新聞・雑誌やインターネット上の機械技術開発に関連するニュースを独自調査結果と共にお知らせしています。
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| [概況] |
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[景気] 景況感、一気に悪化:帝国データバンクが5日発表した1月の景気動向指数DIは、前月比2.8ポイント下落の35.5と10ヶ月連続で悪化した。景気回復局面に入った直後の03年に34.9となって以来の低水準となった。 |
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[動向] <企業> 牧野フライス、インドに17拠点体制;牧野フライス製作所は09年度末までにインドの営業拠点を現在の3倍近い17拠点に拡充する。インド自動車産業の成長に対応する。 <再編> 住重、米半導体製造装置会社を買収提案:住友重機械工業は、ナスダック上場の半導体製造装置メーカの米アクセリス・テクノロジーに買収提案したと発表した。買収総額は約580億円。 <環境> 製鉄の省エネ、中印に協力:新日本製鐵、JFEスチールなど鉄鋼業界は経済産業省と共同で、中国とインドで製鉄所の省エネルギー協力に乗り出す。排出権の獲得を目指す。鉄鋼業界のCO2排出量は世界の排出量の10%に近いという。 <政策> 技能承継進まず:衆議院調査局がまとめた「最近の企業動向等に関する実態調査」で、技能承継に取り組んでいる企業は全体の25.5%にとどまり、取り組みが進んでいない実態が明らかになった。 <国際化> 中国では、カワサキプレシジョンマシナリが油圧機器を11年メドに増産、宇部興産や丸紅など3社は新設するゴム工場を3ヵ月前倒しで9月稼動させる、フタバ産業が自動車ボディー用関連部品などの生産能力を08年までに倍増、KYBが建設機械向け油圧機器部品の現地調達率を09年度までに5ポイント引き上げ30%にする。インドでは、チノーが計測制御機器の合弁会社を08年度に子会社化する、三菱商事が放電加工機や炭酸ガスレーザ加工機などの販売サービス合弁会社を設立した。ベトナムでは、山武が工場向け制御機器事業の現地法人を近く設立する、日本電産トーソクが無段変速機の制御機器のコントロールバルブなど09年メドに新工場を建設。タイとマレーシアでは、ブリジストンが英蘭ダッチシェルからタイヤ販売店を買収する。韓国と米国では、ハイレックスコーポレーションがドアモジュール工場を08年に建設する。ロシアでは、アンリツが計測制御機器の自前の拠点を設置する。チェコでは、セーレンが自動車内装材メーカのフェリコを08年中に買収する検討に入った。米国では、日野自動車がサスペンション部品などの生産能力を増強した。モザンビークでは、三井物産が北部沖合いにある石油・天然ガス探鉱鉱区の権益を取得した。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
歩いて発電、携帯10台分
カナダと米国の研究チームは、走ったり歩いたりする際、膝にかかる力の一部を吸収して電気に変える人力発電装置を開発した。足を振り出す際の余分な力を効率よく吸収し、発電機を回して運動エネルギーを電気に変える。平均出力は5ワットに達し、携帯電話なら約10台を一度に動かすことが出来る。発電設備の無いところで役立つかもしれない。8日付の米科学誌サイエンスに発表されたという。 |
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<環境>
消費電力37%削減のコンプレッサ
三井精機工業は、自社独自技術「Z-Screw」により、消費電力を37%削減するコンプレッサ(空気圧縮機)「i-14000」シリーズを展開している。Z-Screwは、1本のスクリューローターと2枚のゲートローターからなるシンプルな構造が特長で、回転の際のすぐれたバランスにより、超寿命・騒音・低振動を実現している。国内のコンプレッサの消費電力は約400億kwh/年で、日本の総消費電力量の約5%に相当するという。近年、地球温暖化防止に向けた有力な技術として益々期待が高まっているという |
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<ナノ加工>
次世代レーザー加工システムの心臓部が完成
理化学研究所と 産業技術総合研究所は、地域新生コンソーシアムプロジェクト(埼玉県内の9企業を含む14機関)と連携して、新レーザー結晶と高度ミラー技術を結集して、従来の加工用レーザーに比べて1桁以上高効率の平均出力10ワットを越えるフェムト秒レーザーを作成し、それを用いた加工システムを開発した。これまで困難であった透明物や金属への3次元加工、非熱加工、微小部品への高精度加工を実現した。原子レベルのプレス加工により99.999%レベルの高反射率を達成したという。 |
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<ナノ加工>
無機EL、ナノ結晶を基板に照射して作成
HOYAは、次世代ディスプレーとして期待されている無機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)で、発光材の薄膜を「ナノ結晶」と呼ばれる微細な結晶を照射することで形成する新技術を開発した。カドミウムとセレンの化合物半導体を、粒径が2-6ナノ(ナノは10億分の1)のメートルのナノ結晶にした。結晶サイズを変えることで幅広い色彩を発光できる。発光の邪魔になる有機物質を使わないため、ブラウン管なみに高品質の色を再現できる。無機ELは有機ELよりも耐久性に優れる性質もあり、実用化に一歩近づいたという。 |
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<マイクロ>
世界最小クラスのターボチャージャを開発
IHIは、従来製品より20%の小型化を実現した、世界最小クラスのターボチャージャ「RHF25」を開発し、納入を開始した。軽量・コンパクト・高性能を目指して開発し、部品数を大幅に削減した。また、空気力学を駆使して、一回り大きな従来品と同等の性能とレスポンス性の向上を達成した。世界シェアで第3位のグループから第2位を目指すという。 |
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<マイクロ>
プラズマで微細加工
立山科学技術工業と富山県工業技術センターなどは、プラズマで発生させたイオンをぶつけ、プラスチック基板上に細長い柱や深い溝などの微細構造を形成する技術を開発した。釜の中にプラズマを起こしガスをイオン化。イオンをプラスチック基板にぶつけて直径5ミクロン(ミクロンは1/1000mm)、高さ15ミクロンの柱などを作る。金型を使う成型法よりも微細加工ができる。2010年に8千5百億円といわれるMEMS市場の1割をプラスチック製に置き換えたいと期待しているという。 |
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<自動車>
自動ブレーキで一時停止
トヨタ自動車は、カーナビゲーションシステムと連動し、一時停止の交差点に近づくと、音声などで運転者に注意してブレーキを自動的に強める安全システムを世界で初めて開発した。車両後部に付けた小型カメラで路面の表示を認知して、一時停止までの距離を正確に把握できるようにした。近く発売する新型クラウンから採用するという。 |
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<生産>
高温耐久性に優れた軽金属恒温鍛造用金型の開発
広島県立総合技術研究所西部工業技術センターは、粉末焼結法により、高温耐久性に優れた軽金属恒温鍛造金型を開発した。成形温度400℃以上でも軟化しない硬化層(HRC60)を表面に形成させ、室温磨耗量や高温クリープ変形量が1/2に低減する耐久性を確認できた。今後、各種大型Al恒温鍛造部品の量産コスト削減が期待されるという。 |
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<ロボット>
ノズル先端に小型カメラ、エアコン洗浄機
加藤電工は、ノズルの先端に取り付けた小型カメラで、エアコン内部の汚れを見ながら洗浄できるエアコン洗浄機を開発し、受注を着実に伸ばしている。好調の理由は、通常のエアコンを分解する方法と異なり、部品を殆ど取り外さないため、40分程度で作業が終了する。洗浄業界からは「作業者の負担が違う」と高い評価を受けているという。 |
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<医用機器>
分光法でがん細胞を分析
東京大学大学院浜口宏夫教授らは、細胞に当てた光の反射を調べるラマン分光法により、がん細胞由来の細胞(HeLa細胞)に通常では殆ど存在しないトランス型の不飽和脂肪脂質が高濃度に存在することを突き止めた。自然界にはシス型が殆どを占めるが、実験ではトランス型とシス型がほぼ同じ割合で検出された。将来は、ガンの診断やメカニズムの解明、さらには酸化が原因と見られる老化現象の理解につながるものと期待されるという。 |
| [概況] |
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[景気] 2月の工作機械受注予測、上昇:日本工作機械工業会の工作機械短期受注予測によると、2月の工作機械受注予測DI(「増加または良い」と答えた企業の割合から「減少または悪い」と答えた企業の割合を引いた値)は、足元と比べて4.4ポイント上昇し8.8ポイントとなった。アジアと欧州向けが好調という。 |
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[動向] <企業> NTN、石川県に新会社:NTNは30日、超大型軸受けの生産子会社「NTN宝遠志水製作所」(石川県宝遠志水町)を設立すると発表した。 <再編> 新日鉄、M&Aも視野:三村新日鉄社長は「友好的で経済的なM&Aは否定しない。自分の弱みを補完し、かつ規模も大きくなればなお良い」と積極的に仕掛ける構えという。 <環境> 「環境モデル都市」選定:政府は、地域活性化対策として、都市部の活性化指針をまとめた。環境分野のモデル事業として、「環境モデル都市」を10ヶ所選ぶ。福田首相は「都市部のライフスタイルや交通システムなど大胆な先駆的取り組みを期待している。」と述べた。4月-6月に公募。 <政策> 一家に一台のロボット:政府の経済財政諮問会議は31日、新しい成長戦略で取り組む政策項目をまとめた。そのひとつに、IT化の推進で「一家に一台のロボット」を実現し、高齢化に優しい社会を、目指すと提案されている。 <国際化> 中国では、河西工業が三和工業と合弁でルーフトリム(天井内側)の素材の生産会社を2月に設立、豊田自動織機がフォークリフトの年産能力を2.5倍の5000台に増強、豊田鉄工がボディーやシャーシ関連のプレス部品を09年メドに増産、東陽理化学研究所はパソコン筐体など金属加工能力を8月メドに増強、ユニオンツールがプリント基板穴あけドリルを増産する、トヨタ自動車が8番目の完成車組立工場の建設を検討。インドでは、住友建機が建設機械の新工場を09年度にも建設、三菱重工業が2ヶ所目の切削工具販売拠点を開設した、セーレンが低価格車向けシート材を09年メドに現地生産。タイでは、東郷製作所が自動車用ホースクリップの生産能力を08年中に倍増、ナブテスコがコマツ・アンド・パシフィックと共同出資で油圧ショベル用モーター製造販売会社を設立09年生産開始。ベトナムでは、住友電装が3ケ所目のワイヤーハーネス(組み電線)工場を09年メドに新設。マレーシアでは、ヤンマーがバイオディーゼル燃料対応エンジンの研究拠点を完成した。英国では、日産自動車が新型車「キャシュカイ」(日本名デュリアス)を08年中3割増産。独では、川崎重工業がムンクスヒューストン製紙から出力7000kwのガス発電設備を受注した。オランダでは、三菱重工業が出力130万kwのガスタービンコンバインドサイクル発電設備を受注した。米国では、東亜工業が自動車用サスペンションなどのプレス加工を4割高めた、三浦工業が10年までに小型貫流ボイラーの生産開始。メキシコでは、タカタが5ヶ所目のシートベルト部品工場を建設する。ロシア、インド、中国では、IMVが振動試験装置事業を拡大する。高松機械工業は、CNC旋盤の営業拠点を、米国では08年中に追加し、インドとメキシコには08年中に進出する。THKが直動案内機構の営業拠点をチェコで開設し、ロシアでは08年中開設を検討。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
太陽電池、発電効率17.5%に向上
京セラは、発電効率をこれまでより1ポイント高めた太陽電池を開発した。配線を裏面に設置した分、受光面積を広げる「バックコンタクト」を開発。量産レベルでの発電効率を現在の16.5%から17.5%前後に高めた。夏ごろに実用化。多結晶シリコン電池で業界最高レベルを更新するという。 |
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<環境>
廃木材から歯車・ボルト
自動車部品開発の中日精工は、木材を主原料に歯車やボルトを製造する技術を開発した。まず木材を圧力容器で高温蒸気にさらし、セルロース組織などを細かく分断する。その後、数種類の合成樹脂を加えて強度や吸水率を調節。成形時の強度劣化を防ぐ添加剤なども混ぜて歯車やボルトに加工した。従来の工業用プラスチックと同等の強度や耐熱性を維持できる。原油資源の節約や二酸化炭素の削減に役立つ技術として、実用化を急ぐという。 |
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<環境>
より環境に優しいバイオ燃料製造プラントの開発を開始
産業技術総合研究所は、食糧生産を圧迫せず、環境負荷が小さい非硫酸プロセスでバイオ燃料を製造する方法を開発し実証するプロジェクトを開始した。ベンチプラントを製作し、原料からエタノール燃料までの一貫製造技術を確立する。平成19年12月から平成23年3月までの約3年半のプロジェクトとして実施される。 |
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<ナノ加工>
造影剤にナノ粒子、超音波でガン識別
東京慈恵会医科大学とアロカ、東京理科大学は、体内に投与した微粒子に超音波を当ててガンを識別する基礎技術を開発した。グルコースを主成分とする界面活性剤に六フッ化硫黄のガスを噴射すると、ガスを界面活性剤で包んだ最小で200ナノ(ナノは10億分の1)メートルの微粒子ができる。この微粒子がガン細胞に吸着する。肝ガンを模した実験装置などで基本機能を確かめたという。 |
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<マイクロ>
研磨の職人技をデジタル化
不二越富山事業所では、"研師"らが培ってきたブローチ工具を研磨する職人技をNC(数値制御)工作機械で代替する取り組みが急ピッチで進んでいる。ビデオカメラでマイスターの研磨動作を撮影、NCプログラム作成に役立てる。研磨の精度はミクロン(ミクロンは1/1000mm)オーダー。ブローチ工具とは、歯車の噛み合わせ面などがある精密な穴の空いた金属部品などを加工するのに使う工具。不二越は自動車や航空機の精密部品に欠かせないブローチ工具の国内6割、世界4分の1のシェアを握るという。 |
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<自動車>
省資源のハブベアリング
NTNは、材料使用量を削減した省資源使用「軽量ハブベアリング」を完成した。製品形状の変更や鍛造技術の適用で、材料そのものの使用量を減らした。普通乗用車向け同社従来品に比べ、ハブ輪と外輪に使う炭素鋼で2割削減、全体重量を1割削減した。2010年100億円の販売を目指すという。 |
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<生産>
粗粒砥石を用いた正面研削によるセラミックスの鏡面加工
大阪府立産業技術総合研究所は、被削材の送り速度を小さくすることで、粗粒砥石でもセラミックスの鏡面加工が可能であることを明らかにした。この技術により、これまで行っていた研削後の最終仕上げラッピング等の研磨工程が不要となり、高能率加工が実現できるという。 |
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<生産>
鉛フリーはんだ、200度で劣化せず
日立製作所は、200℃の高温使用にも耐えられる鉛を使用しないハンダの接着技術を開発した。すず・銅系の鉛フリーハンダを利用する。電気・電子機器の電力変換に用いるパワーエレクトロニクス製品に適用できるとみている。2010年ごろの実用化を目指すという。 |
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<ロボット>
積層LSI実用化に道
ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンは、異種の半導体LSI(大規模集積回路)を重ね合わせて実装し、動作させる技術を開発した。下層のチップだけに盛り上がった金属(バンプ)を配置し、それを上部に埋め込んだ金属電極で貫いて、チップ間を接続した。このチップ積層技術は、ホンダの人型ロボット「ASIMO(アシモ)」に搭載する高性能半導体の研究を進める中で開発された。これを契機に「三次元LSIチップ積層技術」の開発競争が加速しそうという。 |
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<医用機器>
小型カメラ埋め込み、脳の活動直接撮影
奈良先端科学技術大学院大学と近畿大学は、実験用動物の頭の中に埋め込んで脳の活動を撮影するカメラを開発した。カメラは幅2mm、長さ1cm。微小な発光ダイオード(LED)と視覚センサーを組み合わせ、脳の活動を濃淡画像で写す。脳の記憶形成の解明やパーキンソン病の治療に役立つ可能性があるという。 |
| [概況] |
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[景気] 鉱工業生産指数、「横ばい」へ下方修正:経済産業省が30日発表した昨年12月の鉱工業生産指数は前月を1.4%上回る111.9となり、2ヶ月ぶりに上回った。しかし、1、2月は再び低下が見込まれるため、基調判断は前月までの「緩やかながら上昇傾向」から「総じて見れば、生産は横ばい傾向で推移している」に7ヶ月ぶりに下方修正した。 |
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[動向] <企業> 立型MC、ジェイテクト再参入:ジェイテクトは22日、立型マシニングセンター(MC)分野に参入すると発表した。1972年から1997年まで旧豊田工機が生産して以来11年ぶりの再参入。ジェイテクトは旧光洋精工と旧豊田工機の合併会社。 <再編> 産業技術総合研究所と東京都立産業技術研究センターが初提携:産業技術総合研究所と東京都立産業技術センターは、ナノテクノロジー等先端技術を活用した中小企業の振興を目指して、協力協定を先月26日に締結した。産総研と公設試の提携は初めてという。 <環境> TOKYO 緑広がる!?:温暖化対策として、ビルの屋上や壁面を緑化する動きが都市部盛んになってきた。屋上緑化は、この5年で3倍強に増えたという。 <政策> 産業界「国別総量目標」支持を:福田首相は、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラムで、地球温暖化ガス削減に向けて、「国別総量目標」設定を提案した。数値目標設定に向けて、産業界の支持が期待されるところ。 <国際化> 中国では、ブリジストンがタイヤ販売店を12年までに倍増、ハイレックスが自動車部品の新工場に開発センターを5月に新設、日本ユニシスエクセリューションズはCAD事業の営業・サポートを2月までに強化、日特エンジニアリングが巻線機などの生産能力を6月メドに引き上げる。タイでは、日本エー・エム・シーがショベルカーの接続部品生産を08年度から強化、大和産業が自動車向けワイヤハーネス製造会社を設立09年1月生産開始、ベトナムでは、デジタルプロセスがCAD事業展開を08年中に強化。インドでは、タンガロイと京セラが切削工具の販売拠点を今夏までに設置。中国とインドでは、JUKIが家庭用ミシン販売を強化する。インドネシアでは、東洋エンジニアリングが国営石油会社プルタミナから石油化学プラント(300億円)を受注した。オランダでは、クボタが建設機械事業の物流と生産機能を拡充する。ポーランドでは、ニフコが自動車用樹脂部品を08年中に倍増。ルーマニアと中国では、マキタが電動工具を増産する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
直接メタノール型燃料電池向け高分子膜の開発
東京工業大学資源化学研究所山口猛央教授らは、携帯電話やノート型パソコンの電源として期待される直接メタノール型燃料電池(DMFC)用の新しい高分子膜を開発した。燃料のメタノールが高分子膜を通過して無駄になる現象を1/300に減らした。ポリイミド薄膜に微細加工を施したことによる、100ナノ(ナノは10億分の1)ほどの無数の穴に、「スルオン化ポリエステルスルホン」という物質を隙間無く充填して作った。燃料電池の稼働時間を大幅に伸ばすことが可能という。 |
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<環境>
貨物船航行に風力利用
国際物流大手の欧州DHLは、貨物船の航行エネルギーに風力を使うシステムを実用化する。ドイツからベネズエラに向かって出航した全長130mのコンテナ船に搭載、燃料を10-35%削減する効果があるという。船の前方に最大面積320㎡のパラシュート状の帆を設けるという。 |
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<環境>
赤外線を使ったアスベスト溶融無害化技術
産業技術総合研究所エレクトロニクス研究部門量子凝縮物性グループ池田伸一主任研究員と梅山規男テクニカルスタッフは、赤外線の集光加熱によるアスベスト溶融無害化技術を開発した。壁や天井などに吹き付けられた飛散状のアスベスト含有材を、剥離することなく、現場で溶融無害化できる。現場での取り扱いも簡単という。 |
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<ナノ加工>
太さが原子1個分の金属ワイヤ
名古屋大学篠原久典教授と北浦良・助教らは、太さが原子1個分の0.18ナノ(ナノは10億分の1)メートルという超極細の金属ワイヤを作成した。ガドリニウムのピーポッドを1,000℃に加熱したところ、ナノチューブの中でフラーレンが壊れて、裸になったガドリニウム原子同士がつながり超極細のワイヤを形成した。超高集積の電子デバイスの配線用に使えないかと期待しているという |
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<マイクロ>
フラーレンで超撥水膜
物質・材料研究機構は、フラーレン(球状炭素分子)を利用した超撥水膜を開発した。フラーレンを有機溶媒の一種であるジオキサンに溶かす。60-70℃に加熱してから冷やすと微細なひだをもつ直径数ミクロン(ミクロンは1/1000mm)の微粒子が沈殿する。沈殿した微粒子を溶媒と一緒に基板に塗ると薄膜が出来、水をたらすとまるまって接触角が152度と超撥水性を持つことが確認できたという。 |
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<自動車>
ハイブリッド車、加速性能アップ
大阪ガスは、リチウムイオンの高入出力を可能とする電池負極材料「ICOKE(アイコーク)」を開発した。単位時間当たり取り出せる電流は、これまでより30%大きい。従来の負極材料は炭素鋼面が積層した構造を持つ。今回は負極材料を作る際に、2,000-2,200℃で熱処理し、鋼面を乱層構造にして、リチウムイオンを蓄積しやすくした。ハイブリッド自動車に搭載すると加速性能の向上に役立つという。 |
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<自動車>
路面電車と共存するITS
マツダと広島電鉄などが参画する「広島地区ITS(高度道路情報システム)公道実験」が28日に始まった。マツダは実験専用車両として製作したミニバン3台、モニター車両向け車載機50台の開発・提供・実験データ収集を担当する。広島には前方の見通しが聞かない「太鼓橋」での安全性、路面電車とクルマの共存などが課題。広島市はバスや路面電車優先の信号体系を築く方針という |
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<生産>
マイスター制度とデジタル化支援
栃木県は、県内産業の高度な技能や技術を維持・継承するために県内の優れた技能者を「とちぎマイスター」として認定している。機械加工中心に38分野152名(平成19年2月現在)。 一方、栃木県工業技術センターは、高度な技能や技術をデジタル化した産総研のデジタルものづくりセンターや公設試のデータベースによる「ナレッジネットワーク」により、県内産業の技術支援を実施している。 |
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<ロボット>
ロボットハンドの開発
スキューズと同志社大学辻内仲好教授らは、5本の指で静かにマグロのすしをつまんで皿に移すロボットを開発した。 岐阜大学川崎晴久教授は、表面に力センサーを付け紙コップなどつぶさずに持てる「岐阜ハンド」を開発した。既に市販され改良中。 早稲田大学菅野重樹教授らは、ストローをつまんで持ち替えるなどのできるヒト型ロボットを開発した。 東京大学横井浩史准教授らは、筋電信号で5本の指や手首を動かせる義手を開発し改良中。触覚を持ったロボットハンドの研究を進めてきた慶応義塾大学前野隆司教授は、一つのモーターで5本の指が動く義手の研究を開始した。 |
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<医用機器>
ナノ構造で人工臓器再生のもとを作る
物質・材料研究機構立石哲也生体材料センター長らは、人工臓器の細胞の足場になる生体材料(前号に掲載)だけでなく、人工臓器再生のもとになる細胞の塊(スフェロイド)をもナノテクノロジーで作成している。細胞が付きやすい基板の上に、細胞が付きにくい素材でナノ(ナノは10億分の1)メートルサイズの薄膜を形成。さらに薄膜を削って200ミクロン(ミクロンは1/1000mm)程度の窓を開け、細胞が付きやすい部分と付きにくい部分を規則正しく並べることで、タネの細胞からスフェロイドを育てる。この技術は、再生医療実用化には大事な技術開発であり、中国や韓国が進んでいるという。 |
| [概況] |
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[景気] 世界同時株安:米国のサブプライムローンの破綻による世界同時株安で、22日の日経平均株価の終値は752円安の12,573円となった。景気の先行きに不透明感が強まっている。 |
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[動向] <企業> GM、4万6千人削減:米自動車最大手のゼネラルモーターズ(GM)は17日、米国内の従業員のうち6割に当る約4万6千人を対象に早期退職勧奨を実施すると発表した。 <再編> タンガロイとOSG、工具生産で提携:タンガロイとOSGは、これまで進めてきた海外販売の協力に加え、生産面での提携に踏み込む。 <環境> 湯たんぽ人気:灯油18リットルの店頭販売価格は全国平均で1,751円。3年前の1.7倍に高騰し、これに合わせるかのように湯たんぽの出荷量が増加しているという。 <政策> 温暖化防止、総量削減で新基準:23-23日に開かれる世界経済フォーラム(ダボス会議)で、政府は温室効果ガスの国別総量削減の新基準を提案する。分野別の削減可能性を積算する「積み上げ方式」を基に、国別総量削減目標を決定する方式。欧州のような厳しい目標数値は表明しないという。 <国際化> 中国では、ユーシン精機が樹脂成形品取り出しロボットの生産子会社を2月設立、マグネテックジャパンが中国大手食品機械メーカーと3月合弁会社設立。インドでは、リケンが高機能ピストンリングを今春メドに生産開始、住友重機械工業ががん検診時に使う放射性薬剤製造装置を初受注した。タイでは、三菱自動車が新型スポーツ多目的車(SUV)を08年後半から生産、JFEスチールが自動車用鋼板向け溶融亜鉛メッキラインを08年中に設備投資する。インドネシアとベトナムでは、KYB(カヤバ工業)が二輪車用ショックアブソーバを08年中に増産。タイ、インドネシア、インド、ブラジルでは、武蔵精密工業が二輪車用ミッションギアを大幅に増産する。中国と米国では、ナガラが自動車用プレス金型の保守事業を拡大する。アラブ首長国連邦(UAE)では、住友金属工業と住友商事が原油パイプラインに使う鋼管を大量受注した、日立建機が大手ゼネコンから中小型クローラークレーンを37台受注した。フランスでは、THKが直動案内機構など08年中に増産。ハンガリーでは、クラリオンがOEM(相手先ブランド)用カーナビシステムを08年中生産開始。米国では、三菱重工業が米発電大手ジョージア・パワー社からガスタービン6基を受注した、旭ダイヤモンド工業がダイヤモンド工具の保守事業を1月から開始、東芝の子会社ウェスチングハウスがテネシー開発公社(TVA)から原発設備の更新設計を受注した(210億円)、ジェイテクトの新型電動パワーステアリングがGMのSUVに搭載された、ユーラスエナジーホールディングスは3州に続き2州の風力発電所の建設を検討。カナダとポーランドでは、豊田通商が金属くずの回収・リサイクル事業会社を09年2月までに新設。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
太陽電池、シリコン使用1/10へ
米ベンチャーのナノグラムは、シリコンの使用量を現在の1/10以下に減らせる多結晶シリコン太陽電池の開発に着手すると発表した。開発するのは、厚さが30-40ミクロン(ミクロンは1/1000mm)の多結晶シリコン基板を用いる太陽電池。原料となるシリコンの水素化合物ガスをレーザーで熱分解してシリコン粒子を作り、シリコン以外の基板上に積んで多結晶を作る。市販の多結晶シリコンは厚さが200ミクロン。多結晶の塊から切断する時に200ミクロン削りとるので、400ミクロンが必要になる。長瀬産業、三井ベンチャー、安田企業投資から約35億円の出資を受けたという。 |
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<新エネルギー>
吸蔵物質、水素放出の過程解明
高エネルギー加速器研究機構などは、水素ガスを蓄える水素吸蔵物質にチタンなどを加えると水素を放出しやすくなる原因を解明した。水素が放出される際、一度複合体を形成して放出されにくくなるが、それにチタンを加えると複合体が壊れやすくなる。水素ガスの吸収や放出に関する研究の基礎になり、水素エネルギー実用化に役立つという。 |
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<環境>
高温超電導ケーブルの専用冷凍機を開発
太陽日酸と国際超電導産業技術研究センター、九州大学は、省エネに役立つと期待される高温超電導のモーターやケーブルを冷却する専用冷凍機を開発した。大型タービン式冷凍機(10万-20万kw)のタービンを直径約20cmから2.5cmに小型化するとともに、タービンを回転させるガスに初めてネオンを用いた。7万軒の家庭に電力(20万kw)を送電する高温超電導ケーブルを2kmにわたって零下200度に保持できる。5年後の実用化を目指すという。 |
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<ナノ加工>
フラーレン、薄膜状態で積層
東京大学などの研究チームは、サッカーボールの形をしたフラーレン(球状炭素分子)を基板上に平らに積み重ねる技術を開発した。フラーレンを赤外線レーザーで加熱・気化し、基板上に少しずつ堆積させた。数ミリ四方の領域に直径1ナノ(ナノは10億分の1)メートル弱のフラーレンを薄膜状に10-20層積むことができた。折り曲げられる高性能ディスプレーや太陽電池など有機材料を使う電子機器の高性能化に役立つという。 |
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<マイクロ>
マイクロファクトリー、海外が追走
マイクロファクトリーに関する国際会議IWMF(International Workshop on Micro factories)は、1998年に日本(つくば市)で開催されて以来2年に1回行われ、これまで5回開催されて来ている。海外では、ドイツ、フランス、フィンランド、アメリカ、韓国、台湾の研究開発が活発で、日本を追走している。例えば、フィンランドは、周知のように木材・紙産業から携帯電話のノキアなどIT産業へ移行している。このフィンランドにおいて、マイクロファクトリーについての国家プロジェクトTOMI(Towards Mini and Micro Assembly Factories、ミニ・マイクロ組み立て工場を目指して)が立ち上がる模様。タンベレ工科大学が主体。テストケースとして、φ8の遊星歯車の自動組み立てを試みるという。 |
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<マイクロ>
超小型旋盤の登場
高松機械工業は、省エネルギーかつ省スペースの超小型旋盤「USL-300」、「USL-400」を開発し製品化した。従来機3台の連結ラインを超小型旋盤「USL-300」と置き換えた場合、占有面積は72%削減し、省エネルギー効果は1ライン当りの消費電力量が63%削減する。ワーク1個当りの消費電力量は74%削減するという。 |
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<自動車>
居眠り運転、まぶたで検知し警報
トヨタ自動車は、まぶたの開閉状態で脇見や居眠り状態を検知する装置を開発した。新装置はモニターカメラと画像処理コンピューターでドライバーの上下まぶたの位置を検出する。現行のレーダーによる障害物接近検知システムと組み合わせ、従来の半分の時間で警告、減速できるようにする。メガネをかけた人や目の細い人でも利用できるという。 |
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<生産>
3次元プリンター、価格1/10に
米新興企業デスクトップ・ファクトリーは、パソコンの3次元画像などをもとに立体模型を作れる「3Dプリンター」を開発した。レーザープリンターの技術を応用し、特殊なインクの粉を層状に重ねて立体をつくる。価格は4,995ドルと大幅に安く、日本を含めた企業の開発部門に売り込むほか、家庭での利用獲得を目指すという。 |
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<ロボット>
2足歩行ロボット、サルの脳で遠隔操作
国際電気通信基礎技術研究所(ATR)と科学技術振興機構などは、脳の活動情報をもとに人型ロボットを海外からの遠隔操作で歩行動作させる実験に初めて成功した。身長155cm、51個の関節が柔らかく動くヒト型ロボットを試作。米国でサルの脳に電極を取り付けて、足の運動をつかさどる数百個の神経細胞の測定を試みた。米国のサルが片足を踏み出すと、日本のロボットも同様に足を動かした。頭の中で、動作を思い浮かべるだけで、簡単に操れるロボットに道を拓く成果という。 |
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<医用機器>
ナノ技術応用の人工臓器
物質・材料研究機構立石哲也生体材料センター長らは、人工肝臓や人工膵臓を作成する際に、細胞が成長する足場となる素材を開発している。その素材として期待されているのが、生分解性のナノファイバーで作ったスポンジとゲル化したコラーゲン。こうした素材を使うのは、体内に入れた後に細胞の塊の奥にまで栄養を運ぶ血管を育てるため。例えば、ファイバーが分解した後に血管が成長、周囲の細胞に栄養分が供給され、細胞や血管が成長して臓器が再生できるという。 |
| [概況] |
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[景気] 08年工作機械受注見通し、1兆5,000億円と高水準:日本工作機械工業会は9日、3年連続高水準の見通しを発表した。しかし、1ドル=106円台と円高が進んでおり、先行き不透明となっている。 |
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[動向] <企業> タンガロイ、鋳鉄加工用の超硬工具を充実:タンガロイは、自動車部品の切削などに使う鋳鉄加工用の超硬工具「T5100」の品揃えを充実したと発表した。コーティングする粒子を微細化するなどして耐摩耗性を高めたシリーズで、今回は工具の全周に溝を入れたタイプを中心にして追加する。 <再編> JFEとIHI、造船部門統合へ:JFEホールディングスとIHIが造船分野を統合する方向で交渉に入った。実現すれば、国内シェア16.2%にのぼり、国内最大の造船会社になる。 <環境> 自然エネルギー、06年7,390万kw:自然エネルギーとして、風力発電①ドイツ2,062万kw⑬日本139万kw、太陽光発電①286万kw②日本171万kw。その他の代替エネルギーとして、原子力発電①米国10,475万kw③日本4,958万kw。 <政策> アニメやロボを融合して新産業創出へ:経済産業省は、コンテンツ分野の技術戦略マップを今春策定する。娯楽中心を生活中心へ重心移動。アニメやマンガとロボットや音響・映像など日本の強い分野を融合して新産業を創出する考え。 <国際化> インドでは、ケーヒンが燃料噴射装置や空調ユニットの工場を新設10年めどに稼動、信越ポリマーが携帯電話や自動車用キーパッドの工場を新設10月稼動、東芝がソフトウェア開発要員を10年までに4割増。 ベトナムでは、JUKIがミシン仕様変更作業を10年メドに中国から移管。中国では、リケン・日本ピストンリング・TPRの3社がピストンリング生産を拡大する。タイでは、ケーヒンが2輪車用燃料吸気部品を増産する。ラオスとカンボジャでは、日野自動車が販売代理店を設置した。ロシアでは、島津製作所が分析機器と医療機器の営業を強化する。北米では、川崎重工業が2人乗りバギー市場に参入する。メキシコでは、住友電工ハードメタルが切削工具の販売子会社を3月設立。メキシコとトルコでは、アマダが板金機械の販売・サービス現地法人を08年新設。サウジアラビアでは、日揮が石油や天然ガスプラントの設計・建設会社を新設する。アルジェリアでは、日揮が石油精製・石油化学の小規模プラントの受注拡大に向けて09年までに要員を5倍増の500人へ。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
太陽電池、微細凹凸で高効率発電
サスティナブル・テクノロジーは、太陽電池表面の膜に10-20ナノ(ナノは10億分の1)メートルの凹凸を作り、発電効率を向上させた。通常90%程度の太陽光の透過率を3-5ポイント高めた。膜を作る薬液を今月中に販売開始。価格は3万円からという。 |
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<環境>
超電導磁石、稼動性高く
日立製作所と物質・材料研究機構は、温度変化などに強く安定性の高い超電導磁石用スイッチを試作した。超電導になる温度が比較的高いほう化マグネシウムの線材を使用したため安定に動作が可能で、現在の超電導磁石に組み込んで動作することを確認した。当面、磁気共鳴装置(MRI)などで使われる超電導磁石の低コスト化につながるという。 |
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<ナノ加工>
自己組織化でフォトニック結晶を作成
東京大学枝川圭一准教授とNTT物性科学基礎研究所は、光を制御できる人工結晶「フォトニック結晶」の新しい構造を開発した。条件を整えるだけで自然に結晶が成長する「自己組織化」現象を利用した。これまで必要だった微細加工を行わず、ただ材料を混ぜるだけで大量生産できるようになる可能性があるという。 |
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<マイクロ>
マイクロファクトリ向けの広領域・高速搬送アーム
1996年に世界に先駆けてマイクロファクトリを試作したメンバーのひとり、 産業技術総合研究所前川仁氏は、マイクロファクトリにおいて小型部品の搬送および組み立て作業を行うための広い動作領域で小型の高速アームを開発した。アームの最大長約100mm、4自由度(x,y,z軸とz軸回りの回転)。水平多関節構造とパンタグラフ型パラレルリンク。最大動作速度0.6m/s。繰り返し位置決め精度10ミクロン(ミクロンは1/1000mm)以下。力フィードバックを用いて、最大隙間28ミクロンのピン挿入作業を達成したという。 |
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<マイクロ>
デスクトップファクトリ(マイクロファクトリ)の実現へ
2000年11月に長野県諏訪地域では、14企業・6機関が参加してデスクトップファクトリ研究会(DTF研究会)が発足し、省エネ・省資源・低コスト・多品種変量生産を実現する机上サイズの生産装置の研究を行っている。現在の参加団体は、23企業・7機関。 高島産業の多機能デスクトップ加工機の開発などの加工分野を中心にして、システム化や標準化などにも力を入れているという。 |
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<自動車>
「衝突回避」軽に搭載
富士重工業は2010年メドに、ステレオカメラを使って前方や斜め前方の車、歩行者との衝突を回避する予防安全技術を軽自動車に搭載する。従来のレーダーとカメラを使った検知システムは、歩行者や自転車が電波を反射しにくく、検知が難しい課題があった。新技術は、カメラのみを使っているため、歩行者などを検知しやすく、急な飛び出しにも対応できるという。 |
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<生産>
光配線、世界最長100cm
松下電工は、世界最長の100cmと光回路が作れる光電配線板材料」を開発した。エポキシフィルムの上に樹脂を均一に塗る新工法を工夫して、光回路の凹凸を減らし、長さが伸びても光の波形が崩れずに通れるようになった。光回路の厚みは60ミクロン(ミクロンは1/1000mm)。サーバーなどのネットワーク配線機器に使うことで、高速大容量データ伝送が可能となり、高精細の動画が格段に扱いやすくなるという。2011年の実用化を目指すという。 |
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<ロボット>
農作業、ロボットスーツで楽々
東京農工大学大学院遠山茂樹教授らは、しゃがんだり、重い荷物を抱えたりなどつらい農作業を手助けする「農業用ロボットスーツ」を開発した。樹脂製の骨格に、ひざ、ひじ、腰、肩の動きを補助する8つのモーターを配置し、ベルトで身体に装着する。例えば、大根を引き抜く場合、腰に瞬間的に20kgの力がかかるが半分程度の力で済む。2年後に実用化し4年後に製品化したいという。 |
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<医用機器>
不整脈治療、分子1個レベルで観察
高輝度光科学研究センター、福井大学、科学技術振興機構は、細胞表面に存在するイオンの通り道の状況を分子1個レベルで観察することに成功した。人体に不可欠な電解質であるカリウムイオンを選択的に通す穴を持った分子(チャネル分子)の動きを観察した。高輝度光科学研究センターが開発したエックス線による分子追跡法を利用し、チャネル分子1個の変化を高精度にとらえた。チャネル分子の機能異常が不整脈などの疾患につながり、新しい治療法につながるものと期待されるという。 |
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<医用機器>
手の動きを微細に変換
京都大学横小路泰義准教授は、細い血管や微小な患部を手術するのに有望な、操作者の手の動きを微細な動きに変換する装置を開発した。装置は、長さ1mと同20cmの大小2本のロボットアームから構成される。大きいアームを操作者がつかんで動かすと、小さなアームが連動して細かく動く。動きの縮尺は1/5-1/10。実験では、発泡スチロールに長さ1cmのネジを差し込む作業ができたという。 |
| [概況] |
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[景気] 08年は2%成長も可能:日本経団連の御手洗富士夫会長は、「08年は2%成長も可能。明るくいきましょう。」と呼びかけた。 |
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[動向] <企業> 工作機械受注1月も横ばい:日本工作機械工業会の「12月工作機械短期受注調査」によると、年初の1月は例年12月に比べて弱含みになる傾向があり、「横ばい基調は変わらない」という。 <再編> 日産・クライスラー提携拡大へ:日産自動車と米クライスラーの提携交渉は相互OEM(相手先)ブランド供給だけでなく、低燃費技術の供与や商用車事業など広範囲に及ぶことが明らかになった。 <環境> 琵琶湖が窒息:琵琶湖底の水深90mで2kmにわたり2000匹のイサザ(ハゼ科)が腹を上にして死んでいるのが水中カメラで見つかった。地球温暖化で、湖表面が冷たくならないため、湖表面の酸素の豊かな水が重くならず、酸素の豊かな水が沈まなくなったためという。 <政策> 京都議定書「日本6%削減」、達成目指す:京都議定書は、日本に対し2008-12年の5年間で1990年比6%の温暖化ガス削減を義務付けている。政府は実現に向けて「京都議定書目標達成計画」を08年3月に閣議決定する。 <国際化> 中国では、マツダが小型車「マツダ2(日本名デミオ)」を1月から発売する、長野オートメーションが2次電池の組み立て生産能力を1月初旬から増強、新明和工業がゴミ収集車を1月から生産開始、太平洋精機が中小型建設機械用ローラーを増産する。インドでは、ニッパツが自動車用巻きバネとスタビライザーを10年メドに生産倍増。韓国では、ユーラスエナジーホールディングスが太陽光発電所を建設6月稼動。タイとメキシコでは、河西工業が自動車用サンバイザーを09年メドに生産開始。米国では、小糸製作所がヘッドランプを1月内に増産。ハンガリーでは、イビデンが既設工場の隣接地に排気系製品開発のテクニカルセンターを建設09年12月稼動。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
色素増感太陽電池の開発
鳥取県産業技術センターは、色素増感太陽電池の要素技術として重要な「色素」の開発に取り組み、代表的な高効率色素「N719」を凌ぐ新たな色素「J2」の開発に成功した。さらに、用途開発として、水耕栽培システムや遠隔監視システムの電源用などの開発を進めている。2008年12月までには、県内での事業化の可能性について最終的な判断を行うという。 |
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<新エネルギー>
水素価格、ガソリン並みに
米H2ジェンは、燃料電池車に水素を提供する「水素ステーション」向けに、水素製造装置を開発・製造している。パイプラインを通じて供給される天然ガスを水蒸気と反応させた後、高純度の水素を取り出す。独自の触媒技術により低コストで水素を供給する。かつ都市ガスなど既存設備を使えるために、ガソリン並みに水素を提供できる。水素を供給する燃料電池と特長は次の通り。固体高分子型は、電解質に高分子膜を使い自動車や家庭用。直接メタノール型も基本構造は同じで、燃料にメタノールを使う。リン酸塩型は、電解質に濃厚リン酸塩を含み、定置型発電プラント用。溶融炭酸塩型は、電解質に炭酸塩を使い、大型発電用。固体酸化物型は、電解質にイットリアを添加したジルコニアを使い、小型定置用や移動用。 |
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<環境>
生分解性樹脂活用軸受け、100℃で使用可能
日本精工は、軸受けの保持器に使う生分解性樹脂を開発した。生分解性樹脂の1種であるポリビニルアルコールに、繊維状の補強材と柔軟性改良材を配合して製造した。融点が200℃で、使用可能な最高温度は100℃。土壌に埋めると180日間で60%以上生分解するという。 |
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<ナノ加工>
材料中の電子状態、5倍深く観察
東北大学高橋隆教授らは、超伝導材料など様々な材料の電子状態を奥深くまで調べることができる装置を開発した。キセノンのプラズマから発生する紫外線を材料に当て、飛び出してくる電子を分析して内部構造を調べる。材料表面から約5ナノ(ナノは10億分の1)メートルの深さの電子状態が詳しくわかり、従来の装置より5倍以上深いところまで見えるという。 |
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<マイクロ>
6倍の高感度、近赤外までの広帯域のイメージセンサ
産業技術総合研究所太陽光発電研究センター仁木栄副研究センター長とロームは、次世代太陽電池材料として注目されているCuInGaSe2(CIGS)系の薄膜をCMCS-LSI上に積層させた超高感度・広帯域イメージセンサの試作を世界で初めて成功した。イメージセンサの画素ピッチ10μ(μは百万分の1)m、有効画素数352x288(10万画素)で、波長400-1300n(nは10億分の1)mの広帯域で高い感度を持っている。監視カメラやナイトビジョンの車載分野への応用が期待されるという。 |
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<マイクロ>
指先サイズの顕微鏡
東京大学竹内昌治准教授と三澤宣雄特任助教は、指先サイズの小型明視野顕微鏡を試作した。撮像素子の上に直接微小流路を置くだけで、流路内での薬液の反応や直径数ミクロン(ミクロンは1/1000mm)の粒子の動きを調べられる。持ち運んで臭いや味などに関わる化学物質を検出できるので、将来自律移動ロボットに搭載して嗅覚や味覚に生かしたいという。 |
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<自動車>
エコカーの開発
トヨタ自動車・いすゞ自動車や米GM・独ダイムラー・独BMWは、エコカーの一つとして、ディーゼルハイブリッドの研究開発を進めている。ディーゼル車の環境性能の決め手となる「コモンレールシステム」は放電加工で開けた0.1mmのノズルから千数百気圧の高圧で燃料を噴射する精密加工技術の固まり。首位のボッシュと2位の デンソーがシェアの大半を持つ。両者はハイブリッド車の覇権も狙う。デンソーは、ハイブリッド車のモーターを制御する炭化ケイ素素子搭載のインバーターを既に試作した。トヨタはインバーターを内製している。一方、ボッシュはダイムラーなどにハイブリッドシステムを供給するという。 |
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<生産>
レアメタル代替技術
東京工業大学細野秀雄教授は、セメント材料の結晶構造を制御して金属や半導体に変身させ、液晶のバックライト用モリブデンや透明電極用インジウム、触媒用ニッケルに代替させる研究を進めている。東京大学長谷川哲也教授は、光触媒として知られる酸化チタンを規則正しくならべて、液晶用透明電極に使うインジウムに代替させる研究を進めている。旭硝子と豊田合成は、酸化チタンの大面積薄膜作成技術により、青色発光ダイオードの電極用ニッケルに代替させようとしている。物質材料研究機構津崎兼彰新構造材料研究長は、ニッケルを添加せずに結晶の組織制御で鉄をしなやかで硬くしようとしている。東京大学岡部徹准教授は、航空機などで採用が進むチタンの効率的な精錬技術を開発している。チタンの資源量は銅よりも豊富にある。需給逼迫のインジウムとタングステン、ディスプロシウムに関しての実用化は、透明電極用インジウムの代替材料は 高知工科大学山本哲也教授の酸化亜鉛が有望、超硬工具用タングステンの代替材料は産業技術総合研究所の炭化チタンが有望、ハイブリッド車などのモーターに使うディスプロシウムについてはめどが立っていないという。 |
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<ロボット>
跳び転がり移動
立命館大学平井慎一教授は、災害救助用ロボットに仕える駆動装置を開発した。直径10cmの輪の形をした鉄製の装置。輪の内側に張った形状記憶合金の針金に電流を流すと、針金が縮んで輪が変形する。電流を切ると針金が一気に伸びて、装置が輪の形に戻り地面を蹴って跳びあがる仕組み。実験では120cmの高さまで跳んだ。不整地移動用の駆動源として期待できるという。 |
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<医用機器>
ナノ金属粒子、患部に誘導
千葉大学鈴木和男教授や国立感染症研究所、東北大学などは、ナノ(ナノは10億分の1)メートルサイズの超微粒子に病気に関連するペプチドを付けて体内に入れ、肺や腎臓の患部に誘導することに成功した。超微粒子には直径4-10ナノメートルのカドミウムなどの金属粒子を使う。金属粒子は蛍光を出す性質があり追跡しやすい。粒子の表面に抗体や薬をつければ有効な薬物送達システム(DDS)になるという。 |
| [概況] |
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[景気] 08年度成長率予測、実質2.0%:政府は、07年12月19日の閣議で、08年度経済成長率について物価変動を除いた実質で前年度比2.0%増、名目で同2.1%増とする見通しを了解した。08年度見通しの前提は、為替レート111.2円、原油1バレル=83ドル。 |
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[動向] <企業> トヨタ、77年ぶり世界首位:トヨタ自動車は、07年度世界生産台数が06年実績を40万台上回る940万台超とする見通しを明らかにした。GMは、925万9千台。GMは、1931年以来守ってきた首位の座を明け渡した。トヨタ自動車の08年世界生産は、990万台と1,000万台に迫る勢い。 <再編> キャノン、SEDテレビ商品化へ:商品化が危ぶまれていた次世代の薄型テレビ「SED(表面電界ディスプレー)テレビ」について、キャノンが独自技術での開発に乗り出すことがわかった。薄型液晶パネルの連携は、シャープ・東芝、松下・キャノン・日立、ソニー・サムスン電子の3グループと、合従連衡が激しくなっている。 <環境> 温暖化防止、カギは中印:国際エネルギー機関(IEA)によると、06年のCO2排出順位は米国、中国、ロシア、日本、インドの順。07年には中国が首位に躍り出る。さらには、インドも15年までに米国に次ぐ3位に浮上するという。 <政策> 政府、数値目標受け入れ:政府は、地球温暖化対策で数値目標を設定する方針に転換し、京都議定書後の新たな基準を提案することに決めた。新基準は、「先進国」、「新興国」、「発展途上国」に分類し、各グループ別に削減目標値を設定する。また、発展途上国への100億ドル規模の支援。 <国際化> 豪州では、東レが大型下排水リサイクルプラント向け逆浸透膜を受注した、新日本製鐵・住友金属工業・三井物産はリオ・ティント(豪英)と合弁で新鉱区を開発する。ロシアでは、三菱自動車がトヨタ・日産・スズキに次いで仏プジョーと10年メドに共同生産する。台湾では、日鉱金属はプリント基板のスクラップを集荷する拠点を08年開設。中国では、日本精機は樹脂成形事業の拡大を目指して工場を増築する。インドでは、住友金属工業は印ブーシャン・スチールの大型高炉建設に技術支援を行い10年メドに500万トン体制へ。英国では、三菱商事が英社と共同で北海北部にある油田群の新規権益を取得した。米国では、東芝がIBM・サムスン電子など6社による回路線幅32ナノのシステムLSI(大規模集積回路)の共同開発に参加し、米インテルに対抗する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
集光倍率1,100倍、集光型太陽電池
シャープは、レンズで光を発電素子に集めて発電する「集光型太陽電池」で、集光できる光の量を示す集光倍率が1,100倍以上と世界最高になるセルを開発した。素子の大きさを小さくしても、電極の構造を工夫して、変換効率が下がらないようにした。これまでの集光倍率は700倍。主な太陽電池の種類は次の通り。シリコン材料では、単結晶シリコン(発電効率高いが高コスト:シャープ、三洋電機など)、多結晶シリコン(単結晶より低コスト、材料不足がネック:シャープ、Qセルズ、京セラなど)、薄膜型(シリコン使用量少ない、量産本格化:シャープ、カネカなど)。化合物半導体材料では、金属化合物型(レアメタル使用、量産本格化:ホンダ、昭和シェル石油など)、集光型(人工衛星用を転用、研究段階)。有機材料では、色素増感型(生産工程簡素化で低コスト生産も、研究開発段階)。 |
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<環境>
高温超電導体、発見から20年
高温超電導体が発見されてから、今年で20年を迎えた。地球温暖化の影響で、ロスのない送電線の開発につながると注目を浴びている。超電導工学研究所和泉輝郎部長補佐は、「送電に伴う損失をこれまでの半分以下に抑えられる」と期待する。一方、超電導になる転移温度は、この14年間止まったままだ。1987年の氷点下183度から1993年の氷点下138度まで上がったのが最後という。 |
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<環境>
超伝導解明の手がかり発見
理化学研究所などは、有機分子の結晶が絶縁体から超伝導状態に移る様子を詳しく観察し、「VBS」と呼ばれる電子状態が重要であることを確かめた。VBS状態は、結晶中の電子が2個ペアを作ることで、電子の「スピン」と呼ぶ性質が混じりあった状態。研究チームは、有機分子結晶の超伝導状態は、VBS状態から生まれることを解明した。 |
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<ナノ加工>
露光1回で生成、回路線幅30ナノ台
米アプライド・マテリアルズと東京エレクトロンなどは、09年にも量産が始まる回路線幅30ナノ(ナノは10億分の1)メートルの半導体製造の新技術を開発した。「サイドウォール」と呼ばれる方式で、露光工程が原則1回で済み成膜とエッチング(食刻)を繰り返すことで微細回路を生成する。これまで有力とされてきた2回露光方式よりも装置の設置コストが割安なのが特長という。 |
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<マイクロ>
検出精度10倍、水晶の加速度センサー
エプソントヨコムは、水晶を使用して物体の動きを高精度に検出できる加速度センサーを開発した。半導体製造技術の露光やエッチングにより、水晶を数ミクロン規模の立体加工をして実現した。シリコンを使う従来のセンサーに比べ、検出できる重力の精度は10倍、検出範囲も30倍以上。カーナビに使えば位置の正確な把握に役立つほか、商品配送時の衝撃の計測などに新しい用途が開けるという。 |
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<自動車>
京都電気自動車
ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーは、今春から開発を進める「京都電気自動車」の1/10モデル車を公開した。全長約40cm、幅約17cm、高さ約13cm。4輪夫々に駆動用と操舵用のモーターを入れ、4輪独立して動き、その場で回転したり横方向に移動できる。モデル車は家庭用コンセントから充電。「京都発」を強調し、車体を漆塗りにしている。4,5年後の実用化を目指すという。 |
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<生産>
ものづくり技能のデジタル化支援
産業技術総合研究所デジタルものづくり研究センター(松木則夫センター長)は、企業におけるものづくり名人の技能を観察・分析し、デジタル化することにより製造現場に技能を継承しやすくすることを試みている。機械加工を中心に、鋳造・熱処理・溶接・めっき・溶射・PVD・CVD分野など幅広く展開している。デジタル化された知識は、企業による利用により改良が繰り返されて、有効性が検証されてゆくという。 |
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<生産>
鋳造支援ネットワークシステム「カスタネット」
大分県産業科学技術センターは、ものづくりのデジタル化支援の一例として、鋳造支援ネットワークシステム「カスタネット(CASTing Assistance NETwork system)」を実施している。企業の製造現場が、CAD(Computer Aided Design)で設計した部品の鋳造CAE(Computer Aided Engineering)解析を、ネットワークを介して依頼すると、その解析結果が閲覧できるという。 |
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<ロボット>
凹凸把握し野外移動、自律型4輪ロボ
中央大学國井康晴准教授らは、野外を4輪で自律移動するロボットを試作した。試作したロボットは、USBカメラ2台を並列に並べて目の前の凸凹などの3次元データを得るのが特長。今後、惑星探査ロボットや野外活動用への応用を目指すという。 |
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<医用機器>
世界最速の生体断層装置を開発
筑波大学と光コムは、従来の10倍以上の計測速度を持つ世界最高速の生体断層装置を開発した。反射したレーザ光を解析して物体内部を撮影する光干渉断層計(OCT)を使った。これは眼底などの撮影に使われている。これまで1秒間に2万-2万8千回だった断層時間を、10万から50万回に高速化した結果、3次元断層の取得時間が5秒から0.3秒に短縮された。筑波大学数理物質科学研究科安野善晃助教は、「血液の循環など3次元の動態観察ができる。将来は内視鏡と組み合わせ、がんや血栓検査など幅広く応用できるだろう」と話している。 |
| [概況] |
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[景気] 12月景気基調判断「一部に弱さが見られるものの回復している。」:太田弘子経済財政担当相は18日、企業収益の伸びが鈍り、業況判断も慎重になったとして、景気の基調判断を「一部に弱さが見られるものの回復している」のままに据え置いた。回復の判断は23ヶ月連続。 |
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[動向] <企業> ブラザー工業、100周年で新型ミシン:ブラザー工業は、創業100周年を迎える08年に、従業員らによる植林や東海地区の若手企業家に対する資金支援に取り組む。企業理念に立ち返り、初心者でも使いやすい家庭用ミシンを08年1月20日に発売する。 <再編> 新日鉄・住金・神鋼が提携強化:新日本製鐵、住友金属工業、神戸製鋼所は19日、3社間の株式持合いを拡大すると発表した。この結果、新日鉄は住金の筆頭株主(出資比率約9%)になる。世界最大のアルセロール・ミタルに対抗していく考え。 <環境> 日本海異変:日本海の海水温度が上昇し、漁で取れる魚に変化が出始めている。暖水性の魚(マグロ、ブリ、マアジ、カタクチイワシ、スルメイカ)の漁獲量が増加。一方で、冷水性の魚(スケトウダラ、マダラ、カニ類、ホッコクアカエビなど)は減少に転じたという。 <政策> 京都議定書目標達成「不透明」:環境省と経済産業省の合同審議会は21日、「京都議定書の削減は達成しうる」と結論付けた。しかし、委員から「国民運動の削減効果など追加対策の根拠があいまい。実効性が担保されない」などの指摘がでた。 <国際化> 中国では、日野自動車が合弁でトラック生産会社を設立09年夏生産開始、コベルコ建機が油圧ショベルの新工場建設09年夏稼動、三井ハイテックが精密金型用研削機販売を10年に倍増、ネツレンが自動車用高強度バネ鋼線を増産、日本リファインが溶剤再生事業を強化。ベトナムでは、住友金属工業と中国鋼鉄が薄板合弁事業の検討を開始。インドでは、エフ・シー・シーがクラッチ生産の第2工場を建設08年春稼動。バーレーンでは、三菱重工業がCO2回収技術を供与し尿素とメタノールの増産に利用する。サウジアラビアでは、日揮がエチレン生産プラント(2000億円)を受注した。ロシアでは、トヨタ自動車が乗用車組み立て工場の生産を開始年産30万台体制へ、トヨタ紡織が10年にシート工場を建設。米国では、ネツレンが自動車用高強度バネを08年4月本格生産10年増強。ブラジルでは、住友ゴム工業がタイヤ販売会社を09年度設立。チリでは、日鉄鉱業が銅鉱山の開発に着手する。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
集光型太陽電池、レンズ生産コスト半減
五鈴精工硝子は、シリコンの使用量を少なくできる集光型太陽電池でレンズの生産コストを半分以下に抑えた。研磨に代わり、金型による成形法を採用、製造の手間を大幅に減らした。ガラスを溶かして金型成形し、冷やす際の収縮をあらかじめ計算して金型の大きさを調整したという。 |
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<環境>
環境配慮型アクチュエータシステムに関する研究
北海道工業技術センター松村一弘氏、村田政隆氏、吉野弘之氏は、現在水産食品製造企業で使われているアクチュエータを、環境や安全を考慮して油圧から水圧に変えた場合のアクチュエータシステムの構築と動作実験を行い、実用化への具体的な展望を明らかにしている。 |
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<ナノ加工>
超電導、新原理の可能性
広島大学山中昭司教授らは、窒化物セラミックスで超電導体を発見した。ハフニウム、窒素、塩素からなる層状構造を持つ。このままでは電気を通さないが、約1ナノ(ナノは10億分の1)メートルという層の間にリチウムを入れると、零下247度で超電導になった。この現象は、超電導を説明するBCS理論では原理の分からない部分があるという。 |
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<マイクロ>
病気治す腕時計型機器
東海大学槌谷和義准教授は、腕時計のように装着して血液採取と検査、注射、通信ができる小型機器の開発を進めている。糖尿病患者が身につければ、常に適量のインスリンを注射して血糖値を自動制御できる。結果を医者に通信する。要素技術として、直径50ミクロン(ミクロンは1/1000mm)で内径25ミクロンの穴の空いた超微細な注射針を開発したという。 |
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<自動車>
水素で動くディーゼル
同志社大学千田二郎教授は、水素で動くディーゼルエンジンを作る技術を開発した。エンジンに送り込む空気に少量のジメチルエーテルを混ぜたところ、エンジン内部で気体の水素と混じって化学反応を起こし、圧縮するだけで自然に発火し爆発した。点火装置が不要な水素エンジンを実現できるという。 |
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<自動車>
山手トンネルに「ハイテク安全対策」
首都高速道路中央環状線の池袋-新宿間(6.7km)が12月22日午後4時開通した。大部分を占める「山手トンネル」(5.5km)には、地下30mの密閉空間での事故や火災の発生が懸念されるが、首都高は、「世界最新、屈指のハイテク安全対策をとった」と自信を示した。100m毎に設置した160台のテレビカメラで、車1台毎の動きを解析し、事故や落下物などのトラブルに遭遇している車を発見するという。 |
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<生産>
製鉄現場、進むデジタル化
新日本製鐵は、製鉄現場にPDA(携帯情報端末)を持ち込み作業効率化や技能伝承を図っている。約3年の試行錯誤の末開発したシステムにより、作業員が現場で操作や点検をPDAと対話し、データベースを参照することで、熟練工の持つ対処法などを把握できるようになったという。 |
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<ロボット>
壁登る人型ロボット
横浜国立大学杉内肇講師らは、2枚の板の間を踏ん張って登る小型人型壁登りロボットを試作した。ずり落ちたりしないように、登ることに特化した体形にし、関節の数を減らすなど工夫した。試作したロボットは、高さ約30cm、重さは電池搭載で約1.5kg。2枚の板の間隔は33cm。人間は両手両足で計28自由度に対し、このロボットは16自由度。また、手足の裏はゴム板張りという。 |
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<医用機器>
微小針で神経刺激、心不全治療
国立循環器病センター研究所とメムス・コアは、心臓の拍動を支える神経を刺激して心不全を治療する装置を試作した。MEMS加工技術で作った微小針を神経の束に刺し込んで刺激し、心臓の負担を減らす。端子は長さ500ミクロン(ミクロンは1/1000mm)、直径最大50ミクロンのタングステンの針を100ミクロン間隔で2列に計12本並べた。課題は装置の安全性と耐久性。動物実験を繰り返して実用化を目指すという。 |
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<医用機器>
ヒト幹細胞の増殖・分化能力の回復に成功
産業技術総合研究所セルエンジニアリング研究部門大串始主幹研究員とシステムセルサイエンス(株)郷正博主席研究員は、増殖・分化能力の低下したヒト間葉系幹細胞に単一の遺伝子を導入することで、幹細胞の増殖能力と分化(骨分化)能力を回復することに成功した。既に、産総研の開発した技術は心臓や骨の再生医療に利用されており、時間経過とともに劣化する幹細胞の能力を高めることができるという。 |
| [概況] |
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[景気] 景況感3期ぶり悪化:日本銀行が14日発表した12月の企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業・製造業でプラス19と前回9月調査より4ポイント下落した。悪化は3四半期ぶり。3ヵ月後の予測も現状より4ポイント下落。 |
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[動向] <企業> 11月工作機械受注13%増:日本工作機械工業会が12日発表した11月の工作機械受注総額は、前年同月比13.0%増の1,365億円だった。 <再編> 日産とクライスラー、事業提携へ協議:日産自動車とクライスラーが、乗用車やトラック、エンジンを相互供給する事業提携に向けて協議を始めていることが14日、明らかになった。 <環境> COP13、削減工程表を採択:国連の「気候変動枠組み条約第13回締約国会議(温暖化防止バリ条約)は15日、京都議定書後の温室効果ガスの新たな削減枠組みを話し合う工程表「バリ・ロードマップ」を採択し、閉会した。 <政策> リチウム電池の安全確保へ、技術基準:経済産業省は、発火事故の相次ぐリチウム電池の安全性確保のために電気用品安全法に基づいて技術基準を定めることに決めた。08年3月公布、11月20日施行。 <国際化> 中国では、大京が建設機械の運転席部分の板金生産を08年8月開始、リケンが4輪車用カムシャフト生産を08年度内に倍増、キトーが電動ロープホイストを2割増産、ホンダが4輪車用エンジンを4割増産。タイでは、大京が板金から塗装組み立てまでの生産能力を09年春メドに倍増、アイシン化工が2輪車向け変速機部品など12年メドに2割増産。インドでは、川崎重工業が天然ガス発送装置を受注した。ベトナムでは、エムケー精工が電工表示用コントローラーや液晶パネルの生産移管を08年4月から加速。フィリピンでは、テクノエイトが2輪・4輪車のボディー用プレス部品を09年初頭から増産。豪州では、横河電機が火力発電所向けプラント制御システム(52万kw)を受注した。ロシアでは、コマツが中型油圧ショベルとフォークリフトの現地生産を10年6月開始。米国では、三井造船がコンテナクレーン用脱塵装置を2台受注した、三菱電機が電力設備や鉄道車両用電機品を5割増産、アイシン化工が自動車用変速機部品など12年メドに5割増産、カーメイトが開発中の2輪車用キャリアを投入する。カナダでは、クボタが産業排水処理用メタン発酵技術を供与する。独では、ファナックが数値(NC)制御装置のサービス部門を08年1月1日設置。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
アルミで薄く軽い、燃料電池セパレータ
大日本印刷は、燃料電池の基幹部品である「セパレータ」をアルミで製造する技術を開発、サンプル出荷を始めた。セパレータは燃料電池に水素を送り込む部材。アルミニウムに樹脂膜を電着させた。アルミの弱点だった耐腐食性を高め、樹脂膜で覆ったステンレスや金メッキと同等の耐腐食性を確保した。製造コストはステンレス比で約1/2。2,000時間の連続運転に耐えるという。 |
| <環境> 世界最大出力・液体窒素冷却ビスマス系超電導モータの開発に成功 IHIをとりまとめ役とする産学グループは、液体窒素冷却によるものとしては世界最大出力となる「365kw超電導モータ」の開発に成功した(9月3日)。超電導線材は、従来の線材よりも200倍以上の電気を流せるので、装置の小型・軽量化が可能になる。超電導モータは、経済性に優れかつ自然環境にもやさしい高効率モータになるという。 |
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<ナノ加工>
1m四方・厚さ6cmのガラスを寸法精度数十ナノで曲面研削加工
ナノオプトニクス研究所は、大型天体望遠鏡の心臓部である鏡の製造装置を完成させた。新装置は、位置制御できる回転砥石をもつ。鏡の分割部品「セグメント」を製造する装置で、縦・横1m、厚さ6cmほどのガラス板の表面を誤差数十ナノメートルの寸法精度で曲面形状に削る。国立天文台の岡山天体物理観測書に設置予定の望遠鏡には、セグメントを18個つなぎ合わせた直径3.8mの鏡を使う。この 2012年に設置する国内最大の赤外線望遠鏡向けに製造を開始するという。 |
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<ナノ加工>
回路線幅15ナノメートルのメモリー素子を試作
東芝は、現在の約10倍に相当する大容量のフラッシュメモリーを実現する技術を開発した。新しい素子構造を用いて回路線幅15ナノ(ナノは10億分の1)メートルと世界最小のメモリーを動作させることに成功した。電荷を蓄積する部分を極薄の酸化膜で挟み込んだ構造にすることで実現した。デジタルカメラや携帯音楽プレーヤーなどのデータ保存用に、4-5年後の実用化を目指すという。 |
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<マイクロ>
数ミクロン精度の玉軸受け生産技術
日本精工大津工場では、玉軸受け生産の際、出来上がった軸受けに騒音や振動が検出されると、鋼球を入れ替えて完成させる。あらかじめ鋼球を、10.318mmを中心に1-数ミクロン(ミクロンは1/1000mm)刻みずつ大きい玉3つ、小さい玉3つ用意しておき、リングのわずかな形状誤差を鋼球を入れ替えることで補正する。製造装置の設計から保守まで全て自社で手がけ、高速度の回転体を送り出しているという。 |
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<マイクロ>
秒速1メートル、精度1ミクロンの高速位置決め
安川電機は、電磁力を利用して移動体を平面上の任意の方向に動かせる新しい位置決め装置を開発した。停止位置を1ミクロンの単位の精度で制御できる上、毎秒1メートルの高速で一決めできるのが特徴。装置は、表面に1ミクロン間隔の微細な格子状の溝をつけた60cm四方の電磁鋼板プレート上に、底面が12cm四方の移動する直方体で構成されている。半導体製造装置用の微細加工向けに、08年度に製品化するという。 |
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<自動車>
樹脂で自動車の軽量化
日本ポリエチレンは、3分間のブロー成形工程でガソリンタンクを開発している。成形機の上から200℃に熱したポリエチレン(PE)樹脂が垂れ下がると両側から金型が挟み、空気を吹き込むと中が膨らみガソリンタンクができる。分子設計レベルの樹脂改良だけでなく、成形機から垂らす樹脂の形状やその厚み、金型など工程全ての改良を続けている。さらに三井化学は、タンクの漏れを防ぐ接着剤を開発。一方、ボディー関係では、帝人と東レが高機能低コストの炭素繊維系の開発を行い、素材革命が続いている。 |
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<生産>
鋳造シミュレーションを用いたモノづくり支援
石川県工業試験場機械金属部藤井要氏は、平成17年度に鋳造CAEシステムを導入し、県内中小企業の現場と直接結びついた鋳造法案検討を、依頼試験、指導を通じて繰り返すことで、鋳造CAE技術の普及を支援している。CAEとは、設計・製造段階におけるシミュレーション。最近、モノづくり支援のための有用なツールとして実績が見え始めているという。 |
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<ロボット>
ロボット用ソフトウェアのモジュール化に関する標準仕様が採択される
新エネルギー・産業技術総合開発機構、 産業技術総合研究所および日本ロボット工業会が進めてきた、プロジェクト「ロボットの開発基盤となるソフトウェア上の基盤整備」の研究成果「RTミドルウェア」が、国際標準として正式に承認された。RTミドルウェアとは、ロボットシステムの機能要素(センサ、サーボ、モータ等)の通信インターフェースを標準化して、種々のロボット開発を容易にするための基盤技術。今後、ロボット開発のコストが大幅に削減され、多種多様なロボットの商品化が期待されるという。 |
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<医用機器>
直径200ナノメートルの棒で、細胞壊さず薬注入
東京大学田畑仁教授らは、細胞に直径約200ナノ(ナノは10億分の1)メートルの微細な棒(ナノロッド)を刺し、細胞を壊さないで薬や遺伝子を挿入したり、電気特性を測ったりする新技術を開発した。ナノロッドは酸化亜鉛製。1cm四方の金薄膜上に数ミクロン(ミクロンは1/1,000mm)の長さまで結晶成長させる。数億本が金薄膜上に育ち剣山のようになる。この上に細胞を培養してシート状に切り取った組織を乗せ、押し付けて刺す。あらかじめナノロッドに薬などを付着させておけば、多くの細胞に同じ薬を入れられ、薬の平均的な効果を調べるのに役立つという。 |
| [概況] |
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[景気] 金型、受注減顕著へ:日刊工業新聞社が金型メーカーに実施したアンケート(回答104社)によると51%(53社)が「受注が減っている」と回答。前回調査(06年)の「増加」が66%(66社)と情勢が変わり悪化しつつある。一方、「受注が増えている」の回答は38%(40社)と2極化の様相も。 |
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[動向] <企業> タンガロイ、中国天津に拠点:超硬工具大手のタンガロイは、中国天津に営業拠点を設けた。天津には、外資の自動車メーカーの進出に伴い、超硬工具を使う自動車部品メーカーの進出も進んでいるという。 <再編> タイ、新日鉄・JFEと交渉:タイ政府は7日、新日本製鐵・JFEスチールの2社と、高炉の誘致交渉を進めていることを明らかにした。最低でも年200万トン以上の粗鋼生産能力をもつ高炉を誘致したい考え。投資規模(約3,300億円)。 <環境> インド洋に海水温変動「ダイポールモード現象」:インド洋で起こっている海水温変動「インド洋ダイポールモード(IOD)現象」が、太平洋で発生するエルニーニョ現象などと似て、世界の気候例えば今年の豪州干ばつなどに大きな影響を与えていると指摘されるようになってきた。 <政策> 筑波研究学園都市がCO2排出半減へ:茨城県の筑波研究学園都市が二酸化炭素(CO2)の排出半減に向けて動き出す。15-16日に、筑波大学で「つくば環境エネルギー経済(3E)フォーラム」を開き、活動をキックオフする。08年5月にアジア、欧米でエコシティー構想を進めている都市を集めて第2回3Eフォーラムを開き、CO2半減の具体策を示して「つくば宣言」を採択、北海道洞爺湖サミットに向けたメッセージとする。 <国際化> タイでは、三菱農機が中型トラクターを08年1月輸出、松下製作所が自動車や家電向けバネを08年秋生産開始、スズキと日産自動車は夫々排気量1,300cc以下の低燃費車を10年に生産開始。中国では、三井造船が船舶用ディーゼルエンジンの初号機を完成出荷した、パイオラックスが自動車用ファスナー(留め具)を09年メドに増産、アドヴィックスがブレーキ工場を2倍に拡張。インドでは、JFEスチールが08年4月事務所を開設。仏では、東洋アルミニウムが塗料の原料となるアルミペーストを09年春20%増産。 |
| [機械技術開発] |
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<新エネルギー>
実用化近い波力発電と海洋温度差発電
英ペラミス・パワー社は、ポルトガル沖合いに3基の波力発電機を設置済みで、08-09年には全28基を設置する予定。総出力は22,500kw。波力発電1基は、直径3.8m、長さ35mの円柱が4つ連結されており、3つの連結部が波に揺られて上下左右に折れ曲がることで発電する。1基の出力は750kw。一方、ゼネシスは、元佐賀大学長上原春男氏が開発した「ウエハラサイクル」という高効率の温度差発電システムを採用し、05年末には千葉県袖ヶ浦市の製油所で、110℃の廃熱を使い4,000kwの発電に成功した。クウェートやカタールでの実用化を目指しているという。 |
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<環境>
ポンプ、小型で出力2倍
武蔵工業大学竹本真紹講師らは、半導体の洗浄工程に使う摩擦粉の出ない小型で高出力のポンプを開発した。磁気軸受けによるベアリングレスモーターを採用、磁石の配置を工夫して出力を従来の2倍にした。中堅ゼネコンのヤマウラ社に技術移転し、1-2年以内に実用化する考えという。 |
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<ナノ加工>
誤差0.5ナノの線幅計測
日立ハイテクノロジーズは、半導体の線幅を計測する測長SEM(走査電子顕微鏡)の調整に使う「標準マイクロスケール」で目盛りの間隔を従来の半分以下にした製品を開発した。誤差は0.5ナノメートルと従来の半分。電子ビーム露光やエッチングの条件を調整して目盛りの間隔を狭めた。この新しいマイクロスケールは、1mm角の中に目盛りを約5万ヵ所設けた。販売価格約200万円。 |
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<ナノ加工>
32ナノLSI実用化へ前進
半導体先端テクノロジーは、32ナノの次世代大規模集積回路向けに新しい製造プロセス語術を開発した。微細化に伴う電流漏れを防ぐ新電極素材と、配線同士の影響を防ぐ新層間材料の2つ。新電極素材は、従来の多結晶シリコンに代わる窒化チタン(TiN)。新層間材料は、酸化シリコンに直径約4ナノメートルの穿孔を無数に分散させて空けたポーラスシリカ。この成果を株主の半導体メーカーに技術移転していくという。 |
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<マイクロ>
小さな製品は小さな装置でつくる
産業技術総合研究所先進製造プロセス研究部門前田龍太郎主幹研究員は、小さな製品を省エネルギー・省スペース・省資源の小さな装置で製造する技術を開発している。まず手始めとして、10ミクロン以下の微細な形状を描画する小型電子線露光装置と、描画された微細形状を複製するデスクトップナノインプリント装置を開発した。今後、ナノオーダーの製造を、机の上に載る小さな工場(デスクトップナノファクトリ)で行うことを目指すという。 |
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<自動車>
軽油代替燃料使い公道試験
トヨタ自動車と昭和シェル石油、日野自動車などは4日、軽油代替の合成燃料(FTD燃料)を使用した公道試験を始めた。FTD燃料は、天然ガスや石炭などを原料に気化、分解を経て合成する。着火製が良く、硫黄分が少ないため、粒子状物質(PM)や一酸化炭素(CO)の排出が少ない。08年3月まで豊田市近辺で実験しデータを集める。ディーゼル車の低公害化に効果のある専用車の開発につなげるという。 |
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<生産>
5軸NC工作機械動作経路のポストプロセス処理誤差計測
福岡県工業技術センター機械電子研究所牛尾雅樹氏、九州工業大学(現、藤井精工)蔵前法文氏、福岡県商工部新産業プロジェクト室神谷昌秀氏、九州工業大学楢原弘之氏・鈴木裕氏、安川電機藤田康裕氏は、同時5軸制御指令値をCLデータから生成する際に、動作経路誤差の観点から考察を加え、最適なNCデータ作成について検討した。その結果、NCデータ設定時における設定トレランス(許容誤差)の最適化により、同時5軸制御経路の精度向上を図れることがわかった。精密工学会誌Vol.73.1,p124(2007)。 |
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<ロボット>
生活支援ロボットへ進出
トヨタ自動車は6日、人間の日常生活を支援する「パートナーロボット」2体を開発し、初公開した。障害物を避けながら時速6キロで人やモノを運ぶ運搬ロボットとバイオリンを演奏できる2足歩行ロボット。2010年代初頭の実用化を目指して、実証実験を開始するという。 |
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<ロボット>
おもてなし、複数で作業
ホンダは11日、ヒューマノイド(人型)ロボット「ASIMO(アシモ)」の機能を強化し、複数台のロボットが協調して作業することが可能になったと発表した。アシモに搭載するソフトウェアを改良、協調作業や自律移動機能を強化した。バッテリー残量が減ると自ら充電器まで移動して充電。2010年以降のできるだけ早い時期に、接客用に実用化を目指すという。 |
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<医用機器>
複雑な動脈形状の生分解性人工血管
名古屋大学工学研究科福田敏男教授らは、患者個人の動脈形状に基づいた生分解性の人工血管用基礎構造物を開発した。生分解性ポリマーを用いた頚動脈の形状を再現。細胞がより接着しやすくなるように、多孔形状とした。この壁に細胞を培養すると生体内で人工血管として用いることができる。今後、内壁に細胞を培養する実験を行うという。 |