。最終的な狙いは、採血と投薬ができる注射針の開発という。 |
| [概況] |
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[景気] 景気拡大「踊り場」へ:日刊工業新聞社が実施した景気定点観測調査(大手100社、中堅・中小100社)によれば、足元の景況感は「上昇傾向にある」とする企業は54社と、前回の07年3月調査の87社を下回り、また07年度下期も「横ばい」が126社と6割を超えた。踊り場感が強くなったという。 |
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[動向] <企業> 8月工作機械受注12.6%増:日本工作機械工業会が発表した8月の工作機械受注額は、前年同月比12.6%増の1297億円になった。中村会長は、米国経済について「サブプライム問題もあり弱含みで推移しているが、深刻な危機に落ち込むほどではない」との見方を示した。 <再編> 環境対応で日本車包囲網:ダイムラーは、日本に先行されたハイブリッド車でGMと提携、これまで高級車ブランドで長年ライバルだったBMWも加わり、3社連合となった。 <環境> 次世代原子炉開発へ:経済産業省と電力会社・重電メーカーなど民間14社は12日、将来の原子力発電所の心臓部となる次世代原子炉を共同開発すると発表した。発電出力は170-180万kwと現行の最新鋭機の3割増。東電・関電など電力11社と東芝、三菱重工業、日立とGEの共同出資会社「ニュークリアエナジー」の重電3社。2030年前後の実用化を目指す。 <政策> 科学技術予算概算要求4兆332億円:08年度科学技術関係の概算要求は、政府全体で07年度予算比14.9%増の4兆332億円となった。「次世代を担う人材への投資」要求額、前年度比78%増の890億円など。 <国際化> 中国では、ニスカがOA周辺機器の新工場建設2拠点を集約、フジタカが冷却素子の生産能力を9月下旬倍増。タイでは、ヤマシタワークスが金型と自動車部品の生産を3年計画で倍増、鶴見製作所がポンプの販売会社を10月1日設立。ベトナムでは、住友重機械工業が変減速機用モーターの生産能力を08年メドに倍増。米国では、タイガースポリマーが自動車用ホースなど自動車部品を増産する、ムロコーポレーションが精密プレス部品の生産を08年3月メドに拡充。英国では、ヤマザキマザックが工作機械の生産・修理能力を増強した。欧州では、富士重工業がダイハツからのOEM(相手先ブランドによる生産)調達する1000㏄級「ジャスティ」を投入する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
生ごみから燃料、実証事業スタート
新日鉄エンジニアリング北九州環境技術センターは、生ごみからエタノール燃料を作る国内初の実証事業を6月、北九州市若松区のエタノール製造プラントで開始した。サトウキビなどの穀物ではなく、焼却処分するしかない「無料」の生ごみから新エネルギーを作る新しい試み。地域循環システムの構築を目指して、様々なデーターを集めているという。 |
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<新エネルギー>
石炭液化でガソリン製造
三菱重工業は、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルと米エクソンモービルの石油大手2社夫々と、石炭からガソリンなどを生産する石炭液化設備を共同開発する。歴史的な原油高を背景に、神戸製鋼所と双日もインドネシアに実証プラント建設を決めており、「脱石油」をにらんだ開発競争が加速する。三菱重工業は、石炭を熱分解する際に送り込む酸素や水素の大型圧縮機とそれを動かす蒸気タービンを開発する。但し、石炭液化ではCO2が大量に発生するため、CO2の回収・貯留技術の実用化も図るという。 |
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冷凍空調機の故障予知システム開発(第2報)
群馬県立産業技術センター細谷肇氏は、冷凍空調機の故障予知を行うことで、フロン排出量を低減するシステムの開発を実施している。従来、食料販売店舗などの業務用冷凍空調機は、冷凍機能が失われてから故障を検知しているが、その時点では既に4割のフロンが大気中に放出されている。ここでは、フロン漏れ検出機能など、2年間の研究成果を報告している。 |
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<ナノ加工>
動作安定性の大幅な向上により22nm世代高速メモリー技術にもメド
産業技術総合研究所エレクトロニクス研究部門先端シリコンデバイスグループ大内真一研究員、昌原明植主任研究員は、静的ランダムアクセス記憶装置(SRAM)の動作安定性を、1.5倍に高める高性能な新回路を考案、シミュレーションで確認した。新技術は、トランジスタを平面構造から立体構造にし、端子に電源駆動力を調整する機能を加えたことを特徴としている。線幅22nm世代の集積回路の素子間のばらつきを解決できるという。 |
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<ナノ加工>
結晶を積層しLSI
奈良先端科学技術大学院大学の研究グループは、厚さ50ナノ(ナノは10億分の1)メートルのシリコン薄膜の結晶を積層して、高性能な大規模集積回路(LSI)を作る技術を開発した。二層に重ねた薄膜に半導体レーザー光を照射し、全ての層をLSIに適した結晶に変える。LSIを多層構造にできるので、人の網膜をまねた視覚センサーや電子ペーパーなど作りやすくなるという。 |
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<マイクロ>
航空機ボディーなど複合材料への埋め込みセンサー
産業技術総合研究所先進製造プロセス研究部門集積加工研究グループ佐藤宏治研究員と長峰製作所は、圧電材料を繊維状の形状にすることにより炭素繊維複合材料(CFRP)などの複合材料の中に容易に埋め込むことが出来る圧電ファイバーを開発した。圧電ファイバーの直径0.2mm、圧電皮膜の膜厚10-100μm程度。今後、航空機、自動車、鉄道列車などのボディーに埋め込み、振動制御や金属疲労検知などを可能にしていきたいという。 |
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<自動車>
貴金属不要の燃料電池
ダイハツ工業は、産業技術総合研究所の協力を得て、貴金属を使わない燃料電池を開発した。水素を燃料として酸素と反応させて電気を得るが、これまで反応膜が酸性のため電気を取り出す電極は耐食性が必要なため白金などの貴金属を使う必要があった。新技術は、反応膜をアルカリ性膜にしたため、安価なコバルトやニッケルで代替できるようにした。しかし、出力不足など未だ商品化のメドは立っていないという。 |
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<生産>
半導体回路線幅18ナノに
大日本印刷は、次世代半導体の回路形成技術である「ナノインプリント方式」で回路線幅が18ナノ(ナノは10億分の1)メートルの半導体を製造する技術を開発した。ナノインプリント方式は、石英ガラスの型(テンプレート)で樹脂を押し込み回路を形成する手法。この技術が実用化されれば半導体チップの面積は1/10程度になり、露光方式などと比べてコスト低下につながるという。 |
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<ロボット>
次世代ロボットの"目"
富士通と富士通研究所は、医療現場や生活空間で自立的に移動する次世代ロボットの視覚機能をつかさどるLSIを開発した。周囲の物体や人間など動く対象から約2000点のデーターを抽出し、毎秒30フレームの高速で3次元画像を認識する。現在の物体認識速度に比べて約10倍の速度。LSIを搭載した画像処理モヂュールを08年度にも実用化するという。 |
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<医用機器>
細胞を立体的に培養
SCIVAXは、創薬研究向けに細胞を立体的な塊に培養する器具を開発、9月中に発売する。細胞は小さな足をだして増殖するが、通常の培養器は足が引っかからず横にしか成長しない。新しい培養器は表面にナノ(ナノは10億分の1)メートルレベルの微小な凹凸を多数付け、細胞が足を引っ掛けながら立体的に増殖する。立体的に培養した細胞は、これまでの平面培養に比べて、生体内の状況に近いため、劇薬研究の効率化につながりそうだという。 |
| [概況] |
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[景気] 堅調でも半年は要注意:日本精工朝香堅一社長は、経済の見通しについて、「経済の基調は揺らいではいないが、過去の不況はいずれも株式市場の波乱から半年以内で実体経済に影響が出ており、慎重に見極めたい。来年2月位までは要注意だ」と述べた。 |
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[動向] <企業> 7月機械受注17%増:内閣府が11日発表した7月機械受注統計によると、民間の設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需の受注額は前月比17.0%増の1兆1235億円と2ヶ月ぶりに増加した。市場予想5%強を大きく上回った。 <再編> 非鉄、忍びよるメジャーの影:活況を呈する非鉄業界、住友金属鉱山、三菱マテリアル、日鉱金属、DOWAホールディングス、三井金属の非鉄精錬大手5社の時価総額は、6日時点で、4兆円弱。英豪リオ・ティントによるカナダのアルミ大手アルキャンの買収金額は約4兆4000億円。 <環境> 環境危機時計9時31分:旭硝子財団は5日、第16回「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」調査の結果を発表した。環境問題の危機意識を示す環境危機時計は、2006年より14分進み9時31分、調査開始の1992年以来最も深刻さが増したという。 <政策> エコイノベーション加速:経済産業省の研究開発予算の概算要求2398億円(07年度比12.6%増)の内、エコイノベーション予算は約800億円。内訳は、プラグイン・ハイブリッド車など次世代自動車技術開発653億円、省エネルギーIT機器開発48億円、次世代バイオエネルギーの効率転換技術開発29億円、環境対応型次世代原子炉15億円、小型人工衛星10億円など。 <国際化> インドでは、ホンダが2010年メドに販売店を現在の約3倍の160店に拡充、日産自動車はルノーと08年メドに開発支援会社を新設。中国では、スター精密は小型自動旋盤の販売代理店を09年メドに拡充、豊田鉄工が車体プレス部品の高上を08年メドに拡充。タイでは、須川鉱業がブレーキパッドの裏金生産に08年メドに進出。韓国では、フコクが自動車用ダンパー類の新工場を建設08年9月生産開始。欧州では、東洋ゴム工業がパンクしても走行可能なランフラットタイヤ08年2月生産開始。ドイツでは、小型自動旋盤のシチズンマシナリーがエンジニアリング専用の新棟を08年メドに建設、住友電工が焼結部品メーカーのクロイス・ヨーロッパを9月末に買収。スウェーデンでは、日産自動車がフォークリフトメーカーのアトレットエービーを買収する。米国では、三菱電機が鉄道向け電機品を受注(100億円)した。TCMは、小型建設機械やフォークリフト事業を欧州で強化し、08年にロシアで事務所を開設。NTNは、仏工場を産業機械用軸受け、ブラジルとルーマニア工場は自動車用軸受けに、09年メドにシフトする。ツガミは、小型自動旋盤の販売会社を欧州に設立し、韓国とタイの販売・サービス拠点を拡充した。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
バイオエタノール、生産性4倍に
三井造船は、バイオエタノールの生産性を従来方式と比べて4倍に高める技術を開発した。独自に育てた特殊な酵母を使い、原料から取り出した糖分を連続的に発酵させる。従来は1時間1リットル当り5グラム程度のエタノールを生産できたが、新技術では20グラムになる。連続発酵法の課題であった雑菌汚染を防げる。今後、量産に向けた有力な技術として実用化を急ぐという。 |
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<環境>
メッキ手法で鉛回収
荏原は、汚染された土壌粒子に付着した鉛を現場で溶かしだし、電気メッキの手法で電極上に鉛を析出し回収する技術を開発した。集めた鉛は資源として再利用可能。処理費用も場外に運び出して処理する方法に比べて半分程度に抑えられるという。 |
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<ナノ加工>
小型積層超音波アクチュエーターの開発
石川県工業試験場高野昌宏氏らとニッコーは、ナノオーダーの検査や加工を可能にする超精密位置決め装置の開発を目的として、独立励振方式の小型・積層超音波アクチュエーターを試作した。超音波アクチュエーターの摩擦駆動時における、接触圧と送り量を個別制御できる独立励振方式を提案し、従来非線形であった極微振動領域の駆動特性を線形化している。今後、実用化に向けて制御ドライバーの構築、位置決め装置の製作を行っていくという。 |
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<マイクロ>
球面モーター、傾けても出力安定
産業技術総合研究所矢野智昭主任研究員と安川電機は、傾いた状態になっても安定して力がだせる球面モーターを開発した。軸を45度の範囲で傾けられ、傾けても物体を動かす力を示すトルクが安定している。球面モーターは1個で、人間の目や肩のような複雑な動きを実現でき、装置の小型化につながる。ロボットや車載機器など幅広い応用が見込める。現段階では、ロボット関節に使うにはトルクが不足しており、更に改良を進めて実用化を目指すという。 |
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<自動車>
3000㏄級V6ディーゼルエンジン共同開発
仏ルノーと日産自動車は、欧米の次期排出ガス規制に適合する排気量3000㏄級のV型6気筒(V6)ディーゼルエンジンを共同開発する。噴射圧1800-2000気圧級の最新鋭コモンレールシステムなどを搭載。強固なシリンダーブロックを採用。シリンダーヘッドには、アルミニウムを使い軽量化。排出ガス浄化装置を付加し、欧州「ユーロ5」や米「Tier2 Bin5」など各地域の規制に適合する。日産は米国、ルノーは欧州で搭載車をそれぞれ発売。トヨタといすゞは、欧州向け1600㏄エンジンの共同開発とクリーン化技術を開発中。ホンダは、独自の触媒技術を使った新型ディーゼルを09年米に投入。当初2000㏄級直列4気筒エンジンだがV6の製品化も検討。マツダは、独自のエンジンを開発中で欧州から搭載車を投入。三菱自動車は三菱重工業と欧州向け2000㏄級エンジンを共同開発中、09年市場投入、米でも発売検討。スズキは、伊フィアットなどから技術供与を受け、欧州や日米で発売検討。富士重工業は、独自の水平対向ディーゼルエンジンを開発中。 |
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<生産>
射出成形用ボールネジ、グリース飛散を抑制
日本精工は、電動射出成形機の駆動部で使用するボールネジ「A1シリーズ」を完成、11月から受注する。新しいシール材とネジ溝形状により、潤滑用グリースの飛散を1/3に抑えた。ネジの軸径は50-120mm、ネジのリード(ナットの1回転で進む長さ)は16-50mmまでを、標準品としてラインアップするという。 |
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<生産>
絶縁体、赤外線で導電
産業技術総合研究所強相関電子技術センター長十倉好紀氏など日英米の研究グループは、電気を全く流さない絶縁体が、赤外線を当てると電気を流すようになる現象を発見した。「ペロブスカイト」と呼ぶマンガン酸化物の結晶に、パルス状の赤外線を当てたところ10兆分の1秒という極めて短い時間で抵抗値が約10万分の1に変わり、光を止めると元に戻った。「相転移」が生じた模様。高感度光センサーの開発に役立ちそうだという。 |
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<ロボット>
積み荷、押すだけで移動
早稲田大学橋本周司教授らは、積み荷を手で押すだけで誰でも簡単に電動式運搬車を動かすことができる外付け装置を開発した。荷物を押す力と荷台の動きを感知するセンサーで、操作者の動作を感知し、その意向に従って動く。電動二輪車「セグウェイ」のイメージ。階段のような不安定な場所でも、台車の上に積み上げた荷物を手で支えながら運べる。企業とともに実用化を目指すという。 |
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<医用機器>
狭心症、音波で治療
東北大学病院循環器内科下川宏明教授らは、狭心症患者の心臓に音波を当てる新たな治療方法を開発した。体外から音波の衝撃波を当てて、血管を形成する物質を活発にする。実際の患者の治療では、ニトログリセリンの服用が殆ど不要になるほど改善した。衝撃波は尿路結石や骨折、関節炎の治療に既に使われている。先進医療として来年、国に申請するという。 |
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<医用機器>
ナノチューブで大腸菌死ぬ
米エール大学の研究チームは、カーボンナノチューブ(筒状炭素分子)が大腸菌に対して傷害特性を持つことを突き止めた。束になったカーボンナノチューブが大腸菌の細胞壁に突き刺さり大腸菌を殺した。ナノチューブの安全性を調べる研究の一環。新しい抗菌材料の開発に役立ちそうだという。 |
| [概況] |
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[景気] 経常利益「いざなぎ景気」超え:財務省の07年4-6月期の法人企業統計によると、売上高は前年同月比3.3%増の360兆7826億円で17期連続プラス。経常利益は同12.0%増の16兆2396億円と20期連続プラスで、1960年代の「いざなぎ景気」を超え過去最長。設備投資は、製造業が同11.7%増の17期連続プラスだったが、非製造業は同13.1%減と17期ぶりに減少した。 |
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[動向] <企業> 日本精工、サービスロボへ参入:日本精工はロボット分野へ参入する。第1弾として、階段を上り下りできる4足ロボットを開発した。2010年には、盲導犬ロボットのプロトタイプ(試作機)を投入する計画。 <再編> スホイ社、旅客機(座席数95)開発:戦闘機で知られるロシアのスホイ社が年内の初飛行を目指して旅客機(座席数95)開発に取り組んでいる。30を超える国際企業が開発に参加している。ボーイング社は、機体の開発・生産・販売まで全面協力。ジェットエンジンは、ロシアのサターン社と仏スネクマ社の共同開発。制御系や空調は独リーブル社など。現在、カナダのボンバルディア社とブラジルのエンブラエル社が激しいシェア争い。三菱重工業も同型機を開発中。 <環境> 温暖化でやせる海:水産総合研究センター東北区水産研究所は、59-99年の約40年間で、海面近くのリン酸塩の濃度が4割近く減少、一方、サンマやスケトウダラの餌となる3種類の動物プランクトンも約30-90%以上減っていたと発表した。地球温暖化のせいで、海面近くの水温が上がったことで、栄養豊かな深層の海水と混ざらなくなったのが原因ではないかとの見方が有力になっているという。 <政策> 科学技術振興費概算要求23.1%増:文部科学省は29日、2008年度概算要求を発表した。科学技術振興費は、今年度比23.1%増の1兆497億円。「成長力の強化」がテーマで、若手研究者育成などのソフト面重視。 <国際化> 中国では、シチズンマシナリーが工作機械の生産を08年4月開始、IHIシバウラが英社と合弁で小型ディーゼル用エンジンの会社を設立08年秋稼動、住友重機械工業が減速機の生産を拡大、コマツが建設機械の足回りであるクローラー(無限軌道)の履帯の新工場を建設08年8月稼動。タイでは、日本ゼオンが自動車向け合成ゴムのコンパウンド(成型前材料)の新工場建設11月本格稼動、日本プラストが自動車のステアリングホイールの一貫生産を08年4月メドに開始、日本メタルガスケットが燃焼ガスや油漏れを防ぐガスケットやクラッチ部品の生産販売会社を設立08年8月稼動。インドでは、オリンパスがインド国立生命科学研究センターと共同で「バイオイメージングラボ」を同センター内に開設する、日産自動車がアショックレイランドと小型乗用車の合弁を検討開始。米国では、住友金属工業が自動車や建設機械用の鍛造クランクシャフト加工のノートン社を08年メドに買収、トヨタ紡織が自動車用内製品の生産工場を建設2010年メドに稼動、山本製作所が自動車用プレス部品生産を08年2月メドに強化。南米では、いすゞがGMと南米地域の販売合弁会社の設立を検討開始。仏では、三菱重工業と仏アレバグループは中型原子炉「出力110万kw級の加圧水型軽水炉(PWR)」を2010年までに共同開発。ケニアでは、三菱重工業がケニア電力公社から地熱発電プラント(100億円程度)を受注。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
「人工筋肉」で波力発電
環境ベンチャーのハイパードライブは、電気を流すと延び縮みする駆動機構「人工筋肉」を使った発電手法の実用化にメドをつけた。波の力で人工筋肉を伸縮させて発電する仕組み。人工筋肉は「誘電エラストマー」と呼ばれる伸縮性のある導電性高分子。海上で約2週間の実験を実施。1kw当り約10円と太陽光発電に比べ1/4程の設備・維持コストで発電できるという。 |
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<新エネルギー>
太陽光からレーザー光へ、効率4倍
宇宙航空研究開発機構と大阪大学などは、太陽光をレーザー光に変える変換効率を4倍に引き上げた。クロムやネオジウムの微粒子を焼き固めて10cm角の板を作った。板に太陽光を当てると、クロムとネオジウムが太陽光をエネルギーに変え蓄える。その後、板に微弱なレーザー光を当てると、蓄えたエネルギーがレーザー光に移り出力が上がる。太陽光の40%を変換でき、従来の4倍に上った。今後は装置を大型化してレーザー装置の出力を高め、2030年メドに衛星への利用を目指すという。 |
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<環境>
超電導モーター、「液体窒素」で出力最大
IHIと日立製作所や住友電気工業など計7社と福井大学は、液体窒素冷却方式で世界最大となる出力365kwの超電導モーターを開発した。超電導モーターの冷却媒体は、これまで高価な液体ヘリウムなどが使われていたが、安価な液体窒素での開発が進められた。電流の調整機能を付加して、出力が大きくなっても異常なく電流が流れるようになった。2008年に小型タンカー向けなどに、400kwクラスのモーターの市場投入を目指すという。 |
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<ナノ加工>
ナノ立体構造物を観察しながら作成
兵庫県立大学松井真二教授らは、数十ナノ(ナノは10億分の1)‐数マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルサイズの様々な立体構造物を作成した。観察しながら作成できるのが特徴。半導体製造装置などに使われる化学的気相成長法(CVD)装置に、集束イオンビーム装置と走査型電子顕微鏡(SEM)を組み合わせた。セイコーインスツル子会社のエスアイアイ・ナノテクノロジー(略称SIIナノテク)3年以内の製品化を目指すという。 |
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<マイクロ>
世界最小のタービン発電機
東北大学田中秀治准教授とIHIを中心とするグループは、超小型のタービン発電機を試作した。タービン翼の直径は、1.7cmで、従来の最小機の約1/5。タービンの軸受けに高速噴射する空気で浮上し、うまくバランスのとれる空気軸受けを採用した。タービンの回転では従来の5-6倍の50-60万回転を達成し、電気の出力を高めた。ガソリンや灯油などを燃料に最大1kwの電気出力が得られる。ロボットや小型の移動機械などの電源に応用が見込まれる。電池に比べ高出力でロボットのより長時間の連続運転につながりそうだという。 |
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<自動車>
水素とガソリンの混合燃焼に成功
水素製造・貯蔵装置の製造販売を手掛けるフレイン・エナジー、北海道大学市川勝名誉教授、フタバ産業、伊藤レーシングサービスは、水素とガソリンを混合燃焼させて自動車を走らせる実証実験に成功した。水素を安定して貯蔵できる「有機ハイドライド」と呼ばれる液体燃料にして利用した。年内にも小型自動車を使った試験走行を実施する予定という。 |
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<自動車>
次世代ロータリーエンジンに直噴採用
マツダは、2010年初頭に投入するロータリーエンジン(RE)を、筒内直接噴射(直噴)方式にする。直噴化によってRE最大の弱点である燃費の問題をカバーし、排ガスの低減も図る。現在、量産化に向けた研究開発に入っており、次期ハイブリッドシステムと併せて新REに採用する方針。直噴は欧州車で採用が多く、国内ではトヨタ自動車の一部採用を除き、コスト高と窒素酸化物(NOx)処理技術などで、撤退や生産中止しているという。 |
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<生産>
摩擦攪拌による軽金属材料の材料改質とモールド技術の開発
岐阜県産業技術センターは、摩擦攪拌と塑性加工技術を用いて、軽金属材料(アルミニウム、マグネシウム)の結晶粒の微細化や欠陥除去およびモールド(金型)と接合によるものづくり技術の確立を図っている。その結果、アルミニウムやマグネシウム部材の部分的補強や接合のための諸条件を明らかにしている。 |
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<ロボット>
ソフトウェアやサービスの相互接続性を高めて次世代ロボット市場を拓く
産業技術総合研究所知能システム研究部門と富士通や東芝など14社・機関で組織するロボットサービスイニシアティブは、ネットワークロボット分野において協力し、夫々が推進しているロボット用ネットワークプロトコル(標準規格)の相互接続を図ることに合意した。これは、将来様々なメーカーのロボットや部品の相互接続、さらにはネットワークを介してロボットのサービスを提供できるプロトコル(標準規格)への第1歩となるという。 |
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<医用機器>
インクジェットで人工血管
東京医科歯科大学中村真人准教授らは、代表的な印刷技術であるインクジェットを使って人工血管を試作した。2種類の血管細胞を含む溶液を、塩化カルシウムの溶液中にらせんを描くようにして打ち込み、筒状の人工血管を作成した。直径1mm、長さ3cmの筒状構造物。実用化には強度が足りないが、将来心臓病などの治療に使う人工血管を効率よく大量生産できるようになるかも知れないという。 |
| [概況] |
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[景気] 日銀利上げ見送り:日本銀行は短期金利の誘導目標0.5%の現状を維持することを決めた。米国の実体経済の動向を見極め、9月以降の利上げを探る。 |
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[動向] <企業> 工作機械の受注が高水準:日本工作機械工業会によれば7月の工作機械受注額は、前年同月比18.8%増の1,360億円で、今年3月に次ぐ過去2番目の高水準。 <再編> 日野といすゞ共同開発:日野自動車といすゞ自動車は27日、ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置などの共同開発に基本合意した。09年度大型トラックから搭載。 <環境> 富士山から環境監視:04年無人化された気象庁の富士測候所が、研究者らで作るNPO法人「富士山測候所を活用する会」(中村徹会長)による環境問題の研究拠点として再出発した。黒色炭素粒子、エアロゾル(微粒子)、オゾン、CO2濃度などを計測。鹿林山(台湾、2826m)、ワリガン山(中国)、モンテローザ峰、ユングフラウヨッホ(スイス)、マウナロア山(ハワイ)など標高2,500m以上の大気化学計測点と連携していくという。 <政策> 温暖化対応研究開発予算約800億円要求:経済産業省は、08年度研究開発予算として約2,400億円を概算要求する。このうち約800億円が、新型原子炉やCO2貯留などの温暖化対応研究開発予算。 <国際化> タイでは、アルパインがカーオーディオやカーナビのアジア全体の営業統括拠点を設立した、横浜ゴムが08年にテストコースを新設、リケンがピストンリングの新工場を2010年メドに建設増産、リズムが自動車用サスペンションなどの生産・販売子会社を設立08年7月稼動、クボタがトラクターの合弁会社を設立08年3月量産開始、コマツが第2工場を今月にも稼動。インドでは、旭ガラスが3番目の自動車用ガラス工場を新設9月稼動、日本板硝子は初の生産拠点を設置08年度稼動、トヨタ自動車は技術学校で生産現場のリーダーを育成、先行する牧野フライス製作所は第2期生の研修を開始した、オーハシテクニカが自動車用エンジン部品や駆動部品の販売拠点を2010年メドに設立を検討。中国では、東芝機械が建設機械用の油圧機器を08年メドに増産、TPR(帝国ピストンリング)がエンジン部品のバルブシートなどの焼結部品の新工場を建設08年度メドに増産。インドとインドネシアでは、ブリジストンが自動車タイヤを増産する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
CO2封じ、メタン産出
関西電力系の環境総合テクノスは、二酸化炭素(CO2)と窒素(N2)を交互に地下の石炭層に圧入し、メタンガスを取り出すことに成功した。窒素を入れるのは、窒素には二酸化炭素を収縮する作用があり、二酸化炭素をより多量に圧入するためである。北海道での実験では、都市ガス換算で1日に500世帯(約500立方メートル)が利用する分のメタンガスを産出した。CO2を地下貯留する上に、有用なガスも産出する「一石二鳥」の技術として早期の実用化を目指すという。 |
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<環境>
八ヶ岳山麓を行く「環境列車」
JR東日本は、世界初のハイブリッド鉄道車両の営業運転を、八ヶ岳山麓の高原地帯を走る小海線で開始した。ハイブリッド車両は、ディーゼルエンジンで発電した電気と蓄電池で駆動する。ブレーキをかけるときは、ブレーキエネルギーで蓄電池を充電し有効利用する。また、窒素酸化物や粒子状物質の排出も約60%削減を目指す。このディーゼルカーの製造には、通常の1.5倍の費用がかかるという。 |
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<ナノ加工>
薄型シリコンを結晶化
奈良先端科学技術大学院大学浦岡行治准教授らは、2層に積み重ねた高性能の薄型シリコンの結晶化に成功した。従来はガスのレーザーを使っていたが、半導体レーザーを当てることで、2層の薄型シリコンの結晶化ができた。次世代ディスプレーや人工網膜などへの応用が期待されるという。 |
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<マイクロ>
デスクトップ複合加工機の開発
産業技術総合研究所先進製造プロセス研究部門栗田恒雄研究員は、加工ヘッドを付け替えることで、電気エネルギー加工、レーザー加工、機械加工並びにそれらの複合加工を1台で実現できるデスクトップ複合加工機を開発している。現在、試作部品や金型の製作では、材料の変化や粗加工・仕上げ加工等の工程変化に対応して様々な大型・高価な専用工作機械が必要とされている。ここではそれらの多くの加工を1台の小型のデスクトップ複合加工機で処理しようと試みているという。 |
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<自動車>
長寿命で組み立てやすいディスクブレーキ用軸受け
NTNは、トラックやバスなどの大型商用車向けディスクブレーキ用に長寿命で組み立てやすい「高機能クレイドル軸受け」を開発した。同軸受けは保持器の柱形状を改良し、「総ころ型」軸受けの自社従来品より直径が20%弱大きなころをほぼ同数組み込んだ。さらに、外輪とところに特殊熱処理を施すことで、従来品に比べ2倍以上長寿命化した。また、外輪と保持器を一体化し、ブレーキメーカーの軸受け組み込み作業が容易となり、生産性の向上も見込まれるという。 |
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<自動車>
燃費改善へ、電動パワステ
ジェイテクトは、ピックアップトラックなどの大型車にも搭載できる電動パワーステアリングの開発を急いでいる。2010年までに補助力15キロニュートン(現在の最高13キロニュートン)を目指している。歯車などを使って、小さいモーターでも大きな力を得る仕組みを開発中。燃費改善効果は車体重量30-50kgの車体軽量化に匹敵するという。 |
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<生産>
パルス通電焼結法によるニッケル・リン合金の開発
愛媛県工業技術センター藤本俊二主任研究員は、パルス通電焼結技術を用いてニッケル・リン合金を開発した。開発したニッケル・リン合金は、高強度で厚みもあり耐磨耗性や耐久性に優れているため、ニッケルメッキ皮膜などよりも長寿命化が図れる。今後、射出成形金型や自動車部品の表面材料としての適用を検討していくという。 |
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<生産>
動く被写体の立体画像
京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科粟辻安浩准教授は、動く被写体を鮮明な3次元画像としてリアルタイムに可視化できるデジタルホログラフィーを活用した技術を開発した。ホログラフィーとは、光の干渉現象を利用して立体画像を記録する方法。1枚のホログラムに3種の位相を取り込み、これらを計算する方法を考案したことが成功のポイント。生物顕微鏡といった観察や計測装置への応用が期待できるという。 |
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<ロボット>
摩擦半減の産ロボ向け玉軸受け
日本精工は、産業用ロボット向け玉軸受けの新製品を開発した。ロボットの可動部分に使う軸受けの転勤体には従来ころを使っていたが、玉に変更することで摩擦を半分にした。半導体製造用ロボットなどでも使えるよう、真空環境への対応も可能という。 |
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<医用機器>
光で脳内検査
防衛医科大学校川内聡子助教授らは、頭に外から光を当てて脳内を観察する新方式を開発した。光ファイバーを頭に当てて近赤外光を照射し、反射光を測定する。細胞移植治療などで、神経細胞が再生していく様子などが将来観察できる可能性があるという。 |
| [概況] |
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[景気] 東証暴落、円急騰:17日の東京株式市場の終値は、874円安の1万5273円となり、下げ幅は3日間で1570円に達した。一方、円は一時111円台半ばまで急騰した。パニックの震源地、アメリカの景気動向が今後の焦点。 |
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[動向] <企業> 06年ベアリング販売6.3%増:2006年の国内販売総額は前年比6.3%増の4,904円と4年連続で前年を上回った。 <再編> 旧日産系部品メーカー、新たな提携模索:旧日産系の部品メーカーは、日産自動車の系列解体後、新たな提携を模索している。成り行き次第では、部品業界再編に繋がるという。 <環境> 74年ぶり40.9℃:日本列島は猛暑が続き16日、多治見市と熊谷市で40.9℃を記録、1933年7月25日の山形市の40.8℃を74年ぶりに更新した。 <政策> 「免震」原子炉開発へ:経済産業省は、免振技術に基づく「揺れない」次世代原子炉開発に着手する。来年度から8年間で官民折半で600億円の研究開発費を投じ、2025年の実用化を目指す。東芝、日立など原子炉メーカーと東京電力などの電力会社の計10社程度が参加する見込みという。 <国際化> シンガポールでは、ソニーが携帯電話向けリチウムイオン電池を08年8月量産開始、千代田化工建設がロイヤルダッチシェル系のシェルイースタンペトロリアムから製油所の改造計画を受注した。インドでは、日新電機が薄膜コーティング加工拠点を07年内にも新設。ポーランドでは、三菱重工業がポーランド最大手の石油精製・石油公社のPKNオーレンからペットボトルの原料プラント(500億円)を受注した。オーストラリアでは、三菱マテリアルが超硬工具の販売体制を強化する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
リチウムイオン電池が異常発熱
松下電池工業は14日、松下製リチウム電池に異常発熱の恐れがあるため回収・交換すると発表した。ノキア、ソフトバンクモバイル、NTTドコモに搭載されており、回収対象個数は空前の規模の4,600万個。昨年からソニー、三洋電機、NECトーキンの回収についで4番目。衝撃や高低温などの使用環境や異物や傷などの製造精度などが絡み合って、絶縁膜や絶縁性が破壊されショートして発熱すると思われる。もともとリチウム酸化物などの素材は燃える危険性があるため発熱しやすいという。今後、自動車用バッテリーの開発を含めて、製造技術や絶縁技術、耐久性、耐環境性など安全技術の確立が強く望まれる。 |
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<新エネルギー>
太陽光で発電するカーテン
イデアルスター、東北大学、静岡大学は、ナノテクノロジーを応用して半導体特性を持つ繊維素材を開発した。ナノテクノロジーとは、繊維素材の内部構造をナノ(10億分の1)メートルオーダーで工夫して作成すること。新素材は、サッカーボール状の炭素分子であるフラーレンの中にリチウム原子を1個入れたn型半導体と、ポリチオフェン系導電性高分子でできるp型半導体からなる。繊維状に加工するのはこれからだが、光を当てると電気が生まれる基本性能を確認した。発電・蓄電可能なカーテンの実現など、3年後の実用化を目指すという。 |
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<環境>
30%小型化、能力1.5倍の石綿除塵機
ソルテック工業は、石綿(アスベスト)飛散防止用負圧除塵機の新型装置を開発・発売した。従来のダイオキシン除去との併用システムを石綿向け専用装置に改良、30%小型化した。除去能力も1.5倍高い。作業空間をシートなどで密閉した後、外から吸引して2枚のフィルターで塵を補足した後1枚のフィルターで石綿を捕捉して、空気を清浄化する。価格は2割安い60万円前後。リース業者を中心に月間15台の販売を見込むという。 |
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<ナノ加工>
電極サイズ1/10のキャパシター
信州大学杉本渉准教授らは、一度に大量の充・放電が可能な「電気化学キャパシター」の用途拡大に繋がる新技術を開発した。新技術は、ルテニウムと呼ぶ金属酸化物を厚さ0.4ナノ(10億分の1)メートルのシート状にして電極に利用する。活性炭より電極のサイズが1/10となる。従来のキャパシターより大幅に小さくでき、体内埋め込みがたの超小型医療機器やICチップなどへの応用を5年以内に実現したいという。 |
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<マイクロ>
セラミック粒子の常温吹きつけ成膜技術
産業技術総合研究所先進製造プロセス研究部門集積加工研究グループ長明渡純氏は、1994年セラミック粒子を常温で吹き付けたところセラミック粒子が衝撃で固化し、成膜することを発見した。その後、同氏はこのセラミック材料の常温コーティング技術を核として、インクジェットプリンター、小型光スキャナー、部品内蔵回路基盤、電磁シールド材、超高速光変調器などチャレンジングで市場規模の大きなニーズに絞り込んで技術開発を進めているという。 |
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<自動車>
燃料電池車用高圧水素容器の量産化
サムテックは、70メガパスカルの高圧水素を貯蔵できる容器を開発し、量産化を目指している。燃料電池車は、水素を空気(酸素)と結びつけて発電し、モーターを回す。高圧にして水素の貯蔵量が多いほど航続距離が延びる。高圧水素ガス容器の作り方は、1本のアルミチューブをフローフォーミングと呼ばれる圧延技術で薄く延ばして俵の形に作ってゆく、さらにその外側の胴回りにカーボンナノファイバーを巻きつけて完成する。2010年に6万台といわれる市場でシェア50%を目指すという。 |
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<自動車>
米排出ガス規制適合向け新型ディーゼルエンジン
いすゞ自動車は、ゼネラルモーターズ(GM)向けに米国の排出ガス規制に適合する新型ディーゼルエンジンを開発し、2010年から米国の合弁会社「ディーマックス」(オハイオ州)で生産する。現在生産しているV型8気筒・排気量6600㏄ディーゼルエンジンの後継で、生産量は年間20-23万基になる見通し。排気ガス後処理装置には、尿素SCR(選択還元触媒)の活用などを検討しているという。 |
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<生産>
岩手県産漆の焼付け塗装強度(研究報告2007)
岩手県工業技術センター小林正信氏は、岩手県産漆を塗装した金属製靴べらを開発した。炭素鋼の金属製靴べらの表面に強固な漆塗装が形成される最適な焼付け温度は250℃であり、剥離強度は6.9N/m㎡と最も高かった。この靴べらは軽量化と携帯用デザインを特徴としている。岩手県の伝統技術である漆工技術と南部鉄器由来の金属材料技術を融合して、新しい技術を生み出している点が特に注目される。 |
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<ロボット>
位置決め精度0.2ミリの液晶搬送ロボット
日本電産サンキョー伊那事業所では、搬送ロボットがガラス製の巨大な基盤を素早く動かし、位置決め精度±0.2mmでピタリと静かに止まる。この精度を維持するためには、この搬送ロボットを構成する300点の部品の精密さが欠かせない。このうち60-70%の部品を供給する地元諏訪地域の企業の持つナノ(10億分の1)メートルレベルの加工技術の力に負うところが大きいという。 |
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<医用機器>
なじみやすい人工骨
東京大学医学部付属病院ティッシュエンジニアリング部副部長鄭雄一教授らは、患者の骨格にぴったりと合い生体になじみやすい人工骨を開発した。コンピューター断層撮影(CT)を元にインクジェット方式で、リン酸カルシウムの粉末を何層にも吹きつけ、移植先の骨の形状に合う人工骨を作成する。セラミックスと違って強度が十分でないため、あごやほおなど顔面の利用が主だが、既に10人の患者に移植、いずれも組織とくっついているという。 |
| [概況] |
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[景気] GDP減速年0.5%増:内閣府による07年4-6月期の国内総生産(GDP)速報によると、実質GDPは前期(1-3月期)0.1%増、年率換算で0.5%増となった。プラス成長は10四半期連続だが、1-3月期3.2%増に比べ減速した。 |
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[動向] <企業> タンガロイ、ジャストインタイム生産方式へ:タンガロイは07年度下期メドに、ジャストインタイム生産方式を全社に導入する。納期短縮と在庫の適正化を図る。 <再編> ブラジルに大規模高炉:新日本製鉄によれば、同社が出資するブラジル鉄鋼大手ウジミナスが大型高炉2基を新設する。一方、住友金属工業によれば、タイに設立した鋼板加工・販売会社タイスミロックスに台湾最大手の中国鋼鉄が資本参加する。 <環境> 異常気象、世界各地に記録的:世界気象機関(WHO)は7日、今年前半に世界各地で洪水や熱波など記録的な異常気象が起きたとの報告をまとめた。平均地表温度は1月が平年より1.89℃、4月は1.37℃高く、1880年に記録開始以来最も高かった可能性があるという。 <政策> 原発など、日本と共同技術開発を:米環境政策の責任者ジェームス・コノートン大統領府環境評議会(CEQ)議長は、温暖化対策としての原発などエネルギー分野で共同技術開発を日本側に求めていくと話した。 <国際化> インドでは、カルソニックカンセイが空調部品を09年2月メドに合弁生産開始、ガリバーインタナショナルが08年度に中古車の買取・販売事業を開始。中国では、川崎重工業が油圧ポンプについで建設機械用油圧モーターの組み立てに乗り出す。タイでは、TCMがフォークリフトの部品センターを稼動させた。中国とタイでは、日本ペイントが自社工場内に研究開発拠点を新設する。フィリピンでは、ヤマハ発動機が09年初頭メドに2輪車の新工場を建設。インドネシアでは、日立建機が190トン以上の鉱山開発用超大型油圧ショベルの生産体制をインドネシア軸に再編する。ハンガリーでは、三菱重工業が鉄鋼大手ドウナフェール製鉄所の高炉で発生するガスを燃料とする大型発電設備(150億円)を住友商事と共同受注した。チェコでは、住友電工ハードメタルが08年3月に切削工具の生産開始。ロシアでは、ケンウッドが車載用AV機器の販売子会社を設立する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
糖から水素、高効率取り出し
シャープと地球環境産業技術研究機構(RITE)は、セルロース系バイオマスから得たミックス糖(グルコース)から、水素を理論収率の50%で取り出すことに成功した。両者は、遺伝子組み換えによる独自開発の菌体(大腸菌)を使用し、この菌体の入ったリアクターに糖を投入し、水素を発生させた。理論収率は糖1モル(180gr)当り4モル。実験ではこの値の50%までの収率で水素を得ることができた。CO2を発生しないで水素を得る燃料電池向けに実用化が期待されるという。 |
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<環境>
微細フィン編み込み式で熱交換率2倍へ
松下電器産業と京都大学は、空調機器などに使う熱交換器の効率を2倍に高める技術を開発した。伝熱管や薄い板(フィン)の直径を小さくすると熱交換率が向上することが判明した。そのため伝熱管に微細な線状のフィンを編み込んだ「微細フィン編み込み構造」を採用した。フィンの直径は0.3mm。熱交換器の大きさを20%以上小型化できるメドをつけた。エアコンなど空調機や給湯器などの小型化に繋がるという。 |
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<ナノ加工>
北斎も使った顔料をナノ粒子化した調光ガラス
産業技術総合研究所ナノテクノロジー研究部門ナノ構造物性理論研究グループ川本徹主任研究員ら、山形大学、北陸先端科学技術大学院大学、東京農工大学らは、プルシアンブルー(紺青)のナノ粒子インクを開発し、通電により透明度が変わる調光ガラスを作成した。原料の混合方法や攪拌方法を工夫して、10-20ナノメートル(ナノは10億分の1)程度のナノ粒子を作成した。プルシアンブルー中の金属原子の置換により多様な色を実現。建築物や自動車の窓に利用して、省エネルギーに貢献できるという。 |
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<マイクロ>
熱による主軸のズレ補正機能
ジェイテクトは、工作機械のボールネジの熱膨張を稼動中に測定して、主軸の位置決めを自動補正する独自機能(BTS)の標準搭載機を拡大する。BTSを使えば±10ミクロン(ミクロンは100万分の1ミリ)以内の精度を保てる。これまで自動車産業向けなど専用機中心だったが、07年秋から汎用マシニングセンターなどへ搭載していくという。 |
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<自動車>
車輪の動き1mmでも検出
NTNと資本・業務提携先の仏軸受けメーカーSNRは、自動車の安定走行を高めるセンサー付き車軸用軸受け(ハブベアリング)を開発した。センサー内に複数の磁気検出素子をライン状に配置し、高密度な検出を図った。その結果、標準的軸受けに比べ1/40小刻みに検出、車輪移動を1mm単位で検出できる。このため、横滑り防止装置(ABS)や車両姿勢安定装置(ESC)の高精度化につなげるという。 |
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<自動車>
水素ロータリーエンジン車の開発
マツダは、水素を直接燃やして動力を得る「水素ロータリーエンジン(RE)車」を開発した。現在の燃料電池車と比べて、水素RE車が優れている点は以下の3点。①ガソリン車と同じエンジンで動力を得るため、電気自動車の持つメーン動力用のモーターやコンプレッサーが不要、②水素の精製レベルが燃料電池車に比べ低くて済むこと(水素RE車は70-80%程度でOK。燃料電池車は純度99.9%)、③水素でもガソリンでも走れる「デュエルフューエルシステム」(水素燃料満タンで100km、ガソリン満タンで549km)。06年3月から企業や自治体などへのリース販売が定着し、一般市場への投入する段階にきているという。 |
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<生産>
弾性ストッキング設計用非接触形状計測
徳島県立工業技術センター香川敏昌氏らは、リンパ浮腫の圧迫治療に有効なオーダーメード弾性ストッキング設計に必要な足首から大腿にかけての断面形状の自動計測技術の開発を行った。レーザー光とカメラを利用した計測の結果、両足の断面形状を同時に計測できる可動型光切断方式とボタン1つで計測装置を校正できる自動キャリブレーション機能を開発した。 |
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<ロボット>
ひとりで止まれます
日進工業の本社工場若手研修所内には、同社の技術者岩瀬真一さんが江戸時代の図面を参考にし、仕事の片手間に半年がかりで作った「茶運び人形」がある。通常の茶運び人形は盆の上に乗った茶碗を取り上げることで進行が止まるが、この人形はカム一回りで停止するので、茶碗を取り上げなくても止まるという。「一つのゼンマイでたくさんの動きができる機構は他の所でも生かせるのでは」(岩瀬さん)と本業での活用にも可能性を見出しているという。 |
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<医用機器>
心筋梗塞・狭心症の血流回復
大阪大学大学院医学系研究科沢芳樹教授ら、泉工医科工業は、体内に人工血管を埋め込むと少しずつ溶けていき、すっかり消える頃には本物の血管と置き換わっているような人工血管を開発している。心筋梗塞や狭心症治療のバイパス用人工血管として期待されている。筑波大学大学院システム情報工学研究科椎名毅教授、金沢大学大学院医学研究科山岸正和教授、国立循環器病センターは、超音波診断で動脈内部の脂質が蓄積した塊を検出し、動脈内部の破れやすさを見分ける技術を開発している。超音波を受発信する探触子を血管に入れて内側から超音波をあて、血圧によって変形する内壁の様子をとらえる。探触子の先端は1-1.5mm。厚い塊があって、大きく変形していれば破れやすい危険箇所だと分かるという。 |
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<医用機器>
不整脈、脈拍異常に挑む
東京女子医科大学庄田准教授らは、不整脈を引き起こす電気刺激が伝わる回路にカテーテルを押し当てて加熱することにより、異常な電気刺激が生じたり伝わったりするのを抑える技術を開発している。一方、重い不整脈が起きやすい心不全の患者には、外国製の電気ショックで不整脈を治療する植え込み型の「除細動器」が既に実用化されている。植え込み型の除細動器や心臓ペースメーカーの技術開発は、米メドロニックはじめ外国勢が先行しているが、日本勢も国立循環器病センター杉町勝部長を中心に4社6大学が共同で「植え込み除細動器」の国家プロジェクトを進めているという。 |
| [概況] |
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[景気] 製造業の設備投資、5年連続2ケタ増:日本政策投資銀行が2日発表した07年度設備投資計画調査によると、製造業の設備投資が全ての業種で増加し、前年度比13.5%増と初めて5年連続2ケタ増の見通しとなった。化学や非鉄金属、一般機械が高い伸びとなるという。 |
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[動向] <企業> 生産改革で競争力:IHIと三井精機工業はセル生産からライン生産へ。コマツと日立建機は外注先と分業へ。アンリツは子会社に「カンバン方式」を導入。機械各社は製造現場の改善に踏み込み、体質強化と競争力の維持につなげるという。 <再編> 分散生産を模索:中越沖地震による自動車生産のストップを受け、部品メーカー各社は工場の分散化を検討し始めた。ピストンリングの「リケン」、バックミラーの「村上開明堂」、変速機の「ジャトコ」、精密ばねの「アドバネクス」、エンジンバルブの「愛三工業」など。 <環境> 日本3社、米政府次世代核燃料リサイクルに参加:三菱重工業は31日、米政府の次世代核燃料リサイクル技術開発計画「国際原子力エネルギーパートナーシップ(GNEP)」の参加企業に選ばれたと発表した。参加企業は、三菱‐アレバ、日立‐GE、ゼネラルアトミクス、エナジーソリューション‐ウェスチングハウス(東芝)の4グループ。三菱重工業の佃和夫社長は「GNEPへの参加によって、自社開発の増殖炉を世界標準炉にしたい」と述べた。 <政策> 科学技術振興費は増減ゼロ:政府は08年度予算の概算要求基準(シーリング)で、公共事業費を前年度比3%減とし、科学技術振興費は増減ゼロとする方針などを固めた。 <国際化> 中国では、日新製鋼がステンレス製の自動車排気ガス用パイプの合弁生産を08年までに開始、日進工業が自動車向け樹脂部品工場を移転拡張08年完成。タイでは、奥村鍛工が自動車鍛造部品生産を開始した。インドでは、東海ゴムが自動車向け防振ゴムの第2工場を08年メドに建設。ロシアでは、コマツが油圧ショベルを2010年メドに生産。UAEでは、丸紅が英インタナショナルパワーと発電・造水事業に乗り出す。ザンビアでは、日立建機がトロリー式超大型ダンプや電動式大型ショベルなど(約160億円)を受注。米国では、GE日立ニュークリアエナジーが米国第2位の原子力発電会社エンタジーニュークリアから新しい原子炉の主要資材の調達などを受注。メキシコでは、日野自動車がトラック販売市場に参入した。コロンビアでは、日野自動車が中・小型トラック組み立て工場を建設08年9月稼動。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
ナノ素材で太陽電池
米ニュージャージー工科大のチームは、炭素原子が筒状になったカーボンナノチューブ(CNT)とサッカーボール状になったフラーレン(C60)を組み合わせた炭素ナノ素材による太陽電池を考案した。プラスチックに印刷したり塗ったりして太陽光を当てると、発電できるという。現在、太陽電池に使われているシリコンより安いので、普及するかも知れないという。 |
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<環境>
ベアリングに生分解性プラスチック
NTNは、地中の微生物によって分解される生分解性プラスチックを部品に採用したベアリングを初めて開発した。生分解性プラスチックにガラス繊維を配合、耐熱性耐久性を高めた。ベアリングの保持機とシールに適用した。1分間当りの限界回転数や耐久性は従来なみ。使用可能温度が70℃までと従来より50℃低いため、自動車エンジン回りには使えないが搬送機械や事務用機器には使えるという。 |
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<環境>
石綿を溶かして無害化、「全国労働衛生週間」2007年10月1日~7日
東京工業大学原子炉工学研究所などのグループは、建物から取り除いた石綿を高熱で溶かしてガラスにし再利用する技術を開発した。原子力分野での高レベル放射性廃棄物をガラス化して処理することからヒントを得たという。この石綿公害を含めて幅広く環境保全を推進する、 厚生労働省主催経済産業省協賛の「全国労働衛生週間」が2007年10月1日~7日に実施されます。1950年第1回以来今年で58回になります。お互いにネット参加して、環境保全への思いを新たにしてまいりましょう。 |
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<ナノ加工>
マグネシウム合金の組織微細化と加工特性
茨城県工業技術センター技術基盤部門小松崎知久氏らは、マグネシウム合金の常温でのプレス成形性の向上を目指して、組織の微細化とランダム化を試みた。AZ31-0圧延薄板材に200℃付近で引っ張りひずみを負荷することで微細でランダムな結晶組織が得られた。その結果、効率的な引っ張り・圧縮加工ができ、板厚方向にひずみを与えることができた。今後はさらに検討を進め、常温成形性に最適な結晶組織を開発するという。 |
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<マイクロ>
内径50ナノメートルのピペット
名古屋大学福田敏男教授、東北大学新井史人教授、産業技術総合研究所界面ナノアーキテクトニクス研究センター清水敏美研究センター長は、マイクロマニピュレーション技術により有機ナノチューブ(内径50ナノメートル)をガラス製ピペット(内径1.8ミクロン)の先端に取り付け、1フェムトリットル(フェムトは100兆分の1)以下の溶液噴出が可能なピペットを開発した。有機ナノチューブは、1984年に日米の3研究チームが有機物質の自己組織化により内径がナノレベルの筒を形成することに成功したもの。単一細胞への有用物質の注入など医療分野などへの応用が可能になるという。 |
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<自動車>
飲んだら乗れないクルマ
日産自動車は、飲酒した人の運転を複数のセンサーで「厳禁」する乗用車を開発した。シフトレバーにつけたセンサーが、握った運転者の手のひらの汗からアルコールを検出する。さらに、車内4ヶ所にアルコールのにおい感知センサーが取り付けられ、その中で運転席のにおいが1番強いと、飲酒運転と判断するという。 |
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<生産>
低回転から加工始動の新型主軸
ジェイテクトは、低速回転数でも剛性を維持して加工できる工作機械用の主軸機構「ハイブリッド主軸」を完成した。毎分1万5000回転までの回転数に合わせてベアリング内部に油圧をかけ、主軸の剛性を維持する。主軸が安定する高速回転まで待たずに加工でき、待機時間を短縮するとともに無駄な発熱を抑制する。同主軸を自社製マシニングセンターに順次搭載し、差別化を図るという。 |
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<生産>
「生産計測技術研究センター」を設立
産業技術総合研究所は、平成19年8月1日付けで、産業技術総合研究所九州センターに「生産計測技術センター」(研究センター長五十嵐一男)を設立した。生産現場で必要とされる様々な計測技術の開発やデータベースによる情報提供などを行うという。 |
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<ロボット>
最小の力感知センサー
ニッタは、従来の2/3の大きさで世界最小級の力センサーを開発した。直径12mmの円筒状で、産業用ロボットの指の関節に装着して、物をつかむ際の力の強さや方向を正確に把握できる。ステンレスの本体にクロムやニッケルの金属膜を貼り付ける。センサーに力が加わると本体がゆがみ、金属膜の電気抵抗と電圧が変わることから力の強さや方向がわかる。価格はセンサー本体に電源やアンプ合わせて60万円程度という。 |
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<医用機器>
心臓を支える技術
東北大学加齢医学研究所山家智之教授らは、電流のオンオフで形状が変化する形状記憶合金で心臓を包み、患者本人の心臓の拍動に合わせて回路のスイッチをオンオフすると、ちょうど心臓マッサージをするように収縮を助ける装置を開発している。 東京女子医科大学先端生命医科学研究所は、心筋のもとになる細胞を患者から採取して薄く平らに培養し、そのシートを心臓に貼り付け血管の成長とともに張り重ねて、拍動する心筋シートを作成している。テルモは、心臓移植の臓器を提供するドナーが見つかるまで患者に使用する埋め込み型のポンプの役割をする補助人工心臓を開発し実用化している。 |
| [概況] |
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[景気] ダブルショック、東京株式市場下落:1日の東京株式市場は、先週後半からのニューヨーク株式市場の大暴落と29日の参院選での自民党の歴史的敗北を受けて、日経平均の終値が4ヶ月ぶりに16,900円を割り込み、前日比377円安の16,870円となった。 |
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[動向] <企業> キャノンが首位に:日本経済新聞の調査によると、2007年度の研究開発投資が前年比最も大きく伸びるのはキャノンで増加額516億9300万円。増加額の多い順に②トヨタ自動車③ホンダ④タケダ薬品工業⑤NTT⑥日産自動車⑦デンソー⑧富士フィルムホールディングス⑨三菱ケミカルホールディングス⑩三菱電機の順。 <再編> 東芝-NECエレ-富士通とルネサス-松下連合:2010年実用化が見込まれる回路線幅32ナノメートルのシステムLSIの共同開発が、東芝-NECエレ-富士通連合とルネサス-松下連合の2系統で行われる検討に入った。 <環境> バイオ燃料、困った:政府は2010年に50万キロリットル(原油換算)の生産目標を掲げるが、補助金や権益の思惑が絡んで足並みがそろわず、このままでは目標値の1/10にとどまりそうだという。 <政策> 自民歴史的敗北:29日の参院選は、自民が歴史的敗北を喫し、自民37(83)、公明9(20)、民主60(109)、共産3(7)、社民2(5)、国民2(4)、日本1、無所属7(13)となり、過半数を民主ら野党が握ることとなった。 <国際化> 中国では、柴田工業などデンソー12社が共同で部品製造会社を7月末設立、森本精密シャフトが2カ所目の建機やFA機器用のシャフト工場を新設した、三菱重工業が原子力事業で発電プラントメーカーと現地合弁会社を08年メドに設立する方向で検討、コベルコ建機は中国の関連会社と本体重量5.5トンのミニ油圧ショベルを共同開発する、コマツは今春「中国開発センター」を設立現地向けミニ油圧ショベルの開発に乗り出した、ツガミが低価格の工作機械生産を2-3年以内に日本から全面移管。中国とタイでは、根来産業が08年半ばメドに使用済みペットボトルを原料糸とする再生カーペットを再リサイクルした製品の生産を夫々の第2工場で開始する。インドネシアでは、日本ピストンリングが鋳鉄製ピストンリングの新工場を稼動させた、三菱重工業が国営電力会社から老朽化した火力発電所をガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)発電所として改修する事業を受注した。インドでは、三菱重工業が耕運機・トラクターメーカーのVTTLと共同出資で小型ディーゼルエンジンの製造・販売会社を8月設立。ベトナムでは、IHIが船舶・海洋構造物の設計会社を設立した。東芝機械は、7月ベトナムに事務所を開設、中国には07-08年に3拠点を新設。ニッタは、自動車エンジン用タイミングベルトの生産能力を中国で80%増やし、インドでは一貫生産を始めた。台湾では、ソニーが回路線幅45ナノメートルの半導体製造を台湾積体電路製造(TSMC)に委託する検討に入った。ロシアでは、マツダがスポーツ多目的車(SUV)「CX-7」を投入、いすゞ自動車が商用車メーカーセベルスタリアットと双日の3社合弁でトラックの生産・販売会社を8月に設立。米国では、三ツ知が自動車用カスタムファスナー(留め金)生産を08年6月開始、川崎重工業がニュウヨーク交通局交通局から地下鉄電車260台分(約540億円)を受注09年8月までに納入。スペインでは、三菱マテリアルが08年夏までにテクニカルセンターを開設。欧州では、日立建機が世界の油圧ショベルの4割を占める欧州向けに標準機強化に方針を転換08年春に戦略機を投入。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
太陽光励起レーザー、1基出力400-500ワット実証へ
東京工業大学矢部孝教授が設立したエレクトラは、北海道の千歳で太陽光励起レーザー装置の実験運転を始める。一辺が2mの平面レンズを付けた集光装置3基を設置し、1基当り400-500ワットのレーザー出力を得ることを目指す。平面に微細な同心円状の溝を刻んだフレネルレンズを搭載し太陽を自動追尾する。酸化マグネシウム還元プラントや海水淡水化装置のエネルギー源として実用化する考え。 |
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<環境>
高レベル放射性廃棄物による環境浄化
産業技術総合研究所環境管理技術部門 は、大型放射施設Spring-8の放射光X線で酸化チタン光触媒作用うぃ示すことを初めて確認した。酸化チタン光触媒は紫外線を受けると表面に吸着した有機物や水を酸化分解する。X線やγ線でもこの機能が確認されたことで、高レベル放射性廃棄物による脱臭、抗菌、防汚などの環境浄化の可能性が高まったという。 |
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<環境>
温暖化防止、CO2地中貯留技術
地球環境産業技術研究機構(RITE)は、地球温暖化を招く二酸化炭素(CO2)を地中深く溜め込んでしまうCO2地中貯留技術の開発を進めている。RITEは、03年7月から新潟県長岡市の石油会社の施設で、1日当り20トンずつ10,400トンのCO2を地下1,100mの砂岩層に巨大な圧力をかけて送り込んだ。実験場の周囲に掘った3本の観測井戸で調べたところ、CO2は注入から3年たっても、ほとんどがその場にとどまっていたという。 |
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<ナノ加工>
低加速電圧で超高密度描画
東京テクノロジーと群馬大学保坂純男教授や曽根逸人助教は、加速電圧30kvでシリコンウェハー上に直径15-18ナノメートルのドット(点)を25ナノメートル間隔で超高密度描画することに成功した。ドットを形成するレジスト素材の最適化やレジスト膜の薄膜化などにより実現した。08年3月メドに電子顕微鏡メーカーと協力して、同技術を採用した電子線描画装置の発売を目指すという。 |
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<マイクロ>
自律型マイクロロボット開発へ
日本大学内木場文男教授は、2014年に0.6mmx0.3mmx0.3mmの自律型マイクロロボットを試作する。リンパ節の中を自立移動して肝臓や脳などの患部へ行き、病気を治す。例えば、血栓を溶解する薬剤を患部に放出したり、壊死した組織を焼くといった使い方を想定している。今年は7mm角の4足ロボットと液体中を動くロボットの開発を目指すという。 |
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<自動車>
貴金属半減で排出ガス浄化
日産自動車は、排出ガスを浄化する触媒で、白金、ロジウム、パラジウムの量を半減できる技術を開発した。触媒中の構造をナノレベルで見直し、貴金属を仕切り材で細かく分離。粉同士が引っ付くことを防ぎ、クルマを長く使用しても貴金属の表面積が減らない世界初の触媒技術。仏ルノーと共同開発したという。 |
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<生産>
小径エンドミルによる単結晶シリコンの微細切削
宮城県産業技術総合センターは、単結晶シリコンを短時間で任意形状に作り出す小径エンドミル(φ0.2mm)による切削加工技術の開発を行っている。ピラミッドや凹球面、円柱、角柱などの3次元形状の作成に成功している。現在、単結晶シリコンの3次元形状の作成は、フォトリソグラフィーやイオンビームなどによる加工が主流であるが、形状の自由度が低いことや、加工時間が長いなどの問題があるという。 |
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<生産>
水中に立体カラー画像
神奈川科学技術アカデミーと東京大学生産技術研究所年吉洋准教授は、「光メカトロニクス」プロジェクトにおいて、水中に立体のカラー画像を描画する技術を開発した。液体中にレーザー光を照射することで、焦点にプラズマを発生させ、それを点光源として水中に奥行き感のある立体画像を描画する技術。立体テレビ電話やゲーム機など身近な製品へ応用できるとして、用途を広く呼びかけていくという。 |
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<ロボット>
8脚ロボットを共同開発
千葉工業大学未来ロボット技術研究センターとリーディング・エッジ・デザインは、自走式ロボット「HallucⅡ(ハルク・ツー)」を開発した。車輪が付いた8つの脚に計56個のモーターを装備し柔軟な動きを実現。環境に応じて車両モードなどを3つの形態に変化する。将来は公道を走る乗用車として実用化を目指す。全長805mm、重量20kg。車両モードの他、未舗装道路モード、狭い場所の歩行モードの3モードに変化するという。 |
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<医用機器>
魚の複雑な色覚解明
東京大学大学院新領域創成科学研究所河村正二准教授らは、視野の中心と周辺では見えやすい色が異なるという、魚の複雑な色覚を実現する遺伝子の仕組みをつきとめた。魚は、視野の中心では青緑の光が、周辺では黄緑の光がそれぞれ良く光る。網膜には微妙に異なる緑色の光に反応する4つのセンサーがあり、その分布によりこうした差異が生ずるという。 |
| [概況] |
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[景気] 18ヶ月連続「回復」判断:太田弘子経済財政担当相は17日、7月の月例経済報告で、景気の基調判断を「回復している」に据え置いた。「回復」との判断は18ヶ月連続。先行きも景気回復が続くとの見方を前月に続いて示した。 |
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[動向] <企業> 粗鋼生産新記録も:日本鉄鋼連盟の馬田一会長(JFEスチール社長)は、07年度(07年4月-08年3月)の粗鋼生産について「新記録もありえる」と述べ、過去最高だった73年度の1億2000万トンを超える可能性があるとの見通しを示した。 <再編> 携帯「護送船団」崩壊へ:総務省の「モバイルビジネス研究会」の報告書は、国内携帯端末の売り上げ増の原動力となってきた「販売奨励金」や一つの端末で特定の通信会社としか契約できなくしている現行制度見直しに踏み込んだ。国内10社以上の端末メーカーに衝撃が走っているという。 <環境> 呼吸疾患の死亡増加:ディーゼル車から排出される黒煙などに含まれて、空気中を漂う直径2.5ミクロン(ミクロンは千分の一ミリ)以下の微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が上がると、周辺に住む高齢者が呼吸器系疾患で死亡する率が1.11%上昇していたことが24日、環境省の大規模疫学調査で明らかになった。 <政策> 官民で中国とインドの省エネ支援:経済産業省と鉄鋼大手などが協力し、中国とインドの主要産業の省エネルギー支援に乗り出す。温暖化ガス排出量の多い製鉄所とセメント工場を対象に「エネルギー診断」を実施する。セメントは9月、鉄鋼は10月に両国政府が合意する見通し。 <国際化> 中国では、ホンダの合弁企業の広州本田汽車が研究子会社を設立(約300億円)2010年までに商品化、三菱電機が加圧水型軽水炉(PWR)6基の計装システムを中国のエンジニアリング会社と共同受注(契約金額300億円)、東芝のグループ会社ウェスチングハウスは中国国家原子力発電技術公司との間で次世代加圧水型原発4基を建設する(5000億円)契約を結んだ。タイでは、神鋼電機が第2工場を建設(約10億円)08年メドに粉粒体搬送などに使う振動機器を生産。ベトナムでは、住友電装が自動車用ワイヤーハーネス(組み電線)の新工場を建設(10億円)08年稼動。インドでは、豊田合成が自動車用エアバッグの第3工場を建設して生産能力を増強する。アラブ首長国連邦(UAE)では、キッツがバルブ販売を強化する。サウジアラビアでは、日揮が08年メドにエンジニアリング子会社(当初100名程度)を設立。チェコでは、小糸製作所が自動車用ヘッドランプの第2工場を建設(40億円)09年稼動。米国では、東洋ゴム工業がタイヤ工場に約270億円投資し13年メドに生産能力増強。米国とドイツでは、蛇の目ミシン工業がネジ締めの卓上ロボットやプレス機など産業機器の販売会社を設立する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
CIGS薄膜太陽電池の省資源製法
産業技術総合研究所太陽光発電研究センター石塚尚吾氏は、変換効率の高い薄膜の太陽電池CIGS[Cu(In,Ga)Se2]を作成させるため、これまでの蒸気セレンに変えて、高周波による気体放電で発生したプラズマにより気体分子を分解する方法(RFプラズマクラッキング)でラジカル化したセレンを用いてCIGS薄膜を実現した。今後、製膜技術の安定性や信頼性をさらに高め、大面積化なども試みていくという。現在、太陽電池の96%がバルク(塊)型の結晶シリコン、4%が薄膜型の結晶シリコン。 |
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<環境>
「めざせ!1人、1日、1kgCO2削減」に参加しよう
環境省は、経済産業省などの協力を得て、「めざせ!1人、1日、1kgCO2削減」の全国運動を進めている。京都議定書で約束した1990年比6%削減が目標。これを実現するための家庭での削減目標は約3800万トン、オフィスでは、約6900万トン。この運動のホームページにアクセスしてみると、削減努力の内容とCO2削減量の重さとの対応が新鮮です。ささやかな心がけで自分も温暖化防止に役立てるかと思うと楽しくなりますよ。 |
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<環境>
地球温暖化、スパコンで高精度予想
文部科学省と環境省が、2013年頃に公表が見込まれる国連「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)第5次報告書に向け、地球温暖化関連の5ヵ年研究が始まった。スーパーコンピューターによる「地球温暖化予測モデル」を改良し、日本付近で特に高い精度の予測を目指す。海洋研究開発機構、気象研究所、国立環境研究所、東京大など多数が参加する「オールジャパン」型になるという。 |
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<ナノ加工>
回路線幅30ナノ以下、量産に道
HOYAは、露光法に変わる半導体製造法として期待される「ナノインプリント」技術に使う石英ガラスの型(モールド)を試作した。型をスタンプのように特殊な樹脂に押し当て表面構造を転写すると回路ができる。現在の最先端の量産レベル(45ナノ)を超える30ナノメートル(ナノは10億分の1)の微細加工で、鮮明な回路形成に成功した。露光式より低コストで量産できる可能性が広がった。年内にも線幅20ナノ向けの型をIBMに提供する他、10ナノの開発にも取り組むという。 |
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<マイクロ>
創成放電加工機による細穴加工条件の検討
奈良県工業技術センター村上耕平氏らは、創成放電加工機を用いて、超硬金型材に直径数百ミクロン程度の微細穴加工を試み、その最適加工条件を求めた。その結果、①.噴出液圧は高いほど加工性はよい。②.主軸回転数は200rpm以上であれば良い。③.噴出液圧、主軸回転数および電極送り深さを最適化することで、加工全域で形状の保たれた細深穴を加工できる。その際のアスペクト比20程度。貫通穴についてはアスペクト比30も可能であった。④.①~③とXY軸方向の最適な送り速度により深い型の微細形状の加工も可能になるという。 |
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<マイクロ>
微細穴あけドリル
日立ツールは、微細な深穴加工が可能な新型の超硬ドリルを開発した。刃先の直径は、0.05mm-1mmで、加工できる穴の深さは最大で穴の直径の100倍。刃先の形状とドリルの溝型状を工夫することで切りくずの排出性を高め、深穴加工を実現した。刃先部分に特殊なコーティング施して安定性を高めてたわみを防ぐ。マシニングセンターに付けて使う。今年秋に発売。価格は未定。今後、医療機器の内視鏡など精密機械部品の加工用にも販路を開拓していくという。 |
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<自動車>
プリウス充電、家庭用コンセントから
トヨタ自動車の家庭用コンセントから充電できる「プラグインハイブリッド車(HV)」が、月内にも公道の走行に必要な試験自動車の国土交通認定を受ける見通しとなった。プラグインHVは、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせて走る従来のHVに、家庭用の電源から充電する仕組み。家庭で充電した電気を用いることで電気モーターだけで走行できる距離が延び、燃費が改善する。現状では、1回の充電で走行できる距離が15-20km程度と見られ、電池の大容量化や長寿命化などが課題という。 |
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<生産>
金型や切削工具向け炭素膜
静岡県工業技術研究所富士工業技術センターとビヨンズは、金型や切削工具などを硬い炭素の膜で覆い、耐久性を高める技術の実用化を始める。膜が覆う金型や切削工具などに熱を加えることや、膜と金型の中間層を改良することで従来に比べ5倍以上はがれにくくできた。今後は、医療分野への応用も狙うという。 |
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<ロボット>
人間並みの七軸双腕ロボット
安川電機は、7つの関節を動かして人間のように2本の腕を操ることができる七軸双腕ロボットを開発した。高さ約1m、幅約80cm、腕の長さ90cm。片腕で10kgの物まで持てる。産業用で1台約1千万円。自動車工場などで計1000本程度導入されている。将来は、家事など家庭での活躍を期待しているという。 |
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<医用機器>
生体内の微量金属検出
千葉大学小椋康光准教授らは、生体内に含まれる銅などの微量金属を、従来の約200倍すなわち100ナノリットル(ナノは10億分の1)という僅かな試料から測定できる高感度な分析技術を開発した。物質の組成分析に使うクロマトグラフィーの装置を改良。さらに元素を送り込む効率を従来の50倍程度に高めた。微量金属は生体で重要な役割を果たしており、培養細胞で病気の原因などを調べる研究に役立つという。 |