第49回 人類初の動力飛行をしたのは誰か? 矢田 恒二 2010年4月25日投稿
19世紀末に有人動力飛行の動力源として使えるたのは蒸気機関しかなく内燃機関はまだ発展途上にあった。
フランス人アデールはこの蒸気機関を用いて有人飛行を試みた。彼は蝙蝠の羽根のような翼を持つ機体を造り2台の竹製の4枚羽のプロペラを出力20Hp、17.5kgの2気筒蒸気機関で駆動する方式を採用した。この飛行実験は1890年10月9日に行われ、50mを飛んだ。その間20cm空中に浮いたらしく、これが人類最初の飛行実験でライト兄弟よりも13年早かったとされている。
一方、米国では
アメリカ人ラングレイはAerodromeと名付けた機体で実験を行なった。当時スペインと戦っていたマッキンリ大統領はこれに注目し5万ドルの補助金を与えてこの研究を支援した。そして1903年12月8日新聞記者の見ている前で有人飛行実験を行なったが、尾翼が衝突して飛ぶことなく失敗した。その結果税金の無駄遣いとして散々に叩かれた。彼の実験はライト兄弟の飛行実験成功の9日前であり、その機体は衝突事故さえなければ成功の可能性が高かったともいわれている。
その他、帝政ロシアの士官だった
モジャイスキは総出力50HPの3台の蒸気機関を載せた大型の飛行機を製作し、1884年に飛ばす実験をしたが20~30mの下り坂道で少し跳ね上がった程度で飛行とまでは行かなかったらしい。スターリン時代のソ連ではこれを人類初の有人飛行として宣伝した。浮き上がった高さはともかく最初の例とはいえる。
矢田技術士事務所資料 1資料 2資料 3
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機械技術の広場
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第48回 自動車用CVTに立ちはだかるコストの壁 矢田恒二 2010年03月15日投稿
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