新聞・雑誌やインターネット上の機械技術開発に関連するニュースを独自調査結果と共にお知らせしています。
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| [概況] |
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[景気] 景気「足踏み」倍増32社:朝日新聞が全国主要100社を対象にしたアンケートで、景気が「足踏み状態にある」との回答が前回6月調査の2倍の32社に急増した。尚、「緩やかに回復」が64社と大勢。 |
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[動向] <企業> 12月工作機械受注「横ばい」:日本工作機械工業会は29日、「工作機械短期受注観測調査」の11月の結果をまとめた。受注総額の判断指数(DI=受注が「増加」すると回答した企業の割合から「減少」の割合を引いた値)は、11月が5.9で12月の見通しは4.4。ほぼ横ばいと見る工作機械メーカが多かった。 <再編> 東芝とNECエレ、32ナノ開発合意:東芝とNECエレクトロニクスは27日、回路線幅32ナノメートル(ナノは10億分の1)世代の半導体プロセス技術を共同開発することに合意したと発表した。開発費の負担軽減が狙い。富士通も参画を検討。 <環境> 脱温暖化COP13開幕:地球温暖化対策の新たな枠組み作りに向けた国連気候変動枠組み条約第13回締約国会議(COP13)が3日180カ国以上が参加して始まった。 <政策> 温暖化ガス半減のエネルギー革新技術20(詳細版):経済産業省は27日、世界全体の温暖化ガス排出量を2050年までに半減するという政府目標を達成するための技術テーマ20を選定した。太陽電池(効率4倍、コスト1/7)、石炭火力(CO2回収・貯留)、ガス火力(CO2、1割削減)、原子力(CO2なし)、超電導送電(ロス1/3)、水素還元製鉄(CO2、3割減)、革新的製造技術(プラズマ利用ガラス製造、CO2 1/3)、省エネ住宅(空調エネ1/2)、照明(効率、白熱灯の6倍以上)、ヒートポンプ(効率2倍)、定置用燃料電池(効率80%以上)、省エネIT機器(効率2倍以上)、住宅・ビルエネルギー(CO2、15%減)、燃料電池自動車(CO2、ガソリン車比1/3)、プラグインハイブリッド、電気自動車(CO2ガソリン車比1/3-1/4)、バイオマス燃料(CO2大幅削減)、IT活用高度交通システム(燃費2/3)、高性能蓄電(容量7倍、コスト1/40)パワーエレクトロニクスの省エネ(発電送配電効率向上)、水素製造・輸送、貯蔵(燃料電池普及に貢献)。 <国際化> 中国では、鬼怒川ゴム工業がゴム製車体シール部品生産を10年メドに倍増、コマツが建設機械工場など3工場を09年までに建設、ラインワークスが自動溶接システムの製造販売会社を設立08年7月中稼動開始、フタバ産業が従来製品の増産に加えてマフラーなど排気部品を09年中メドに生産開始、東海理化がキーロック、シフトレバー、スイッチ工場やシートベルト工場を増設する、富士通テンがカーオーディオやカーナビ生産を08年5月メドに3倍増。タイでは、日本ピストンリングが焼結性バルブシート(排気弁の弁座)を08年初頭一貫生産開始、三菱製鋼が自動車エンジン部品のノズルベーン(可変翼)生産を08年中倍増、コマツがクローラー(無限軌道)の履帯の生産を開始する。ベトナムでは、三菱重工業が航空機部品生産子会社を08年1月設立、丸紅が石炭火力・風力発電所建設に向けて検討に入った。米国では、三菱重工業がカーエアコンの基幹部品である3次元スクロールコンプレッサ生産を08年度に開始。オーストラリアでは、千代田化工建設が営業事務所を08年2月新設。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
白金使わず、直接エタノール型燃料電池
旭化成と九州大学、野口研究所は、直接エタノール型燃料電池向けに、白金を使わないで済む新しい触媒を開発した。新触媒は、銅を中心にもつジチオオキサミド系金属錯体と呼ぶ化合物で、エタノールを分解して酸素と反応させ、電気を取り出す。現在は、まだ出力は1平方センチ当たり0.1ミリワットと低いが、計算機シミュレーションでは効率を100倍以上にするメドがたっている。3年後をメドに高効率の小型燃料電池を試作することを目指すという。 |
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<環境>
タイヤ使用時のCO2削減
ブリジストンは、安全性能や乗り心地はこれまでのまま維持して、タイヤの発熱を減らす新材料技術「ナノプロテック」を開発した。ナノプロテックは、原材料の分子設計でゴムの構造をナノレベルで制御し、必要な物性を引き出す。タイヤが回ると炭素が凝集し、炭素同士の擦れで発熱しエネルギーロスがでる。炭素同士を分散させて、炭素同士を擦れにくくしてエネルギーロスを減らしたという。 |
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<ナノ加工>
直径10ナノの穴を規則配列、ハードディスク容量20倍
富士通は、ハードディスクの記録容量を20倍に高める磁気ディスク技術を開発した。自己組織化と露光技術により、直径10ナノメートルの穴を3ナノメートル間隔で規則配列させ、各穴に磁性体のコバルトを埋めることで高密度のディスクができる。記録容量はディスク1枚当り両面2.4テラバイトで、現在の約20倍に相当する。現在の「垂直磁気記録方式」に続く新技術として7-8年後の実用化を目指すという。 |
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<マイクロ>
直径20ミクロン、半導体用銅線開発
新日鉄マテリアルズは、半導体の製造に用いる直径20-30ミクロンの微細な銅線を開発した。従来、銅線は錆びやすいため、50ミクロンより細くできなかった。今回、銅線の表面に特殊メッキを施すことにより実現できた。現在は、半導体用には金線が使われているが、価格が金線の1/4に抑えられる銅線の優位をアピールし、半導体メーカーに売り込むという。 |
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<自動車>
自動車運転中に携帯電話を使う危険性
産業技術総合研究所人間福祉工学部門くらし情報工学グループ芭浜田隆史主任研究員は、自動車運転中の視覚からの情報と携帯電話の聴覚からの情報の夫々の脳内における情報処理スペースが重なると、反応時間が遅れて危険になることを突き止めた。今後、脳活動をさらに調査を進め、さらには運転シミュレータを使って実際に近い状況での行動実験を進めていくという。 |
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<自動車>
車体透けて外側把握、安全運転
東京大学舘教授らは、あたかも車体が透けているように外側が見えるシステムを開発した。内側に特殊な布を貼り付け、そこに車外の様子を写し、運転席から死角になる部分を把握できる。車体の外側に取り付けたビデオカメラで撮影している映像をリアルタイムで投影する。ヘリコプターなどに応用すれば、コックピットの床に地上がみえるようにすることも可能という。 |
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<生産>
計算機シミュレーションによる材料・製造技術の開発
産業技術総合研究所先進製造プロセス研究部門副部門長兼製造プロセス数理解析研究グループ長手塚明氏は、有限要素分割手法や最適設計さらには並列解析などの計算機シミュレーションの基礎的分野で、多大な業績を挙げている。応用分野は、マイクロマシン(MEMS)や製造技術分野が中心。計算機シミュレーション手法は、触媒や電極反応技術の燃料電池など新エネルギー分野、部品点数削減や軽量化の設計技術など環境分野、エレクトロニクス材料などナノ加工分野、生産・ロボット・医用機器などの最適設計さらには光合成や地球シミュレータなどあらゆる分野の技術開発の手段として有力となっている。今後、計算機屋さんと実験屋さんの共生と発展が重要という。 |
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<生産>
ダンボール製品の強度設計に関する技術
岐阜県情報技術研究所川島義隆氏、伊田徹士氏、原田匡人氏、梅津康義氏、日本総合研究所松井和己氏、産業技術総合研究所手塚明氏は、包装材料としての段ボール緩衝材の静的圧縮特性の検討を行った。これまで包装材料として発泡スチロールなどのプラスチック製品が用いられてきたが、最近ではリサイクル性の良い段ボール製品が使用されている。本件球では、段ボールシートの垂直圧縮強さ及び平面強さ試験より、シートの材料定数及び圧縮強度などを求めて検討を進めたという。 |
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<ロボット>
ロボットのソフトウェア開発基盤を構築
マイクロソフトは、ロボットのソフトウェア開発基盤を構築し、ロボットの開発コストの低減やパソコンの基本ソフトウィンドウズとの連携を売りに採用企業を増やしてゆく。日本のロボット企業ゼットエムピー(ZMP)は、ソフトウェア開発基盤を使った二足歩行ロボットを開催中の国際ロボット展で発表した。また、テムザックも携帯電話を使って遠隔監視できる通信ユニットを開発した。ソフトウェア開発基盤はパソコンから取り込んで使うもので、06年12月に出荷開始。料金は399ドルで15万本がダウンロードされたという。 |
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<医用機器>
外部光源なしで光る、蛍光たんぱく質
産業技術総合研究所セルエンジニアリング研究部門セルダイナミクス研究グループ星野英人研究員は、海洋発光生物のメカニズムを模して、自己励起蛍光たんぱく質(BAF)の合成に成功し、さらなる高機能化へと研究を進めている。このBAFは、緑色蛍光たんぱく質(GFP)とウミシイタケのルフェラーゼを最適化したリンカーペプチドを結合したもの。今後は、細胞内で起こる現象を高精度リアルタイムでできる発光イメージングシステムの完成を目指すという。 |
| [概況] |
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[景気] 11月経済基調判断、「回復」で据え置き:大田弘子経済財政担当相は27日、11月の月例経済報告の基調判断を「回復」で据え置いたが、完全失業率の上昇を受けて雇用判断を下方修正した。 |
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[動向] <企業> 技能五輪、金メダル16首位:静岡県沼津市などで行われていた第39回技能五輪国際大会(参加46ヶ国)が21日閉幕した。日本は溶接や移動式ロボットなど16種目で金メダルを獲得。2005年の前回大会に続き金メダル数で首位にたった。2位韓国11、3位仏5。 <再編> オムロンが産総研VBと資本提携:オムロンは産業技術総合研究所ベンチャー企業ファクトリービジョンソリューションズと資本業務提携する。産総研の3次元画像認識技術の実用化を促進する狙い。 <環境> 温暖化難民、イヌイット:米アラスカ州の先住民族イヌイットが、温暖化のために氷に囲まれる時期が短くなり、伝統的アザラシ猟がままならない。海岸線の侵食も進み、米本土への移住に迫られているという。 <政策> 排出半減、20の技術研究:経済産業省は、2050年までに温室効果ガスを半減するために20の新技術を選定し、来年7月の北海道洞爺湖サミットに提案していく。石炭火力発電(CO2回収・貯留)、太陽電池(効率4倍、コスト1/7)、超電導送電(送電ロス1/3)、省エネ住宅・ビル(空調エネルギー1/2)、高効率照明(蛍光灯を大幅に上回る発光効率)、燃料電池車(CO2排出ガソリン車比1/3)など。 <国際化> インドネシアでは、コマツが鉱山開発用大型油圧ショベルの足回り部品生産をジャカルタに集約する、KYBが2輪車用サスペンション(懸架装置)を09年に1.5倍増、曙ブレーキ工業が第2工場の建設を検討、日鍛バルブはエンジンバルブ生産を08年に06年比約20%増。中国では、オークマが工作機械生産を08年メドに30%増、スズキが2輪車生産の新工場を建設する、豊生ブレーキ工業がブレーキ生産力を09年に3倍増。ベトナムでは、日本サーボが事務機器用ステッピングモーターを10年メドに生産開始、フジキンが半導体装置用バルブ機器生産工場を09年メドに新設。シンガポールでは、千代田化工建設がジュロン島の石油・石油化学製品のタンク基地の設計・建設工事を受注。インドと中国では、ミツバが2輪・4輪用各種モーターを年末から順次生産開始。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
分散型発電用電力制御技術を開発
三菱電機と三菱総合研究所、八戸市は、青森県八戸市で11月上旬、世界初の分散型の電力供給実験に成功した。東北電力からの電力供給を断ち、太陽光発電など再生可能エネルギーだけで得た電力を市庁舎や小中学校に8日間供給した。電力需要に応じ、1週間、2時間、1秒、0.01秒の4段階で電力をコントロールする制御技術が開発され、電力会社に頼らない独自の電力供給が可能になった。実用化には、コストや規制緩和などの課題が残っているという。 |
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<新エネルギー>
川の水流利用、フロート型水力発電
シーベルインターナショナルは、川の水流エネルギーを利用することで水面に浮くフロート型水力発電装置で特許権を取得した。箱型で内部に設置された回転翼に水流があたって回転、発電する仕組み。水流を効率的に取り込む構成などで特許権を取得。風力発電に比べ安価で安定したエネルギーが得られる。予定価格は700万円から。来年メドに自治体が管理する下水道処理施設の放流渠に納入する計画という。 |
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<環境>
省資源・省エネルギーのプレス加工
アイダエンジニアリングは、プレス加工が省資源・省エネルギーの加工技術であるとの視点を背景に研究開発を続けている。プレス機械で行うプレス加工は、再生可能な金属を材料とすること、少ない消費エネルギーで大量生産が可能であること、そしてスクラップ(切削くず)が殆ど出ないなど、環境への貢献に結びついているという。 |
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<ナノ加工>
スピン注入トルクの直接測定に成功
産業技術総合研究所エレクトロニクス研究部門スピンエレクトロニクス研究グループ湯浅新治研究グループ長と久保田均主任研究員、大阪大学基礎工学研究科鈴木義茂教授、キャノンアネルバは、次世代の不揮発性メモリであるスピンRAMのスピン注入トルクの直接測定法を確立した。情報の書き込み時に、電子スピンの回転方向を反転させるために必要なトルクを直接測定できたことにより、次世代不揮発性メモリの開発が加速されるという。 |
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<マイクロ>
電気的に鏡状態と透明状態を切り替えられる調光ミラーフィルム
産業技術総合研究所サステナブル研究部門環境応答機能薄膜研究グループ田島一樹研究員らは、数ボルトの電圧により鏡状態と透明状態を切り替えられる調光ミラーフィルムを開発した。薄膜を積層し、厚さ100ミクロンのフレキシブル調光ミラーフィルムを実現した。窓ガラスに貼り付けるだけで、日射を効率的に制御することができるという。 |
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<自動車>
赤信号見落とし、自動ブレーキ
トヨタ自動車は、赤信号を見落としたら自動ブレーキが作動する等の「安全運転支援システム」を開発した。路上に設置した通信機と車両を無線で結び、赤信号で交差点に進入した車に、赤信号を知らせるデータを送信し、パネルの表示や音、さらには自動ブレーキを作動させる。ただ、路上に設置する通信機の整備などが課題として残っており、実用化の時期は未定という。 |
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<生産>
ナノ・マイクロインプリント技術による微細転写
静岡県工業技術研究所浜松工業技術支援センターは、熱方式のナノインプリント技術として、熱可塑性樹脂基板をガラス転移温度以上昇温してポリマーを液状化し、型をプレスした後、冷却して型と基板を引き離して製品を加工する技術を開発している。この技術の医療分野への応用を進めているという。 |
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<生産>
光合成、電算機上で再現
米イリノイ大学は、植物の光合成を分子レベルでコンピュータ上に再現することに成功した。光合成に関する100種類以上のたんぱく質や化学物質の立体構造や機能を作りこんだ。あらかじめコンピュータ上でたんぱく質の機能を改良することで、育種や遺伝子組み換えを用いた農作物の収量向上などの効率化が可能になるという。 |
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<ロボット>
トレーが引っ張り、客席に店員誘導
NTTコミュニケーション科学基礎研究所は、新しいナビゲーション装置を開発した。手に持つと特定の方向に引っ張るような振動を起こし、目的の方向へ誘導する。トレー型の装置を試作して性能を確認した。試作したトレーには、振動装置や無線の通信システムが組み込んであり、あらかじめ設定した客席の方向へ向かってトレーが店員を誘導する。将来、盲導犬の代わりになるかも知れないという。 |
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<医用機器>
膵臓細胞、蛍光物質でリアルタイム観察
杏林大学永松信哉教授と今泉美佳准教授らは、生きた膵臓細胞がインスリンを放出する様子をリアルタイムで観察する新技術を開発した。インスリンを蛍光物質で光らせ、反射蛍光顕微鏡で観察する。膵臓細胞内でのインスリンの動きや、糖尿病の薬の効き方を調べるのに役立つという。 |
| [概況] |
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[景気] 07年度GDP見通し、1.6%増に下方修正:民間有力調査機関14社は、07年度国内総生産(GDP)の実質成長率見通しを平均で前年度比1.6%とし、従来の予想を0.3ポイント下回った。国内住宅投資の落ち込みや米国経済の減速懸念が影響しているという。 |
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[動向] <企業> IHI中型タービンで米社と提携:IHIは、機械メーカー大手ソーラータービンズと中型ガスタービンで提携した。ソーラーから供給される同エンジンを核とした発電システムを企業の自家発電向けに販売する。 <再編> オリンパス、英医療メーカーを買収:オリンパスは、英国の医療機器メーカー大手ジャイラスの全株式を約2,100億円で取得し、子会社化する。内視鏡で世界最大手のオリンパスは、電気メスに強いジ社を買収し事業強化を図る。 <環境> 中国女性、砂漠に23年間植林:中国陝西省の農家女性牛玉琴さん(57)は、黄砂の発生源である砂漠に23年間で2,700万本を植林し、緑化した面積は東京山手線館内を上回る73平方キロに及ぶという。 <政策> 廃材からのバイオ燃料開発:経済産業省と農林水産省は、稲わらや廃材からバイオエタノールを効率的に製造する技術を開発する「バイオ燃料技術革新協議会」を21日に立ち上げた。新日石、トヨタなど企業16社、京大、東大、産総研など60人の担当者が参加する。 <国際化> タイでは、曙ブレーキ工業がブレーキ摩擦材を08年秋生産開始、ケーヒンがエンジン制御用電子ユニットに加えてエンジン給排気部品を08年春生産開始、イトロ技術研究所が表面処理の合弁会社を年内に設立、エイチワンが溶接組立て工場を09年メドに拡張する。中国では、オリンパスがデジタルカメラ部品を10年春生産開始、中外炉工業が宝山鋼鉄からチタン合金鋼など特殊鋼板向けの焼鈍炉設備(20-30億円)を受注した、双葉電子工業が樹脂金型用部品の製造販売会社を設立09年1月メドに生産開始。インドでは、菊池プレス工業が高尾金属工業と共同で車体骨格部品を08年10月生産開始、新日鉄がタタ製鉄と自動車用鋼板を10年メドに合弁生産開始。ベトナムでは、トヨタ紡織がエアバッグを08年7月メドに生産倍増。ブラジルでは、安福ゴム工業が二輪車向けエアクリーナーを12月生産開始。チリでは、三菱重工業がグアコルダ社から石炭火力発電所(15万2千キロワット)を受注した。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
高速充放電ができるリチウムイオン電池用電極素材
産業技術総合研究所エネルギー技術研究部門周豪慎主任研究員、細野英司研究員らは、直径50-100ナノメートルのスピネル単結晶マンガン酸リチウム(LiMn2O4)ナノワイヤの合成に成功した。リチウムイオン電池の正極に使用すると、超高速充放電でも90%の充放電容量が維持できる。コバルトではなくマンガンを使用、低コストでハイブリッド自動車や電気自動車用として有望であるという。 |
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<新エネルギー>
廃材など木質系バイオマス燃料合成を実証
産業技術総合研究所中国センターバイオマス研究センターは、木材をガス化合成した日量1.9リットルのガス化液体燃料(BTL)に成功した。わが国で初めてベンチスケールによるBTL製造を実証した。3年後をメドに約10倍にスケールアップし、さらにはディーゼル燃料に改質する触媒の開発などに取り組んでいくという。 |
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<環境>
低高度域の環境計測ができる飛行船
エイ・イー・エスは、航空機やヘリコプターでは観測が困難であった高度300m以下の低高度域の大気観測や環境計測、各種実験などができる飛行船を設計・製造・販売をしている。5名程度で運用可能で、操縦はラジコン方式。特に、免許・資格は必要ないという。 |
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<ナノ加工>
有機ナノチューブに関する共同研究を公募
産業技術総合研究所は、独自に開発したオーガニックナノチューブを核とする共同研究を公募する。応募書類の受付期間は、2008年3月1日-3月15日。環境、農業、食品、健康、医療分野などで、吸着、包接、徐放、中空形状などの特異機能を利用して広範な用途開発が期待できるという。関連研究は、週間機械技術第113号の「内径50nmのピペット」、第120号の「光る有機ナノチューブ」など。 |
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<マイクロ>
ミクロン単位の誤差の高性能金型開発
富山県工業技術センター中央研究所富田正吾副主幹研究員、北熱、三晶技研、ギフ加藤製作所、富山大学、名古屋工業大学は、ミクロン単位の誤差を実現する高精度・微細・複雑形状・幅広薄肉・低コストの金型を開発している。平成18年度から3年計画でスタート。現在、金型の表面処理では良い成果が出始めており、1-2年先には、離型性がよく、複雑な形状で、薄い製品ができ、かつ長寿命な金型の誕生が期待できるという。 |
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<自動車>
燃料電池ハイブリッドバス量産化
独ダイムラーは、燃料電池とリチウム電池を併用する「燃料電池ハイブリッドバス」の開発に着手した。窒素酸化物(NOx)や二酸化炭素(CO2)を排出しない究極のクリーンバスとなる。実用化は2020年以降の見通し。第1ステップは、ディーゼルエンジンとリチウムイオン電池のハイブリッド。次のステップで、ディーゼルエンジンを燃料電池に置き換えるという。 |
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<自動車>
高速回転対応の遊星ギアユニット開発
NTNは、自動車の自動変速機の多段化に伴う遊星ギアの高速回転に対応するトランスミッション用ギアユニット「遊星ギアASSY」を開発した。ギアの歯に特殊表面処理して約4倍の長寿命とし、軸受けには特殊熱処理(FA処理)を施して3.6倍の長寿命にできた。耐久性の向上で小型化も可能にした。2010年の市場投入を目指すという。 |
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<生産>
金属疲労に有効なメッキ法
立命館大学酒井達雄教授らは、金属疲労の防止に有効なアルミニウム合金用のメッキ法を開発した。ニッケルとリンをメッキするもので、負荷を約10億回かける実験の結果、メッキを施さないアルミ合金に比べ最大で30倍以上の回数に耐えた。自動車や航空機の耐久性を高めるのに役立つという。 |
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<ロボット>
人型ロボット、すり足で回れ右
立命館大学小枝正直講師らは、小回りがきく人型ロボットを開発した。足踏みを繰り返して方向転換する従来機と異なり、回れ右するようにすり足で向きを変え、その場で方向転換する。高さ50cmの人型ロボットに立命大のプログラムを組み込み、片足ずつ90度だけすり足で回り5秒で向きを変えた。1年後に既存の二足歩行ロボットへの応用を目指すという。 |
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<医用機器>
ヒトの皮膚から万能細胞を作成
京都大学物質-細胞統合システム拠点山中伸弥教授と高橋和利助教らは、筋肉や神経、臓器(肝臓、すい臓など)等あらゆる細胞へと分化する「万能細胞」を人間の皮膚から作成することに世界で初めて成功した。人間の受精卵から作る胚性幹細胞(ES細胞)お同等の分化能力を持ちながら、受精卵使用しないため倫理的制約が少ない。自分の皮膚から作るので身体に埋め込んだときに拒否反応がない。アルツハイマー病や脊髄損傷など病気や事故で損なわれた組織を修復する再生医療への貢献は計り知れず、革命的な研究成果だという。 |
| [概況] |
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[景気] 7-9月期GDP年率2.6%、2期ぶりプラス:内閣府が発表した07年7-9月期国内総生産(GDP)速報によると、実質GDPは前期(4-6月期)比0.6%増、年率換算で2.6%増となり、2四半期ぶりにプラスとなった。 |
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[動向] <企業> 10月工作機械受注16.1%増:日本工作機械工業会が8日発表した10月の工作機械受注額は前年同期比16.1%増の1354億円だった。国内の自動車向け専用機の大型受注があった模様。 <再編> 燃料電池部門を共同買収:独ダイムラーと米フォード・モーターは8日、カナダの燃料電池メーカー「バラード・パワー・システムズ」の乗用車向け燃料電池部門を共同で買収し、新会社を設立する。出資比率は、ダイムラー50.1%、フォード30%、バラード19.9%。 <環境> 持ち帰ったブルーギル「心痛めています」:天皇陛下は、大津市の琵琶湖であった「第27回全国豊かな海づくり大会」の式典挨拶で、自分が皇太子時代に米国から持ち帰った外来魚のブルーギルが琵琶湖の生態系を脅かしていることに「心を痛めている」と述べた。 <政策> 経産相、資源外交を強化:甘利明経済産業相は、南アフリカ共和国とボツワナを訪問し、レアメタルを発掘するために必要な資源調査の実施と経済支援で合意する見通しだ。 <国際化> 中国では、カワサキプラントシステムズがセメント廃熱発電設備などの設計製造体制を強化する、カネミツがプーリーの生産を年内にも開始する。インドでは、三菱重工業が建設大手L&Tと石炭火力発電所向け蒸気タービンと発電機の合弁生産を09年5月開始、セーレンが自動車シート用表皮材生産を09年メドに開始。ベトナムでは、宮入バルブが液化石油ガス用バルブの新工場を建設08年6月稼動、オリンパスがデジタルカメラの生産工場を09年までに建設。インドネシア、ベトナム、インド、タイでは、エクゼティが二輪車用クラッチ生産を拡大する。英国とチェコでは、日本風力開発が大型風力発電所(2万-3万kw)の建設運営に乗り出す。ノルウェーでは、マツダが同国の環境保全国家プロジェクトに参加し水素ロータリーエンジン車30台をリース販売する。ロシア・独立国家共同体(CIS)諸国では、横河電機がプラント向け制御機器の事業拠点を08年メドに相次いで新設。米国では、日立金属が自動車用鋳造アルミホイールを10年までに増産、トヨタ紡織が自動車用シートの新工場を建設する。メキシコでは、ブリジストンがタイヤ工場の操業を開始した。ブラジルでは、三菱重工業がブラジル電力公社から老朽化した原子力発電所の大型部品を受注した。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
厚さ半分を狙うシリコン太陽電池
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、世界的な原料高騰を背景に、太陽電池で主流の多結晶シリコン基板の厚さを半分にしようとする「次世代超薄型シリコン太陽電池」プロジェクト(2006-2008年度)を実施している。例えば、参加企業のシャープは、銅結線とシリコンの熱膨張率の違いによる歪みを防止するために銅結線の構造を工夫したり、太陽エネルギーの変換効率を低下させる結晶欠陥を防ぐ表面処理など種々工夫をこらしている。このように薄くしても、多結晶シリコンの太陽光の変換効率18%は維持するという。 |
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<新エネルギー>
固体高分子型燃料電池の寿命2倍
日立マクセルは、燃料電池の中枢部分である電解質の劣化を防ぐ技術を開発した。陽極内に独自の有機物を添加することにより、電池内で触媒に使われている白金が溶け出して電解質に入り込むのを防いだ。従来の電池に比べ寿命を2倍に伸ばし、白金を除去するための装置を取り付ける必要をなくした。サイズを抑えたまま4,000時間以上の動作が可能で、2010年までに携帯型の小型燃料電池として製品化するという。 |
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<環境>
陶磁器の再生技術を公開
滋賀県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場は、いらなくなった陶磁器を再生率90%以上かつ低温焼成で再生する技術を開発した。練り土成形の場合は、再生率92%以上。鋳込み成形の場合は、再生率99%。信楽窯業試験場は、この新環境技術を多くの人々に使って頂きたいということで、特許出願せずに公開している。 |
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<ナノ加工>
ナノサイズの一次元熱運動を観察
大阪大学超高圧電子顕微鏡センター荒河一渡助教、森博太郎教授は、高純度鉄中の直径数ナノ(ナノは10億分の1)メートル程度の転位(欠陥)の輪(転位ループ)が熱エネルギーだけでランダムに一次元運動するのを電子顕微鏡でとらえた。転位の動きは、もろさにつながる材料中の空洞形成に関わっており、材料の寿命予測、特性向上に役立つという。 |
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<マイクロ>
粒径一定で球状のセラミック粒子
コバレントマテリアルは、従来の製法に比べより球に近い形状でそろえた超小型のセラミック粒子を開発した。一粒一粒を液中で造粒し、安定して球に近い形状に仕上げられる。粒径は30-500ミクロン(千分の一ミリ)まで任意に選択できる。フィルター用素材や研磨剤、セラミックス材料としての利用を見込んでいるという。 |
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<自動車>
排ガス浄化用触媒作用を瞬時に解析
東京大学岩澤康裕教授、豊田中央研究所、高エネルギー加速器研究機構は、自動車の排ガス浄化に使う触媒の作用をリアルタイムで解析することに成功した。反応の過程で酸素を吸蔵・放出する仕組みが、「エックス線吸収微細構造法」と呼ぶ手法で解明できたため。この解析法は、新触媒の開発などに役立つと期待されているという。 |
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<生産>
超高精細映像を自在に重ね合わせできる処理装置を開発
産業技術総合研究所情報技術部門実時間組み込みシステム研究班戸田賢二研究班長らは、複数の高精細入力映像の位置やサイズを自由にレイアウトして表示できる超高精細映像処理装置を開発した。スーパーハイビジョン(7080x4320画素)の重ね合わせができる。交通・航空・宇宙・危機管理などの管制センターや野球などのスタジアムや美術館やビル壁などの巨大ディスプレイなどの市場に適用可能という。 |
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<生産>
高強度・高硬度のラピッドプロトタイプ造形物
大阪府立産業技術総合研究所は、炭素鋼粉末を用いた金属粉末ラピッドプロトタイピングによる造形物を高強度・高硬度化することに成功した。従来、鉄系標準粉末では、実用的な耐久性に課題があった。今後、中小企業への技術移転を進め、試作金型や小ロット機械部品への展開を目指すという。 |
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<ロボット>
ロボットに複雑な作業をさせる自動作成ソフト
東京大学中村仁彦教授と高野渉・特任助教らは、ロボットの複雑な動きを自動作成するソフトウェアを開発した。あらかじめ基本動作をデータベース化しておき、例えば、「新聞をつかむ」「歩く」「差し出す」といった動作を組み合わせて、「新聞を取ってきて渡す」という動きを実現する。介護や労働支援向けに進むヒューマノイドロボットに複雑な作業をさせる事ができるかもしれないという。 |
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<医用機器>
骨と骨を固定する骨ネジ
島根大学医学部内尾祐司教授とナノは、骨と骨を固定する際に使う「緩む心配がない」特殊なネジを開発した。このネジは患者自身の骨でできているため、一ヶ月ほどで骨とネジは一体化してしまう。ネジを作るのは、ナノが開発したノートパソコン程の大きさの数値制御(NC)旋盤。手術室内で、時間も30分程で、患者に合ったネジを自在に作れるという。 |
| [概況] |
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[景気] 16年ぶり、景気動向先行指数0%:内閣府が6日発表した9月の景気動向指数(速報値)によると、数ヶ月先の景気動向を示す先行指数が0%となった。10指数全てが3ヶ月前より悪化したため。0%となるのは1991年以来、約16年ぶり。 |
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[動向] <企業> 11月工作機械受注予測、減少:日本工作機械工業会が31日発表した11月の工作機械受注予測DI(「増加または良いと答えた企業の割合」から「減少または悪いと答えた企業の割合」を引いた値)は、足元と比べて1.5ポイント減少の4.4となった。しかしながら、「全体の傾向は依然として高水準」としている。 <再編> 脳研究、トヨタと理研が提携:トヨタ自動車と理化学研究所は、脳のメカニズムの研究に着手する。11月に研究拠点を開設。感情や思考、判断に関わる研究を行う。自動車やロボット開発に反映してゆくという。 <環境> 土壌汚染が増加傾向:全国の自治体が把握している土壌評価対象の調査事例が05年までの累計で4887件に上ることが環境庁の調査でわかった。うち土壌汚染対策手法に基づく累計は4337件で、03年同法施行依頼増加傾向が続いている。基準超過物質は、揮発性有機化合物ではトリクロロエタン、重金属では6価クロムや鉛化合物が多かった。 <政策> 中小のIT支援へ:経済産業省・中小企業庁は、高度なIT課題に対応する専門家を中小企業に派遣する制度を08年に開始する。経営分析やIT支援を行う。一日当りの中小企業の負担額は18,000円程度。派遣頻度は1ヶ月あたり15日で、3ヵ月程度を予定している。 <国際化> 中国では、ユシロが金属加工油生産の3つ目の工場を新設09年メドに増産、虹技が自動車用プレス金型生産を08年秋メドに増産、エムエス製作所が樹脂系自動車部品の設計製造に10年メドに乗り出す、多田電機が変圧器用冷却器生産に08年メドに進出、日立建機が建設機械と切り板加工の新工場を09年メドに建設、タダノがトラッククレーン向け油圧機器の製造販売会社を設立した。中国、インドネシア、タイでは、日本精工が自動車部品事業を08年メドに増強。インドでは、スズキが研究開発拠点や物流センターを設立する。チェコとインドでは、セーレンが自動車用シート材の合弁生産を10年メドに開始。エジプトでは、イスマンジェイがエジプシャン・ケミカル・インダストリーズと合弁会社を設立し金属シリコンを製造する。アラブ首長国連邦とインドでは、日立プラントが空調設備工事や水処理システム事業の合弁会社を08年メドに相次いで設立。米国では、東洋ゴム工業が11年3月メドにシェア倍増を目指す、住友重機械工業が自走式建設用クレーンの生産体制を強化する。ブラジルでは、マキタが電動工具の新工場を08年秋メドに建設。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
スパイラル円柱翼による風力発電
MECAROは、フィンを付けたスパイラル円柱翼による風力発電機を開発した。5本の円柱翼のそれぞれの円柱は高速で自転している。この自転する円柱が風をうけると、円柱の周りの風速の違いから揚力が生じ、風車が回る力となる。ところで、羽根型のプロペラは風が吹けば吹くほど早く回り、高速回転の風切り音の騒音が大きくなる。一方、円柱翼は、同じ大きさの風を受けても回転スピードは羽根型の1/4で騒音は小さい。しかも、円柱翼は回る力が強いため発電能力は羽根型とほぼ同じ。1号機は風車の直径11.5m、発電能力12kw。秒速6mの風が安定して吹けば、年間標準家庭9軒分に当たる3万kw時を発電できるという。 |
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<新エネルギー>
廃熱発電材料の発電メカニズムを解明
東京大学藤森淳教授らは、熱すると電機を生み出す酸化物熱電材料の発電メカニズムの一端を明らかにした。熱電材料のコバルト酸化物を極低温から温度を上げながら電子の状態を電子分光法で調べた。温度が高くなるにつれて、電子の性質が波から粒子の性質が強くなり、電子同士が反発しあう「強相関」となると高い電圧を発生した。熱電材料は、工場や自動車から発生する300-700℃の廃熱を電気に変えて有効利用する物として期待されているという。 |
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<環境>
エコシップ就航へ
前畑造船とアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(IHIMU)は、電気推進船(全長70m、749トン)で初の石油タンカーを開発中だ。4台のディーゼル発電機で、スクリューを回したり、荷役機材を動かしたりする。必要に応じて動かす発電機の数を変えて、それぞれの発電機を効率の良い回転域で動かすことにより、燃料のむだが少なくなる。従来のディーゼルエンジンに比べて、燃費は1割改善、NOx排出は3割削減、CO2排出は1割削減。11月末に就航するという。 |
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<ナノ加工>
次世代微細回路形成、競う3技術
次世代回路線幅30ナノ(ナノは10億分の1)メートル台以降の半導体製造に向けて技術競争が激しさを増している。ニコンは、現行の技術を応用した2回露光タイプの液侵露光装置の開発に着手。 ウシオ電機とフィリップスは、短い波長のEUV(極紫外線)露光の共同開発を決めた。 大日本印刷などは、石英ガラスを型としたはんこの原理で回路を形成するナノインプリント技術開発を急ぐ。30ナノ台では2回露光での量産が始まりそうだが、量産までに時間的猶予がある。さらに微細な20ナノ台では、EUVやナノインプリントが応用される可能性が高いと見られているという。 |
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<マイクロ>
レーザプロセスによる機能性形状加工技術開発
福井県工業技術センターは、透過、反射、屈折等の光学機能を実現するレーザー微細加工技術を開発した。顕微鏡に分解能20nm、最大移動量25mmのマイクロステージを組み込み、1μm以下の形状加工ができる製造装置を構築した。超短パルス光の基本波(1064nm)を用いて、透明材料の内部および表面に1-2μm幅、5μm間隔の周期構造を作成し、回折レンズを作成した。He-Neレーザー光を用いて集光が可能なことを確認できたという。 |
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<自動車>
ITS、環境への応用実験
ITSジャパンは、愛知県で二酸化炭素(CO2)排出削減など環境改善に向けた高度道路交通システム(ITS)活用の大規模社会実験を始めた。11月末まで実施する。約3,000台のタクシーから走行情報を収集。一般市民向けには「環境ITS」のホームページを開き、実験に参加するモニターを募集する。普段の行動と比べ、公共交通機関を利用した場合などに削減できるCO2排出量を確認できる。削減量に応じて植樹への寄付などに使えるポイントと交換できる仕組みという。 |
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<生産>
圧力(気体差圧)の遠隔校正に日本初の成功
横河電機と産業技術総合研究所は、産総研つくばセンターにある圧力の国家標準で、国外にある標準器を遠隔校正することに日本で初めて成功した。あらかじめ国家標準で校正した遠隔校正用仲介器を、中国の重慶にある横河儀に搬送し、産総研がインターネットを介して、この仲介器と被校正器を遠隔操作して、2つのデータの差から校正値を求めることができた。海外へ進出した日本企業へ軽量標準を提供できることが実証されたという。 |
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<生産>
高品質の電子ビーム溶接
広範な溶接技術の黒木工業所は、最新の電子ビーム溶接に取り組み、高品質な溶接を実現している。電子ビーム溶接は、歪みが少なく、厚板から薄板まで欠陥の少ない溶接ができる。特に、溶着金属中にガスおよび非金属介在物を含まないため、真空容器、半導体用機器、理化学機器などの溶接に最適。アルミニウム合金製超高真空用球形チャンバー、涙滴型チタン合金製タンク、熱処理ライン用ハースロールなどを製造している。 |
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<ロボット>
介護ロボット、体操指南
産業技術総合研究所とゼネラルロボティックスは、介護予防の体操につかうヒト型ロボットを開発した。プログラム次第で何種類もの体操ができる。開発した「たいぞう」は、身長約60cm、重さ約3kgのヒト型2足歩行ロボット。現時点で約20通りの動きが可能。当面は、インストラクターの補助役だが、将来はインストラクターの役割を果たせるようにするという。 |
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<医用機器>
レーザー光、細胞捉え動かす
京都大学久保康児研究員と九州大学市川正敏助教は、細胞や微生物を傷つけずに動かせる新型の医療用レーザー光の技術を開発した。レーザー光の焦点深度を深く調整し、細胞などの微小な物体を捕まえて動かす。従来に比べ、物体をしっかりと捉え、回転させるなどの複雑な操作が手動でできる。レーザーメスと異なり、新技術は発熱しないレーザー光を使うため、細胞などを傷つけずに済む。1年後の実用化を目指すという。 |
| [概況] |
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[景気] 9月失業率4.0%に悪化:総務省が30日発表した9月の完全失業率は、前月を0.2ポイント上回る4.0%と2ヶ月連続の悪化。 |
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[動向] <企業> IHI、東欧に過給機新工場:IHIは、乗車用ターボチャージャー(過給機)の新工場を東欧に建設する。投資額70-80億円。年産500万台体制を整える。 <再編> 新日鉄、住金、神戸鋼が連携強化:新日本製鐵と住友金属工業、神戸製鋼所は30日、新たな連携策を発表した。設備の共同利用などの事業連携や株式の持ち合いを拡大する。 <環境> 救世主か地熱発電:アイスランドの06年の地熱発電は前年比6割増しの大幅増。水力発電と合わせた再生可能エネルギーは、アイスランドの全電力発電の99%を占める。日本でも、岩手県の雫石などで地熱発電は行われており、次世代の救世主のひとつとして注目される。 <政策> 太陽光発電の無線送受電技術、研究着手:経済産業省は、太陽光発電無線送受電技術の研究開発に08年度から着手する。08年度から3年間のプロジェクト。電機メーカーなど公募によって研究委託先を募り、送電と受電の効率性を高める技術開発を行う。 <国際化> 中国では、日本ガイシが自動車排ガス浄化装置生産を08年までに倍増、昭洋精機が産業用ロボなどのアルミニウム部品の切削加工を行う現地法人を設立08年本格稼動、竹内製作所が本体重量14トンの小型油圧ショベルを開発生産し08年6月発売。インドでは、日産自動車が商用車メーカーアショックレイランドと合弁会社を設立10年生産開始。米国では、日平トヤマがクライスラーから自動車エンジンのシリンダーヘッドの加工ラインを受注(90億円)、ジェイテクトがシリンダーブロックの加工ラインを受注(50億円)、三菱電機が加工ライン向けNC装置を受注(10億円) |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
金属素材を用いた燃料電池用セパレータの開発
山梨県工業技術センター宮川和幸氏らは、燃料電池用金属セパレータをプレス加工で作成することを目的として、加工特性の検討と有限要素法による弾塑性変形解析を行った。安価な金属セパレータを実現するために、SUS104を用いた。複雑な流路作成において、溝深さ0.18mmの場合は良好なプレス加工となった。また、板厚の変化は5%程度。さらに、有限要素法による解析結果の板厚変化は8%程度という。 |
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<新エネルギー>
「温泉発電」実用化へ
地熱技術開発は、温泉水を使って小規模な発電をする技術の実用化に乗り出す。沸点が低いアンモニアを70%程度溶かした水溶液を温泉水の熱で蒸発させ、アンモニア蒸気の勢いで発電機を回す。発電能力は中小規模の旅館1棟で使い切る程度の50kw。80-100℃の高温の温泉向けで設備価格は2,500-3,000万円程度という。 |
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<環境>
高速・省エネルギーのセラミックス製造技術
産業技術総合研究所先進製造プロセス研究部門先進焼結技術研究グループ安岡正喜主任研究員らは、マイクロ波の利用によってセラミックスの製造工程を統合簡略化する新規プロセスを開発した。マイクロ加熱炉内で製造することで、鋳込み(成形)、"脱型"、"乾燥"、"脱脂"、"焼成"の5工程を1工程に統合できた。工程時間を1/2に短縮、さらには投入エネルギーを削減できたという。 |
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<ナノ加工>
燃料電池の白金削減1/10に
長崎総合科学大学山辺時雄新技術創成研究所長、奥村典男工学部教授は、固体高分子型燃料電池の電極に使う白金の量を大幅に削減できる新技術を開発した。従来は電極全面に白金などを含んだペーストを塗っていたが、新技術は白金に600℃程の低温で焼いたナノカーボン材料を混ぜたペーストをドット(水玉模様)状に電極に印刷する仕組み。白金の使用量が従来の1/10に減らせる。白金の固体高分子型燃料電池の価格に占める割合は約3割という。 |
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<マイクロ>
人より鋭い触覚センサー
豊橋技術科学大学高尾英邦准教授らは、物の形や温度を感じ取る触覚センサーを開発した。データを処理する電子回路と一体で作れるため小型化や低コスト化につながるという。人の指先は1mm程度の細かさで触ったものの表面を感じ取るが、開発したセンサーは0.42mm間隔で感圧と感温の素子が組み込まれており、人より鋭い感覚を発揮できる。介護ロボットの指先や熟練技術の手の感覚を再現する装置開発に役立ちそうだという。 |
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<自動車>
燃料タンク素材、鉄に回帰
ユニプレスは、プレス技術の進化で鋼板の厚さを薄い部分で1mm以下にすることを可能にし、樹脂と重量差のない金属燃料タンクを製造している。湾曲の大きい部分は「深絞り」と呼ぶプレス技術を応用して成形できる。燃料タンクの素材を巡る樹脂と鉄の争いは一段と激しさを増していきそうだという。 |
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<自動車>
"心拍のゆらぎ"でも眠気を検知
富士通は、走行中のドライバーの心拍のゆらぎを解析し、眠気を検知する研究を本格化する。眠りに入る際の心拍のゆらぎに特定のパターンがあることに着目している。従来の"まぶたの動き"で眠気を検知する技術と組み合わせて検知精度を高める狙い。実証データと検知精度を高めて2-3年後に実用化のメドをつけるという。 |
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<生産>
高強度で高品質な遠心力鋳造管技術
門型加工機の先進メーカー新日本工機は、遠心力で高強度・高品質の円筒管を製造する技術開発を行っている。高速で水平回転している円形金型内に溶鋼を注入すると、溶鋼は遠心力の作用により金型内壁にしっかりと巻きつき、真円の円筒のまま凝固する。建築用柱材や杭打ち用円筒材など高強度で高品質な円筒管材として活躍しているという。 |
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<ロボット>
「迷い」を記憶、判断素早く
理化学研究所は、複数の選択肢から一つの答えを選ぶ際の「迷い」の経験を記録し、次回の選択時に迷いを減らす脳の働きをサルの実験により明らかにした。「全頭連合野」と呼ぶ領域にある神経細胞が「迷い」を記憶することで、次の選択に向けた心の準備が整い、判断が素早くなるという。人工知能の開発などに役立つという。 |
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<医用機器>
実験動物の細胞内たんぱく質、生きたまま観察
東京大学中村仁彦教授、オリンパス、理化学研究所バイオリソースセンターは、実験動物の細胞内にあるたんぱく質を生きたまま高精度に観察する技術を開発した。これまで観察は培養細胞にとどまっていた。新技術は、「共焦点レーザー顕微鏡」とロボット制御技術を組み合わせた。実験動物の肝臓を観察したところ10ミクロン(ミクロンは1/1,000mm)レベルで細胞を追尾しながら蛍光標識した物質を観察できた。薬の効果や副作用などを詳しく調べるのに役立ちそうだという。 |
| [概況] |
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[景気] G7、世界経済の減速懸念:日米欧の7カ国(G7)による財務省・中央銀行総裁会議は、19日午後(日本時間20日朝)米住宅問題や原油高が世界の経済成長を減速させるとの懸念を明記した共同声明を採択し閉幕した。 |
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[動向] <企業> NTN、新研究開発センター建設:NTNは16日、三重県桑名市に「新桑名研究開発(R&D)センター」を建設すると発表した。鈴木泰信会長は「宇宙も見据え、現代では対応の難しい要素技術を開発し、軽量・超寿命・低騒音の商品を出していく」と語った。 <再編> フィアット、ロシア自動車と提携:フィアット(イタリア)は、ロシアの代表的な自動車メーカーであるアフトワズとの提携に合意した。急成長のロシア市場へ本格進出する狙い。 <環境> CO2削減目標、妥当性に疑問も:現在、多くの業界がCO2削減目標を引き上げているが、削減目標の設定自体が難しそうだ。例えば、コンビニチェーンの所属する日本フランチャイズチェーンは、1990年比20%削減目標を設定しているが、90年当時も現在も、チェーン全体でどの程度エネルギーを使っているか把握できていないという。 <政策> 経産省、ロボ支援:経済産業省は、次世代ロボット実用化に向けて、参入企業のすそ野拡大に取り組む。08年度から3年間のプロジェクトで、センサーやモーターなどの部品を製造する中小・ベンチャー企業の部品をロボットに組み込むための開発を支援する。 <国際化> 中国では、フェローテックが太陽電池セルの基板となる単結晶シリコンのインゴット引き上げ装置事業を拡大する、コベルコ建機が6トン以上の小型油圧ショベルを08年春メドに現地生産開始、フジノンが携帯電話のレンズユニットの生産能力を拡大する。タイでは、大洋技研工業が建設機械や農業機械のタンク系部品工場を新設08年8月生産開始。中国とタイでは、古河ユニックがクレーンの組み立てを年内開始。インドでは、ジェイテクトが電動パワーステアリングの新工場を建設10年1月生産開始。英国では、三菱重工業が原動機の販売・サービス会社を設立世界3極(米、シンガポール)体制を確立した。欧州では、三菱重工業が乗用車用ターボチャージャー(過給機)の第2工場を10年までに新設する。ロシアでは、住友ゴム工業が住友商事と共同出資でタイヤの販売会社を設立08年1月営業開始。米国では、トヨタ紡織が北米で19番目の内装部品工場を建設10年メドに生産開始。アルゼンチンでは、ヤマハ発動機が二輪車の組み立てを08年4月開始。ブラジルでは、トヨタ自動車が部品生産を拡大する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
太陽光発電、変換効率24%に向上
豊橋創造大学、大同特殊鋼、石塚硝子、東京農工大など計4社、5大学は、太陽光発電システムで最高24%の変換効率を記録したと発表した。太陽電池は、インジウム・ガリウム・ヒ素などを接合したもの。7mm角のチップに500倍のレンズなどを組み合わせたセット280個使い、太陽光追尾装置を付けた。定格出力は2.1kw。日中の変換効率の平均は、8月に最高21%、10月は19%。大型の実用装置では最高水準という。 |
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<環境>
排ガスのCO2で発電
中国電力は19日、発電に二酸化炭素(CO2)などを必要とする溶融炭酸塩型燃料電池(MCFC)を使い、石炭火力の三隅発電所(島根県浜田市)の排ガスに含まれるCO2を有効活用するための実証実験を始めた。来年3月まで実験し、CO2活用発電からその後のCO2回収まで試験するという。 |
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<環境>
CO2送り込み原油増産
三菱重工業と英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは、発電所から出る大量の二酸化炭素(CO2)を回収して油田に送り込み、原油を増産するプラントを開発し事業化する。回収したCO2を地下約1,000mの油層に送り込む。CO2を地中に封じ込めると同時に油層内の原油が押し出される。CO2排出の削減と原油増産が同時に達成される。1バレル40ドル以上なら採算が取れるという。 |
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<ナノ加工>
光配線のLSIチップ
国内半導体メーカーが共同出資する半導体先端テクノロジーズは、大規模集積回路(LSI)内の配線の一部を光配線に置き換える技術を世界で初めて開発した。電極の間で光の波を重ね、光を強くする「表面プラズモン」という原理を応用した。これまで電気配線を細くすると抵抗が強まり、回路線幅22ナノ(ナノは10億分の1)メートルの半導体は実現困難と言われていたが、その実現に向けて課題を一つクリアしたという。 |
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<ナノ加工>
磁気阻む「壁」でHDD容量2倍
昭和電工は、ハードディスク駆動装置(HDD)を従来の2倍程度に大容量化するとともに量産に適した新技術を開発した。磁性材料の記録トラックの両側を非磁性物質で挟み、トラック幅を狭めても隣接するトラックの磁気同士が干渉して記録の精度が落ちるのを防ぐ。生産には固まる前の樹脂(レジスト)に微細な金型を押し当て、判子を押すようにトラック(横幅65ナノメートル)のパターンを成形する「ナノインプリント」を用いる。2010年の量産開始を目指すという。 |
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<マイクロ>
乾電池で動作する超小型電子加速器
―プラントや建造物のX線非破壊検査の容易化―
産業技術総合研究所極微欠陥評価研究グループ長鈴木良一氏らは、乾電池で動作し、かつシステムを容易に持ち運びができる超小型電子加速器システムを開発した。本体部の長さ20cm、重量1.5kg。単3電池10-12本で、10万電子ボルト以上の高エネルギー電子ビームおよびX線を1時間以上発生できる。作業現場で、プラントや建造物の非破壊検査ができるという。 |
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<自動車>
タイヤにセンサー
ブリジストンは、タイヤにセンサーを組み込んで、運転中の自動車の動きや路面の状況を検知する技術を開発した。タイヤ接地面裏側の加速度センサーやタイヤ内のひずみセンサーさらにはこれまでに蓄積されたノウハウをもとに、路面や運転の状態を検知して、安全走行に貢献できるとともに新しい車体制御システムの開発なども可能になるという。 |
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<生産>
マイクロ加工による超小型精密金型の開発
兵庫県工業技術センター浜口和也氏らは、微細な溝加工や複雑な微細形状を加工する小径エンドミル加工の開発をおこなっている。特に、高速回転中の工具の振れ量が工具磨耗に及ぼす影響を明らかにした。2万回転/分では、振れ量を1μmに抑制すると磨耗量を低減できた。5万回転/分では、振れ量を1.2μm以内に抑制すると欠損は発生しない。12万回転/分では、振れ量が3μm以内で工具欠損は発生しないという。 |
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<ロボット>
ロボットのためのユニバーサルデザイン
産業技術総合研究所知能システム研究部門空間機能研究グループ長大場光太郎氏らとT-D-F/Robot&Interaction Design 園山隆輔氏は、主に家庭を対象として、ユニバーサルデザインのいくつかの要素を開発した。人とロボットの共生のための環境構造化として、多くのロボットが扱いやすいハンドルのデザインや、ハンドルの位置決めや操作法などを提供するマークのデザイン、さらに、簡単に多くの作業プログラム作れるテンプレートの枠組みなど、ロボットの導入を容易にする方法を開発した。 |
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<医用機器>
手術の感覚再現
三菱プレシジョン、理化学研究所、横浜市立大学は、患者に合わせた手術の練習ができる装置を試作した。CT画像などをもとにオーダーメードで病巣のある臓器の仮想映像を作成する。その映像を見ながら手術器具を扱うと、モーターの動きなどで実際の臓器を手術しているような感覚を再現できる。医師教育や難度の高い手術前練習に活用できるという。 |
| [概況] |
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[景気] 9月工作機械受注額15.9%増:一進一退が続く国内景気の中で、日本工作機械工業会が10日発表した9月の工作機械受注額は前年同月比15.9%増の1,415億円。1963年の調査開始後初めて1,400億円を突破した。 |
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[動向] <企業> ブラザー工業、工作機械部門移設:ブラザー工業は、2009年夏にも工作機械部門を移設・稼動する。生産設備が点在していた瑞穂工場(名古屋市)から刈谷工場に設備を集約することで生産効率を高める。 <再編> 三菱重工業、米P&W製エンジン採用:三菱重工業は9日、国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」のエンジンに、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社製「ギアド・ターボファン(GTF)を採用すると発表した。競合機に比べ燃費が20%向上。受注状況を見て2008年春に事業化を決める。 <環境> CO2削減、1,300万トン追加:化学、製紙など13業界は11日、温室効果ガス削減目標を二酸化炭素(CO2)換算で年1,300万トン程度引き上げる方針を、同日開かれた環境省、経済産業省の合同審議会に報告した。目標達成に必要な追加削減量の4-7割程度。 <政策> バイオ燃料、遠い満タン:ガソリンにバイオエタノールを直接3%混ぜたバイオ燃料「E3」の実証販売が9日、大阪府で始まった。しかしながら、バイオエタノールをETBFに合成後混入する方式を採用する石油元売り各社が協力を拒否。その普及は前途多難のもよう。 <国際化> インドでは、スズキがフィアット傘下企業と合弁でディーゼルエンジン部品の生産会社を設立08年生産開始、日新電機が薄膜コーティング事業で08年3月進出、サンルーフの八千代工業はじめホンダ系部品メーカー11社が建設中のホンダ4輪車新工場の近隣に集結する、ホンダはガソリンエンジンと電気モーター併用のハイブリッド型セダンを08年以降発売。タイでは、マツダが米フォードモーターと合弁で09年メドに乗用車工場を新設、トウペがリサイクル可能なプラスチック用塗料「リペン」の生産工場を新設08年7月稼動。中国では、三菱電機がインバーターを増産する。英国では、ヤマザキマザックが工作機械を増産する。北米では、三浦工業が小型貫流ボイラーの生産能力を08年までに倍増。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
バイオ混合DME発電機の実用化
産業技術総合研究所新燃料自動車技術研究センター後藤新一所長や北越工業など8団体は、バイオディーゼル燃料(パーム油メチルエステル)を混合したジメチルエーテル(DME)を燃料とした発電システムとして、工事現場などで利用できる発電機を完成した。窒素酸化物(NOx)の排出濃度は、大気汚染防止基準の約1割。現在、耐久性や実用性を検証する屋外試験を実施中。 |
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<環境>
バイオディーゼル燃料による熱電併給の実証実験
ヤンマーは9日、英国でバイオディーゼル燃料(BDF)を100%使用した小型の熱電併給(コジェネレーション)システムの実証実験を始めると発表した。BDFは大豆や菜種など植物を原料としているため、二酸化炭素(CO2)削減につながる。英国では、温暖化ガス排出量を2050年までに、1990年に比べ60%削減を目標としているという。 |
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<環境>
廃熱利用の形状記憶合金発電技術
大同工業大学工学部佐藤義久教授らは、形状記憶合金ワイヤと車輪を用いて発電する技術を開発した。形状記憶合金ワイヤを上下2つの車輪にかけてつなぎ、下部の形状記憶合金ワイヤを温めると反作用によって上下の車輪が回りだす。その回転運動を使って発電機を動かす。工場や火力発電所などの廃熱を利用して発電する技術として実用化を目指すという。 |
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<ナノ加工>
数十ナノサイズの立体構造物の作成
兵庫県立大学松井真二教授は、光を当てると固まる性質を利用して、数十ナノ(ナノは10億分の1)メートルサイズの立体構造物を自在に作る新技術を開発した。従来、レーザー光を当てて数百ナノの構造体を作っていたが、今回はレーザー光よりビーム径の小さなガリウムイオンビームを当てることにより、基板上に60-80ナノメートルの太さで硬質炭素を積層させて立体構造物を作成した。細胞の中から欲しい小器官だけを取り出すことにも応用できるのではないかという。 |
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<マイクロ>
マイクロ金属構造体形成と金型への応用
京都府産業支援センター北垣寛氏と宮内宏哉氏は、金型母材上に直接、フォトリソグラフィーによりレジストパターンを形成後、メッキ加工によりマイクロ構造体を形成する新規プロセスを検討した。その結果、65mmX50mm(厚さ10mm)の金型母材上に最小寸法100μm角(深さ30μm)のキャビティ構造体を製作できた。製作した金型は、射出成形やホットエンボス加工などの樹脂成形金型に活用することが可能という。 |
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<自動車>
軽量・小型・高耐久性の電動ブレーキシステム
NTNは、自動車用次世代電動ブレーキシステム「遊星ローラねじ式電動ブレーキアクチュエータ」を開発した。システムは、モーター部とディスクブレーキを作動させるための直動機構からなる。従来の開発品に比べ、軽量、小型、高耐久性を確保、制動力保持機能も有する。実用化に向けて、ブレーキメーカーと共同開発を進める意向という。 |
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<自動車>
水素自動車、最高時速150キロ・走行距離300キロ
武蔵工業大学山根公高准教授は、最近国内を走り始めた水素自動車を37年間開発し続けている。マイナス253度に冷やして液化した水素を魔法瓶のようなタンクに詰め、シリンダー内に噴射して燃焼しエンジンを回す。100リットルの水素タンクを搭載し、最高時速150キロ、走行距離300キロに達する。実用化も近いという。ただ、水素自動車は高温燃焼により微量の窒素酸化物が出るため触媒などで取り除く必要がある。マツダもロータリーエンジンの水素自動車を開発している。一方、燃料電池車は汚染物質を出さない上、エネルギー効率が良い。そのため自動車メーカー各社は主として燃料電池車を開発中。燃料電池車は、水素から電気を作り、電気モーターで動く。 |
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<生産>
ナノモールドを簡単作成
物質・材料研究機構や筑波大学などは、アルミ基板上にナノ(ナノは10億分の1)メートルサイズの微細な凹凸が規則正しく並んだモールド(型)を簡単に作る手法を開発した。アルミサッシやアルミ弁当箱を保護するための陽極酸化と呼ぶ表面処理技術を適用し、溶液の種類や電圧などを工夫して、事前処理をしなくても規則正しく凹凸ができるようにした。磁気記録材料やバイオ分野などへ幅広い応用が期待できる、ナノモールドの低コスト化につながるという。 |
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<ロボット>
物体の動きの早さを認識する仕組み
理化学研究所は、目に映る物体の動きの早さを判断する人間の脳の仕組みを突き止めた。脳は、視覚情報のゆっくりした変化と素早い変化を別の領域で処理していることを、対人実験で確かめた。運転中に障害物を察知したり、飛んでいるボールを避けたりする人間の高度な危険回避能力を支える機能という。 |
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<医用機器>
超早期ガン発見する内視鏡
オリンパスと北海道大学、東京大学、京都府立医科大学は、2mm以下の超早期ガンの発見に役立つ内視鏡用の分光素子を開発した。直径6.9mmの超小型分光素子を開発した。内蔵する2枚のフィルターの距離を自在に制御し、狙った分子が出す波長だけを検出する。ガンに関連する分子と反応する蛍光物質を使い、微小なガンを浮かび上がらせる。2013年頃の臨床試験を目指すという。 |
| [概況] |
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[景気] 企業景況感格差拡大:戦後最長の景気拡大局面で大企業と中小企業の景況感の格差が広がっている。「燃料と材料の価格が上がったのに、工賃は同業者でたたき合い。景気回復は大手だけの話」と東京都大田区で自動車部品の下請け工場を営む男性(43)はつぶやいたという。 |
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[動向] <企業> 金型業界設備投資の軟調続く:牧野フライス製作所の牧野二郎社長は「8月の国内金型業界向け工作機械受注は、前年同月比で23.0%減った。金型製作の仕事が海外に出て行く中で、金型業界の二極化が進んでいる。尚、総合的な技術力は日本が勝る。」と述べた。 <再編> 社名「ダイムラー」に:ドイツ自動車大手ダイムラークライスラーは4日、ベルリンで開いた臨時株主総会で、社名を「ダイムラー」と変更した。「世紀の合併」と呼ばれた再編劇も正式に終わりを告げた。 <環境> 国際鉄鋼協会CO2削減目標:世界の鉄鋼メーカーで作る国際鉄鋼協会(ブリュッセル)が地球温暖化対策として二酸化炭素(CO2)の削減目標を12年までに設ける方向で検討していることがわかった。国際鉄鋼協会は約50ヵ国170余りの企業・団体が加盟。 <政策> 小店舗も排出権取引:地球温暖化対策として環境省は、二酸化炭素(CO2)排出量が多い大企業(約150社)の工場などが自主的に参加している国内排出量取引制度について、来年度から対象を広げ、コンビニなど小売店も加われるようにする方針を固めた。個人も一部参加できるようにするという。 <国際化> 中国では、ダイキン工業が海上コンテナ用冷凍冷蔵装置の生産子会社を設立した、JFEスチールと三井物産がマンガン合金「シリコマンガン」の第2工場を建設08年メドに生産能力倍増、電気通信大学技術移転機関(TLO)は中国の大学が持つ技術を現地進出の日本企業に売り込む現地法人を設立した。タイでは、クボタがトラクターなど09年3月メドに生産開始、ヤンマーは顧客やディーラーへのサービスを強化、井関農機はトラクターの輸出を開始した、ティラドは自動車用ラジエーターを08年6月生産開始。インドでは、トヨタ輸送が08年メドに進出。台湾では、樫山工業が真空ポンプの生産工場を新設08年6月生産開始。韓国では、ニフコが工業用ファスナーなど自動車用樹脂部品を09年夏生産開始。米国では、クボタが農場内で荷物を運搬走行できるガソリンエンジン搭載のユーティリティビークル(UV)など新製品を投入した、ヤンマーは20年ぶりに自社ブランドのトラクターを投入した。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
色素増感太陽電池の開発(新エネルギー応用製品開発プロジェクト)
島根県産業技術センターは、次世代型太陽電池のひとつとして、色素増感太陽電池の開発を行っている。要素技術として「色素」の開発に取り組み、代表的な高効率色素「N719」を凌ぐ新たな色素「J2」を既に開発した(07年3月24日)。光電変換効率5.5%、出力3.0Vx1.0A(25cm角)を目指す。水耕栽培システムや遠隔監視システムへの応用可能性を検証していくという。 |
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<環境>
バイオディーゼルとバイオメタノール混ぜれば排ガス浄化
北海道大学首藤登志夫準教授らは、エタノールをバイオディーゼルに混ぜさらに排気をエンジンの吸気口に送り込むと、燃焼時に出るNOxは1/10以下、ススはほぼゼロになることを見出した。エタノールを混ぜることで燃料と空気がよく混ざるほか、エタノール中の酸素が発煙性を低減するなどが理由。トウモロコシなどから作るバイオエタノールを混ぜても同じ効果が得られるという。 |
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<ナノ加工>
人工原子1個でレーザー発振
理化学研究所などは、超電導を利用して人工的に作った1個の模擬原子を使い、マイクロ波領域のレーザーを発振させることに成功した。微小な超電導回路を人工の原子に見立てることで、共振原理により周波数10ギガ(ギガは10億)ヘルツのマイクロ波領域のレーザーを継続的に発振できた。将来の量子コンピューターに必要な小型のマイクロ波源などに応用できるという。 |
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<マイクロ>
厚さ0.2ミリの距離センサー
東京大学権藤雅彦特任研究員と樋口俊郎教授らは、モーターなどの動きを精密に感知する厚さ0.2mmのセンサーを開発した。センサーは、銅とプリント基板でできた幅3.5cm長さ20cm厚さ0.1mmの薄板に、長さ1cmの同じ素材の移動部分を重ねてある。薄板に微弱電流を流し、移動部分が動いたときに薄板にかかる圧力を検知する「静電式」で測る。1ミクロン単位で距離を測れる。工作機械などに組み込めば正確に位置決めができるという。 |
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<自動車>
先進運転支援システムと360度回転キャビン
富士重工業は、追突事故など防止するために自動的にブレーキ制御を行う運転支援システムを開発した。フロントガラスの内側2台のカメラで前方や斜め前の車や歩行者を検知する。日産自動車は、3人分の座席全体が360度回転し、車が止まったままでも自分の進みたい方向へ運転席を動かすことができる。車輪も運転席に合わせて向きを変え、バックやハンドルの切り返しをしなくても縦列駐車ができるという。 |
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<生産>
新しい磁気浮上密度計の開発
産業技術総合研究所計測標準研究部門物性統計科流体標準研究室粥川洋平研究員は、磁性による誤差を克服した磁気浮上密度計を開発している。新しい密度計により密度標準液の校正を世界最高精度にしていく。今後、ノンフロン冷媒や水素、バイオマスなど新エネルギー分野の標準データの量産に注力していくという。 |
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<生産>
太陽電池用レアメタル9割削減
大阪産業大学鈴木昌雄教授らは、太陽電池やディスプレーの透明導電膜に使う酸化インジウムスズ(ITO)を大幅に減らせる技術を開発した。代替素材に酸化亜鉛を利用し、太陽電池向けで最大9割削減できる。電気抵抗などの特性もITOに劣らない。企業と共同で実用化を目指すという。 |
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<ロボット>
四足歩行と車輪走行併用ロボット
日本精工と電気通信大学は、平らなところか段差があるかを認識して自動的に移動方法を変えるロボットを開発した。大きさは、縦73cm、横45cm、高さ75cmの四本足ロボット。足はまたとひざに相当する関節を持ち、足先には小型の車輪が付いている。将来、盲導犬ロボットなどの開発につなげていくという。 |
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<ロボット>
ヒューマノイド(人間)ロボット研究
東京大学大学院情報理工学研究科水内郁夫講師らは、82自由度で100個以上のモーターを搭載するヒューマノイド(人間)ロボット「小次郎」を開発している。全身筋骨格型で、人体のように体の内部に骨格をもち、動力源を筋肉のように配置している。早稲田大学創造理工学部高西淳夫教授は、人間のようにしゃべれるロボット「WT-7」の開発を進めている。人間をモデルにした人工器官や肺、舌や声帯、唇などを持ち、気管から空気を送って物理的に発声する。 |
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<医用機器>
血管中の気泡と血栓を超音波識別
関西大学大場謙吉教授らは、超音波を使い血管中を流れる気泡と血栓を外部から識別する手法を開発した。超音波を当てたとき、血栓は血管中を流れ続けるが、気泡は減速するという現象の違いを見て判別する。補助人工心臓を使う患者では、心臓弁に血液が付着してできた血栓がはがれ、血管中を流れていって脳などの血管が詰まる可能性があるという。 |
| [概況] |
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[景気] 9月日銀短観、大企業製造業横ばい:日銀が1日発表した9月の企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断DI(「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた値)は、大企業製造業で前回(6月)調査と同じ+23となり、2期連続横ばいとなった。中小企業製造業は前回の+6から+1へと3期連続で悪化した。12月の先行き予測は、大企業製造業は+19と悪化、中小企業製造業は+3と改善。機械系では、一般機械は+46(9月)から+38(12月)、造船・重機が+29(9月)から+39(12月)。 |
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[動向] <企業> 10月工作機械受注、伸び悩み:日本工作機械工業会は、10月の工作機械の受注予測DI(「増加または良い」と答えた企業の割合から「減少または悪い」と答えた企業の割合を引いた値)は足元と比べて8.7ポイント減少の6.0となった。好調だった9月受注の反動と見られるという。 <再編> 三菱重工業、中国の原発市場へ参入:三菱重工業は、中国の重電大手ハルビン集団と提携、中国の原子力発電機器市場へ本格参入する。中国の原発市場は今後20年間で10兆円規模という。 <環境> 日中省エネ・環境、モデル事業10件合意:経済産業省、日中経済協会など共催の「第2回日中省エネルギー・環境フォーラム」が27日、中国人民大会堂で行われた。具体的な取り組みプロジェクトとして10件のモデル事業が合意された。 <政策> モノづくり推進会議発足:9月12日モノづくり推進会議が発足した。記念講演会に600人を越す産業界のトップが参加した。産学官が強力なネットワークを形成し、世界をリードする「MONODZUKURI」の構築を目指すという。 <国際化> 中国では、マツダが南京工場を完成、日本エー・エム・シーがショベルカー本体とキャタピラーをつなぐ主要部品「スベルジョイント」を08年生産開始、ジェイアールシーがベルトコンベヤ用ローラー及びプーリーの生産能力を増強した、ダイハツディーゼルが舶用エンジンを07年度内に増産、三菱電機がエレベーターを2010年までに増産。インドでは、ヤマザキマザックが工作機械の生産工場を新設09年度中稼動。欧州では、富士機械製造が工作機械を拡販する。米国では、トヨタ車体が自動車のプレス部品や溶接部品の新工場を建設2010年稼動。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
燃料電池電極、メッキ使い白金量1/100
中嶋金属は、チタンなどの金属に白金(プラチナ)メッキを施した燃料電池用電極を開発した。ポイントは、メッキ加工の際に、温度と電流の強さを工夫して最小で直径約2ナノ(ナノは10億分の1)メートルと従来の1/10程度の大きさの粒子をつくり、隙間のないメッキ層を形成できたこと。従来の電極に比べ白金の使用量を1/100に抑えられる。その他、白金を使わない新手法の開発など、低価格化競争が激化しそうだという。 |
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<新エネルギー>
風力発電機用軸受け長持ち
ジェイテクトは、風力発電機用に長持ちしやすい大型軸受けを開発し、来年から本格的に量産する。ポイントは、これまで鉄製だった軸受け内部の「転勤体」を電流が流れにくいセラミック製に変更したこと。内部の発熱を抑え、軸受け自体を長寿命化し、維持・補修費も低減しやすくしたという。 |
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<環境>
高レベル放射性廃棄物、無害化期間を大幅短縮
東京工業大学竹下健二准教授、日本原子力研究開発機構松村達郎研究副主幹、神戸大学は、原子力発電に伴う高レベル放射性廃棄物の出す放射線が人体に影響のないレベルにまで下がる期間を短縮するための要素技術を開発した。ポイントは、数万年以上も放射線を出し続ける物質(マイナーアクチニド)を廃棄物から分離する物質を開発したこと。分離後にマイナーアクチニドを再び原子炉に入れて燃やすと別の物質に変換することで、無害化までの時間を数百年以下にできるという。 |
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<ナノ加工>
超電導回路線幅100ナノ以下
物質・材料研究機構長田実主幹研究員は、線幅100ナノ(ナノは10億分の1)メートル以下の微細な超電導回路を簡単に作成する技術を開発した。ポイントは、基板につけた薄膜に光を照射して回路を描くだけで超電導回路を作成できることを見出したこと。光相変化材料の「Y123」に、光ファイバーの先端からの近接場光を照射し、一筆書きの要領で実現した。配線を消して作り直すことも容易にできるという。将来、携帯電話の部品や超小型スーパーコンピュータの実現を目指すという。 |
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<マイクロ>
先端径4ミクロンの微細軸成形
東京都立産業技術研究センターは、軸穴同時及び加工穴を利用したマイクロ放電加工法を開発した。先端径4ミクロン、長さ206ミクロンの超硬微細軸を成形した。また、直径数十ミクロン、長さ数百ミクロンの針状軸工具の成形や微細穴加工などを行っている。 |
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<自動車>
ディーゼル車向け高感度・高速応答NOxセンサー
産業技術総合研究所製造プロセス研究部門機能モジュール化研究グループ濱本孝一産総研特別研究員は、自動車排ガスのNOxセンサーとして、応答速度が従来の5倍で検出感度が約2倍の高機能センサーを開発した。ポイントは、NOxを感知する電極の構造をナノレバルで工夫したこと。今後は、このセンサーを用いたエンジン制御により、ディーゼル車などのNOx排出量を低減し、燃費を向上させ、大気環境保全に貢献したいという。 |
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<自動車>
可変舵角機構と電動パワステを一体化
日本精工は、電動パワーステアリング(EPS)と一体型の可変舵角機構を開発した。ポイントは、一体化することにより小型化でき、これまで同機構が採用されてこなかった中小型車でも搭載が可能になったこと。可変舵角機構は、ハンドル操作角度と前輪の切れ角を自動調整する。例えば、街中では前輪の切れ角を大きくして小回りをきかせ、高速道路では前輪の切れ角を小さくして車を安定走行させるなど。 |
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<生産>
衝撃波で食品加工
熊本大学伊東繁教授らは、瞬間的に強い圧力がかかる衝撃波を利用して果物などを加工する新技術を開発した。ポイントは、衝撃波が一瞬にして細胞を壊し果汁など抽出しやすい状態にし、ジュースやコーヒー、お茶などの生産時間やコストを減らせることを見出したこと。衝撃波は音速を越える速さの波で、発生する圧力は数メガ-数百メガパスカルで、圧力鍋の10-1000倍。衝撃波の作成は、人工の「雷」を使い、水中に高圧放電して作成するという。 |
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<ロボット>
駆動部無い強力ポンプ
東京電機大学三井和幸教授と寺阪澄孝助手らは、モーターなどの機械的な駆動部なしでも強い力で液体を流すポンプを開発した。ポイントは、機械油などのある種の液体に電圧をかけると液体が動く電気流体力学現象(EHD)を利用したこと。家庭用電源で液体を25mの高さまで押し上げられ、従来の油圧や空気圧ポンプに比べ1/100程度の大きさで同程度の力をだせる。騒音や発熱もないので、ロボットの腕や介護機器などを動かす動力として期待できるという。 |
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<医用機器>
細くても力強いバルーンカテーテル
テルモは、心臓の冠動脈を押し広げる治療に使うバルーンカテーテルで、血管が極めて狭まった重度の患者の治療を容易にする新製品を開発した。ポイントは、バルーンの素材として耐圧性の高いナイロン系の素材を開発して、バルーンを薄くかつ畳み方を工夫してバルーン部を細くできたことと、かつ広げる力が強くなったこと。外径は2.25-5mm。血管を広げる力は最大20気圧。この新製品により、シェアを20%から30%に引き上げたいという。 |